花の名前・自然由来の名前人気ランキング|ボタニカルネーム&ネイチャーネーム

名前は親から子どもに贈る最初のプレゼントなので、今の流行を取り入れつつ、最高の名前を付けたいですね。

名付けは考えるのが楽しみである一方、「どんな名前が人気?」「いま流行りの名前を付けるべき?」など頭を悩ませる人も多いでしょう。

この記事では、近年人気のボタニカルネームやネイチャーネームの由来と魅力、それぞれの人気ランキング、名付けで失敗しないコツなどを紹介しています。

子どもの名付けで悩んでいる方は、良い名前が見つかると思いますので、ぜひ最後まで確認してみてください。

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ボタニカルネームとネイチャーネームの由来と魅力

花や植物などの自然を由来にした名前ボタニカルネーム・ネイチャーネームは最近の名前のトレンドになっています。

しかし、あまり聞いたことがないという方もいるかもしれません。

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ボタニカルネームとは?植物由来の名前

ボタニカルネームとは植物に由来する漢字や読みを含む名前のことで、近年子どもの名づけで注目されています。

その魅力は、多くの人が植物にもつ良いイメージを名前にも反映できることです。

ボタニカルネームは名前に使われている植物の花言葉や見た目、特性のイメージからつけられています。

たとえば「蓮(れん)」は男の子のボタニカルネームとして人気の名前の1つです。

蓮の花を知っている人なら、夏の日差しの中で力強く咲く姿や泥から芽をだし、美しい花を咲かせる様子を想像するでしょう。

親は「困難な中でも力強く成長し、才能を開花させてほしい」という想いから「蓮」と名付けたと考えられます。

このようにボタニカルネームは植物の良いイメージが名前に反映されているのです。

ネイチャーネームとは?自然の美しさを表す名前

ネイチャーネームは自然の美しさ、力強さ、雄大さなどを感じさせる漢字や読みが名前に使われています。

ネイチャーネームには、動植物、宇宙、季節、季節、地形(海、川、山など)など自然界から由来した名前が付けられており、ボタニカルネームはネイチャーネームの一部です。

たとえば「陽翔(はると)」は男の子の人気のネイチャーネームの1つです。

「陽」という漢字からは太陽の温もり、「翔」には空に飛び立つイメージがあります。

「人に優しく世界に羽ばたく人になってほしい」「高みを目指し努力できる人になってほしい」という想いから名付けられたのでしょう。

このようにネイチャーネームは美しい自然の風景を感じさせ、自然の良いイメージを名前にも反映することができます。

人の名前が由来の花は?

花の名前は、その見た目や発見者、広めた人の名前が付けられることが多いです。

椿ツバキ)はスペイン人のG.J,Kmelによって、日本からヨーロッパに持ち帰られ、カメリア(Camellia)という英名がつけられています。

ボタニカルネーム花の名前・植物の名前人気ランキング

ボタニカルネームにしたいけれど、苗字との組み合わせや画数などを考えると中々決められないという方もいるでしょう。

そんな方に向けてボタニカルネームの人気ランキングを紹介しますので、参考にしてみてください。

男の子に人気の花の名前・植物の名前

男の子のボタニカルネームでは、樹木を表す名前や力強さを感じさせる名前が上位に入りました。

変化の激しい世の中でも逞しく生きてほしいという願いをもつ人が多いからなのかもしれません。

名前(読み方)名前のイメージや意味
蓮(れん)蓮の花言葉「清らかな心」から、心が美しいことを連想させます。
また、蓮は泥の中で育ち美しい花を咲かせることから逞しい印象です。
「蓮」という名前には困難な状況の中でも逞しく育ってほしいという想いが込められていると考えられます。
樹(いつき)小さな芽が大きく成長して樹になります。
この様子から「生命力」「健やかな成長」「逞しさ」を連想する人は多いでしょう。
また、空に向かって伸びるため真っ直ぐと筋の通った人に育ってほしいという願いからつけられたと考えられます。
楓真(ふうま)楓は秋に赤く紅葉することから、「温かさ」「秋」を想像させる漢字です。
「真」は真心や純真に使われていることから「愛情」「誠実」「まっすぐ」「真ん中」などのイメージをもつ人が多いでしょう。
「楓真」という名前は温かみのある誠実な人になってほしいという想いからつけられたと考えられます。
楓(かえで)「楓」は秋生まれの子どもに多い名前です。
紅葉する楓のイメージから、「秋」「温かさ」をイメージすることができます。
また、楓の花言葉「大切な思い出」「美しい変化」の印象から名前がつけられることもあるでしょう。
彩のある人生を歩みますように、温かく優しい人になってほしいという想いからつけられた名前だと想像できます。
柊(しゅう)冬生まれの子どもにつけることが多い名前が「柊」です。
魔除けの植物として知られている柊には「信用深さ」「先見の明」「あなたを守る」などの花言葉があります。
このイメージから大切な人を守れる人になるように、不運から身を守れるようにという想いでつけられたのでしょう。

