ホームウェディングとは?費用はいくらぐらい?
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ホームウェディング結婚式のメリット
ホームウェディングとは、新郎新婦どちらかの実家、もしくは2人の新居で執り行う結婚式のことです。
多様化がすすむ現代、結婚式も従来の枠にとらわれず、挙式のスタイルが自由になり家族を大事にする小規模なものが増えています。
その中でも式場が自宅ならではのホームウェディングのメリットを解説します。
そして欠かせないのが、プロポーズ用の花束
近所のお花屋さんで急に用意はできません。
プロポーズの前日に花束が自分の手元に届くようにしっかり手配しておきましょう
\一生の思い出を/
① コストが小さく済む
従来の結婚式と違い、自分たちが主導で式作りをすることで大幅なコストカットが叶います。
特に大きな違いは挙式費用がかからない点でしょう。
- 「教会式」20~30万円
- 「神前式」10~20万円
一般的に多い挙式スタイルの「教会式」と「神前式」の相場はこのようになっています。
これだけの費用をカットできるのは大きな魅力ですね。
そのほか印刷物やムービー撮影など、通常プロに発注するものを自分で用意することでもコストを抑えられます。
その分チープにならないよう料理を豪華にする、装花で自宅を華やかに飾る、こだわりのウェディングドレスを着る、など重視したいものを調節できるのがメリットです。
ホームウェディングの費用は、ゲストの人数やどこまで自分で用意するかにより変わりますが、最低でも新郎新婦の衣装代と人数分の飲食代がかかることを踏まえてください。
② コロナ禍でも開催しやすい
新型コロナウイルスにより多人数の集まりが自粛され、結婚式のスタイルにも影響がありました。
コロナ禍以前の盛大に行われていた結婚式から、親族中心の小規模な挙式やフォトウェディングのみと多様化しています。
以前の生活に戻りつつありますが、多人数の集まりに不安を感じる人もいるでしょう。
限られた人数のホームウェディングなら、新型コロナウイルスに限らず、感染症が心配な高齢者も参加しやすい式作りができます。
リスクは減らしつつ、本当に大切な人たちとのあたたかなホームウェディングを楽しみましょう。
③ 手作りならではのアットホーム感
ホームウェディングの他にはない魅力は、抜群のアットホーム感でしょう。
広い式場で新郎新婦を眺めるだけの結婚式とは違い、隣に座ってお喋りをしたり一緒に余興で盛り上がったり、距離の近さにゲストの満足度も高まります。
堅苦しさのない和気あいあいとした雰囲気は自宅結婚式にしか出せない味わいです。
歓談がメインの自然体な式も良いですが、より楽しんでもらうなら以下のようなアットホームな演出作りもしてみましょう。
ゲストに合わせたおもてなし
一般的な結婚式ではプランが決められ画一的になりがちですが、手作りの結婚式ならゲスト一人ひとりに合わせておもてなしを用意することができます。
たとえばお酒が大好きな人には珍しい地酒を用意する、子どもの席をキャラクターグッズで飾り付けるなどです。
また高齢者や子どもの料理の肉を、あらかじめ食べやすくカットして出すといった配慮もできます。
一般的な結婚式では、料理への希望はアレルギーや妊娠中である申告しかできませんが、少人数なら柔軟に対応できるのがメリットです。
主賓を立てず新郎新婦がホストに回る
主賓とはゲストの代表として祝辞を述べる役割で、一般的に会社の上司や恩師など上の立場の人に頼みます。
しかし格式張ることを避けたいホームウェディングでは、主賓を立てず新郎新婦がホストに回ることでアットホーム感を増すことができます。
式の進行をしつつゲストの席を回り、一人ひとりに感謝を伝えましょう。
主役だけではなくもてなす側になることで距離が縮み、アットホームな結婚式作りができます。
④ 様々な年代の人にやさしい
自宅を式場にするホームウェディングのメリットは、ゲストにやさしい式にできることです。
どうしても結婚式に出席してほしい人がいるのに、式場まで来てもらうのが困難な場合があります。
祖父母などの高齢者だけではなく、現在妊娠中の方や赤ちゃん連れになる方。出席したい気持ちがあっても「迷惑になる」と断念する人は多くいます。
自宅を選ぶ理由の中には、こういった方々も出席しやすい環境を作れるからという人も多いでしょう。
車いすの方の周囲は広くスペースを取り、赤ちゃん連れなら中座しやすい場所に席を作る。自宅が式場なら柔軟にゲストに合わせた式作りができます。
このようなアットホームな結婚式と伝えられれば、ゲストも心置きなく出席しやすくなるでしょう。
ホームウェディング結婚式のデメリット
ホームウェディングは厳選したゲストを招いて自宅で和やかに開催できますが、デメリットになりやすい点もあります。
後悔が残る結婚式にしないために気をつけて準備しましょう。
① 特別な日感が薄くなる
ゲストと和気あいあいと楽しめるのが自宅で開く結婚式の醍醐味ですが、歓談だけを続けているとただのホームパーティーで終わってしまう可能性があります。
特別感を出すために、次のような結婚式作りを工夫しましょう。