女の子に人気の花の名前・植物の名前

女の子のボタニカルネームでは可愛らしい草花を表す漢字が人気でした。

草花を意味する漢字は女の子の名前にぴったりなので、どの字にしようか悩むこともあるでしょう。

そんなときは「どんな想いを名前に込めたいか」も一緒に考えると、決めやすくなります。

名前(読み方)名前のイメージや意味
陽葵(ひまり)「陽」は「温もり」「明るさ」「優しさ」などの意味があります。
「葵」は夏の花であるヒマワリやタチアオイに使われている漢字です。
花言葉「あなただけを見つめる」「憧れ」「野心」「大望」「豊かな実り」の印象は名前にも派生されます。
「陽葵」という名前は太陽のように明るく、前向きで優しい女の子に育ってほしいという想いからつけられたのでしょう。
芽依(めい)読み方の「めい」は英語の「May」と同じ発音で日本語では5月を意味します。
多くの人が爽やかな風と芽吹いた植物が成長していく季節をイメージするのではないでしょうか。
「依」は「依然」という熟語から「変わらない」「ありのまま」という意味です。
「芽依」という名前には、自分らしく伸びやかに成長していってほしいという願いが込められていると想像できます。
結菜
(ゆいな、ゆな、ゆうな)
「結」という字は「人と人をつなぐ(結ぶ)」や「努力が実を結ぶ」のように使われ、良いイメージをもつ漢字です。
また、や行にはゆるんだ響きや余裕を感じ、優しい印象をもちます。
「菜」は菜の花の色である「黄色」「明るさ」「春」を想像させる漢字です。
「結菜」という名前には人と人をつなぐ優しく明るい子になってほしいという想いが込められていると考えられます。
琴葉(ことは)日本の伝統楽器の琴は平安時代には貴族の教養として広まりました。
漢字の「琴」には「上品」「芸術的に秀でている」というイメージがあります。
「葉」は青々とした葉をもつ植物のように、健やかな成長を連想させる漢字です。
「琴葉」という名前からは秀でた才能をもち、健やかに育ってほしいという親心が感じられます。
莉子(りこ)植物のジャスミンを漢字で「茉莉花」と書くことから「莉」は香水として人気のジャスミンをイメージさせます。
ジャスミンの花言葉「愛らしさ」「優美」や花の可憐な佇まいは、周囲の人たちから愛される女性を連想させるでしょう。
「莉子」という名前にはジャスミンのように人から愛される子に育ってほしいという願いが込められていると考えられます。
参照データ:株式会社ベビーカレンダー「2023 年生まれの赤ちゃん 8 万人の名前を大調査!」

ネイチャーネーム自然由来の名前人気ランキング

ネイチャーネーム人気ランキング

子どもの名前にネイチャーネームをつけようと思ったとき、どの名前が人気なのか気になる方もいるでしょう。

ネイチャーネームについても男女ともに人気ランキングを紹介します。

男の子に人気の自然由来の名前

男の子のネイチャーネームでは、「空」や「海」をイメージさせる漢字に人気が集まりました。

これらの漢字からは「広さ」をイメージできるため、器の大きな人になってもらいたいと考える方が多いのかもしれません。

名前を決める際には、子どもの未来の姿やどんな人になってほしいのか考えながら決めるのもおすすめです。

名前(読み方)名前のイメージや意味
陽翔
(はると、ひなと、あきと)
「陽」は「明るさ」「優しさ」「温もり」など太陽からくるイメージが多く、春や夏生まれの子どもに人気の名前です。
「翔」は「かける」と読むことから「駆け上がる」、右の羽部から「羽ばたく」が連想できるでしょう。
高みを目指し努力する子に育ってほしい、世界に羽ばたく子に育ってほしいという想いからこの名前がつけられたと考えられます。
碧(あおい)「碧」は美しい青い宝石や緑がかった青色のことをさします。
ここから「きらきらと輝く」「冷静」「海」「空」などが想像できるでしょう。
「碧」には宝石のように輝く人生を送ってほしい、心が澄んだ優しい人になってほしいという想いが込められていると考えられます。

(そう、みなと)
「湊」は「水が集まるところ」を意味する漢字です。
ここから「人が集まるところ」「社交的」「人に好かれる」といったイメージをもつことができるでしょう。
名前の「湊」には人に好かれる子になってほしいという願いが込められていると想像できます。
結翔(ゆいと)「紐を結ぶ」に使われている「結」は「モノや人をつなぐ」意味をもっています。
「翔」は読み方「かける」や字の右の羽部から「はばたく」や「翼」などを連想させるでしょう。
「結翔」という名前は人とのつながりを大切に世界にはばたく人になってほしいという想いからつけられたと考えられます。

(あおい、そう、あお、そら)
「蒼」という字は読み方から、青い色を思い浮かべる人が多いかもしれません。
しかし、正確には「青々と茂った草の色」をさします。
また、雲一つない青い空を「蒼穹」見渡すかぎり青いさまを「蒼茫」と呼ぶことから、果てしなく広大なイメージがもてるでしょう。
「蒼」という名前には大きな夢をもった人になってほしいという想いが込められていると想像できます。
参照データ:株式会社ベビーカレンダー「2023 年生まれの赤ちゃん 8 万人の名前を大調査!」

女の子に人気の自然由来の名前

女の子のネイチャーネームでは「美しさ」をイメージさせる名前が多く上位に入りました。

「美しさ」と一言でいっても、雰囲気はそれぞれ違います。

どんな大人になってほしいのか、子どもの成長に想いを馳せながら名前を決めるのも良いでしょう。

名前(読み方)名前のイメージや意味
凛(りん)「凛」は寒さが厳しく、身がひきしまることを意味する漢字です。
そこから派生し「芯がある」「上品な美しさ」というイメージがもてます。
「凛」という名前には自立し芯がある美しい人になってほしいという想いが込められているのでしょう。
翠(すい、みどり)「翠」は羽の色が美しいカワセミを意味します。
カワセミは漢字で「翡翠」と書くことから「川の宝石」とも呼ばれているのです。
「翠」はカワセミから「活発」「元気」、宝石の翡翠から「美しい」「透明感のある」「癒し」などが想像できます。
「翠」には澄んだ美しい心をもつ人になってほしい、健やかに育ってほしいという願いが込められているのでしょう。
紬(つむぎ)「紬」は繭から糸を引き出しよりをかけて織った織物で、緻密な柄と丈夫さが特徴的です。
高級品の大島紬や結城紬でも知られています。
気遣いができる上品な人地道に努力ができる人になってほしいという想いがこの名前に込められているのでしょう。
(ゆあ)「結」は「団結」「実を結ぶ」「人との結びつき」などの意味があります。
」は「温かさ」「大切」「幸福」などの意味で名前に使われることが多いです。
「結愛」は人とのつながりを大切にし、愛される子に育ってほしいという願いからつけられたと想像できます。
結月(ゆづき)「結」という字から「人と人をつなぐ」「実を結ぶ」「団結」などをイメージする人は多いでしょう。
「結」を使う場合、これらのイメージから「人に好かれるように」「努力ができる人になるように」という願いが込められます。
「月」は幻想的な月の姿から「凛とした雰囲気」や「美しさ」をイメージできる漢字です。
「結月」には、人との付き合いを大切にできる凛とした美しい人になってほしいという想いが込められていると考えられます。
参照データ:株式会社ベビーカレンダー「2023 年生まれの赤ちゃん 8 万人の名前を大調査!」