あえて高砂席を作る
最近ではアットホームな演出のため高砂を作らない結婚式が多いようですが、自宅が式場ならあえて高砂を設置して、厳かな雰囲気作りをしてみましょう。
ゲスト席と距離を取ることで新郎新婦が主役として際立ちセレモニー感が増します。
演出でメリハリをつける
新郎新婦がずっと席にいることもホームパーティーのように感じる原因でしょう。
しっかりとお色直しなどの演出があると、式にメリハリが作られ適度な緊張感が出ます。
また料理のグレードを上げ高級感を出すことや、華やかな装花を飾ることでテーブルの見栄えが良くなり特別感を演出できます。
結婚式らしい余興をする
1番簡単なのは結婚式らしい余興を取り入れることです。
たとえばシンプルなウェディングケーキに参加者がデコレーションして完成させる演出は、その後のケーキ入刀とファーストバイトと続けられ結婚式らしさ満点です。
ほかにもリボンに通された結婚指輪をゲスト全員で新郎新婦のもとへ運ぶリングリレーは、少人数のホームウェディングにぴったりな演出でしょう。
② 主催側の準備が大変
ホームウェディングは型にはまらない自由な式にできますが、小規模とはいえ全てを一から作り上げるのは大変な作業です。
誰を招待するのかゲスト選びから引き出物の手配にドレス選び。プランナーのいる一般的な結婚式でも数か月以上準備に追われるところを、自宅を式場にする作業まであります。
どうしても自分たちだけで手作りしたい特別な理由がないなら、プロに依頼することも検討しましょう。
ホームウェディングのやり方
実家や新居でホームウェディングをすると決めたら、まずは「どんな式にしたいか」2人のプランと「自宅でどこまでするのか」を考えないといけません。
自分たちだけでなくプロの手を借りて、思い出に残るホームウェディングを実現しましょう。
【結論】ウェディングプランナーに依頼する
滞りなくホームウェディングを開催したいなら、プロのウェディングプランナーに依頼するのが確実です。
プランニングはもちろん、式場として自宅を整え装飾し、人前式の準備もおまかせできるのでセレモニー感もしっかり出るでしょう。
通常ウェディングプランナーは結婚式場に所属しているので、式場を使わない自宅での結婚式で雇うならフリーランスのプランナーになります。
式場所属で経験を積んだ方が独立しているため、お任せしても安心です。
一般的な結婚式では担当のプランナーを選ぶことはできませんが、フリーのプランナーならこちらから選べるので相性が良い人を探せるのも魅力です。
料金はプランナーによって違いますが、ホームウェディングのように小規模だと10万円程度が目安になります。
予算を伝えればそれに合ったプランニングを柔軟に提案してくれるでしょう。
飾り付けなど自分たちらしさも出したい
自宅で結婚式をする最大のメリットは、作法に縛られない自由度です。
庭や家の中全てを使って思い描いた演出ができるので、徹底的にこだわったオリジナリティ重視の結婚式が実現できます。
たとえば新郎新婦の共通の趣味をコンセプトにするのもいいですね。
キャンプ好きを集めて庭で肉を焼く、推しキャラのグッズを家中に飾る、釣り好きの新郎が魚をさばいて振舞う。このような変わった演出も自宅での結婚式ならではで、ゲストにも楽しんでもらえることでしょう。
ホームウェディングで気を付けたいこと
結婚式の多様化により注目を集めつつあるホームウェディングですが、まだまだ認知度は低いのが現実です。
招待するゲストへの配慮と、式場が自宅である注意点の再確認をしておきましょう。
自宅での結婚式であることを踏まえる
具体的に考える前にホームウェディングを決めてしまうと、プランが進行してから後悔することになりかねません。
2人のそれぞれの実家または新居、決めた家の広さは十分でしょうか。招待したい人数のゲストにくつろいでもらえるゆとりがあるかはとても重要です。
不安な場合は無理をして自宅を使わず、ゲストハウスを貸切って行うハウスウェディングを検討してみましょう。
立食プランなのか着席プランなのか明記
アットホームなカジュアルウェディングであることを伝えていると、立食なのか着席なのかイメージしにくい場合もあります。
到着してから想定と違った場合ゲストに迷惑をかける可能性もあるので、招待状にしっかり明記しておくと安心です。
ホームウェディングに決めた理由の説明
トラブル回避のためにも、ゲストへは必ず式場が自宅であることを伝えておきましょう。
一般的にホームウェディングと聞いても馴染みがない人が多く、うまく伝わっていない可能性があるためです。
相手がしっかり理解してくれるまで、なぜ自宅を使い結婚式をしたいのか、想いをこめて説明するとゲストも安心して出席してくれるでしょう。
駐車場の確保と自宅までの地図を用意する
結婚式場やホテルは立地条件が良くアクセスしやすいのがメリットですが、住宅街にある自宅では同じようにはいきません。
近くに駐車場を確保できるなら事前に準備しておき、自宅までのわかりやすい地図を渡しておきましょう。
駐車場を確保できない場合は、お車代を渡すだけではなく送迎の手配までしておくのが理想的です。