ボタニカルネームとネイチャーネームの名付けで失敗しないコツ

「誰ともかぶらない名前にしよう」「特別な名前にしたい」と思い、一風変わった名前を考える人もいるでしょう。

しかし、あまり凝りすぎると名前だけ浮いてしまい、子どもが悲しい思いをすることもあります。

そうならないためにも、名前を決めるときの注意点を下記にあげました。

名前を決める際の参考にしてみてください。

① 発音しやすさと綴りのシンプルさで選ぶ

日常の中で名前を呼ばれたり、書いたりする場面は多くあります。

そのため、誰が呼んでも呼びやすく書きやすいシンプルな名前が好まれるでしょう。

画数が多すぎると、名前を書くことにエネルギーを使いすぎて疲れてしまうこともあります。

見慣れない漢字の名前はその都度読み手の頭を悩ませ、間違って名前を呼ばれた子どもは修正をしなければなりません。

そうならないためにも、発音がしやすくシンプルな綴りになるように気をつけましょう。

② 漢字の意味や象徴を理解しておく

名前を決めるときは、使われる漢字の意味や象徴を理解しておきましょう。

子どもが成長すると、自分の名前の由来に興味をもつこともあります。

学校の授業の一環で自分の名前について調べる場面があるかもしれません。

子どもは自分の名前の由来を親から教えてもらえると、自分のことを大切に思ってくれているという実感が湧くでしょう。

親も自分たちにとって子どもが大切な存在だということを伝える良い機会になります。

子どものためにも、名前に使われる漢字の由来や意味を伝えられるようにしておきましょう。

③ 一般すぎず珍しすぎない名前を選ぶ

子どもの名前を決めるときは、ありきたりすぎず珍しすぎない名前を選ぶようにしましょう。

あまり珍しい名前をつけてしまうと、友だちの中で目立ってしまうこともあります。

目立つことを好む子どもの場合、負担に感じないかもしれません。

しかし、控え目な性格の子どもだった場合、読み方に戸惑う人に申し訳ない気持ちになってしまう可能性もあります。

子どもに負担をかけないためにも、名前を決めるときには最後に一般的すぎないか、珍しすぎないかを考えるようにしましょう。

④ 略称やニックネームまで考慮する

子どもの名前を決めるときには、略称やニックネームまで考えるようにしましょう。

子どもが学校に入学し友だちができると、自然とニックネームで呼ばれる場面はふえるものです。

しかし、あまりに個性的な名前をつけたことが原因で子どもがいじめにあう可能性もあります。

子どもによっては気にしたり、傷つく子もいるでしょう。

名前が決まった際には「どのようなニックネームになるのか」も合わせて考えるのが大切です。

⑤ 年齢を重ねても自然な名前にする

年を重ねても自然な名前をつけることは、名付けの際に注意したい重要なポイントです。

「そのときのトレンドや人気の有名人の名前を子どもにつけたい」と思う人は多いでしょう。

しかし、トレンドを気にしすぎて名付けをした場合、一緒のクラスに同じ名前の子どもが何人もいる可能性もあります。

また、名前が奇抜すぎると友達に冷やかされたり、成人してから思い悩むかもしれません。

そのため、子どもの名前を決めた後に「年を重ねても問題のない、自然な名前かどうか」もう一度考えるようにしましょう。

ボタニカルネームとネイチャーネームに関するよくある質問

子どもが1人目の場合、ボタニカルネームやネイチャーネームという名前を聞いたことがないという人もいるでしょう。

これから一生使うと思うからこそ、親は子どもに素敵な名前をつけてあげたいと思うはずです。

そこで、ボタニカルネームやネイチャーネームに関するよくある質問を紹介します。

ボタニカルネームとネイチャーネームを選ぶメリットは?

人に良い印象を与えられるということがボタニカルネームとネイチャーネームを選ぶメリットです。

ボタニカルネームとネイチャーネームには、それぞれ美しい季節をイメージさせる漢字が使われています。

夏生まれなら夏が旬の花、冬生まれなら冬をイメージさせる漢字を使うといつ子どもが生まれたか想像することができるでしょう。

印象に残りやすいので、友人や知人に顔や誕生日を覚えてもらいやすくなります。

ボタニカルネームとネイチャーネームが人気の理由は?

ボタニカルネームとネイチャーネームは、植物や自然の美しいイメージを名前に反映させられるので人気があります。

また、平和や癒やし、環境意識への高まりなどの時代背景なども影響しているようです。

名前を決めるとき、「画数」「響き」「縁起の良さ」などどこに重点を置けば良いかわからなくなることもあるでしょう。

植物や自然に対し良いイメージをもつ人は多いので、ボタニカルネームとネイチャーネームは自然と良いイメージの名前になります。

キラキラネームとの違いや懸念点は?

キラキラネームとはその時代の風潮が表れている簡単に読めないような珍しい名前をさします。

たとえば、光宙(ぴかちゅう)、紅玉(ルビー)、一二三(ワルツ)などが一時期話題に挙がっていました。

ボタニカルネームとネイチャーネームは良い印象の名前が多いのに対し、キラキラネームには読みにくく、恥ずかしさや不便さを感じるでしょう。

しかし、ボタニカルネームやネイチャーネームの中にはキラキラネームのように読みにくく、画数が多い漢字もあります。

ボタニカルネームやネイチャーネームをつけるときにも、読みにくくないか、書きにくくないかを最後に確認することが大切です。

今話題のボタニカルネームとネイチャーネームを検討しよう!

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植物由来のボタニカルネームや自然由来のネイチャーネームは、近年では名前ランキング上位に挙がるなど、多くの親から人気があります。

今回はボタニカルネーム、ネイチャーネームそれぞれの2023年の人気ランキングや名付ける際の注意点などを紹介しました。

また、出産祝いを贈る相手の赤ちゃんの名前がボタニカルネームやネイチャーネームなら、名前のイメージに合ったお花や誕生花をプレゼントしても喜ばれるでしょう。

出産したばかりの女性にもお花は癒しになりますので、香りが強くなく花粉が飛ばないなど手入れしやすいお花を選ぶと良いです。

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