プロポーズ後の流れは?結婚式までに決める事・段取り完全マニュアル
人生のなかで大きなイベントのひとつである「プロポーズ」ですが、実は無事に結婚が決まったあとも考えなければいけないことがたくさんあります。
両親や家族への挨拶をはじめ友人や会社の人への報告、結婚式をするのかどうかなど、二人で話し合うことは山積みです。
本記事では、無事にプロポーズを終えたあとのカップルが次にやるべきことをひとつずつ解説していきます。
二人でしっかりと目を通して、話し合うべき内容や今後やりたいことを決めてくださいね。
目次
INDEX
結婚式までに決める事・段取り完全マニュアル
結婚式を挙げる場合には、式の打ち合わせ以外にもさまざまな準備や段取りがあります。
二人で協力しながらひとつずつクリアして、素敵な結婚式当日を迎えられるようにしましょう。
① 婚約指輪を購入する
結婚といえば、やはり「指輪」を準備したいと考えるカップルが多いのではないでしょうか。
プロポーズの際にサプライズとして相手に渡す場合もあれば、結婚が決まったあとに一緒に選ぶカップルも増えています。
なかには、指輪は買わずにほかのアクセサリーや小物を購入したり貯金に回したりするパターンもありますが、今回は多くのカップルが結婚の際にイメージする「婚約指輪」の購入について紹介します。
事前に予算とイメージを話し合う
特別なものだからこそ、自分たちが納得できる指輪を選ぶようにしましょう。
決して安い買い物ではないので、価格帯に迷う場合には収入に見合うものを選ぶことをおすすめします。
目安としては給料の1~2ヶ月分ほどの金額で、平均的には20~50万ほどの指輪が人気です。
結婚指輪と合わせて重ね付けがしやすいデザインのものを選ぶと、長く使い続けることができますよ。
予約~受け取りまでの期間は平均1ヶ月
欲しい指輪が決まっても、購入したその日にすぐ受け取れるわけではありません。
購入を決めた当日は「予約」という形での契約となり、実際に指輪を受け取れるのは平均で約1ヶ月後。
サイズ直しや刻印といったこだわるポイントが多かったり、人気のブランドの品であれば遠方からの取り寄せになったりと、さまざまな事情で受け取りまでの期間が前後することを覚えておきましょう。
② 親に結婚の報告
二人の結婚が決まったら、まず両親や家族へ報告をする機会を設けます。
家族にとって「二人は結婚するのだろう」と予想ができていた場合でも、改めて報告や挨拶をすることでお互いに結婚の実感が湧くので、きちんとした報告はおすすめです。
双方の親の都合を聞きスケジュール調整
親に結婚することを伝えたら、改めて婚約者を交えた挨拶の場を設けるためにスケジュールの調整をします。
親やほかに顔を合わせる家族の都合に合わせて、婚約者と一緒に余裕をもって過ごせる日程を選びましょう。
挨拶をする順番は、女性と男性どちらの家庭からでも構いませんが、一般的には女性側への挨拶を先に済ませるパターンが多いようです。
親や家族の情報を交換する
挨拶の場では、家族や婚約者のお互いについて詳しく話す時間が多くなることが予想されます。
そのため、婚約者には事前に親や家族の情報を伝えておくと良いでしょう。
好きなものや性格、生い立ちなど話の役に立ちそうな情報は積極的に共有することでスムーズに話ができ、婚約者に自分の家族を知ってもらう良い機会にもなりますよ。
親から聞かれそうなことを擦り合わせる
親や家族から質問をされそうな内容については、事前に二人で擦り合わせておくことをおすすめします。
予想できる質問に対する答えをしっかりと準備しておけば、当日に緊張したり混乱したりする可能性を低くすることができるでしょう。
よくある質問をいくつか以下に紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
- 結婚後の仕事について
- 結婚後の住居・引っ越しのこと
- 入籍日や結婚式の予定など
- 二人の馴れ初めや相手の好きなとこ
当日の服装を決定
互いの家に訪問する時には、身なりや服装にも気を付けるようにしましょう。
二人の将来に関わる大切な話をするので、なるべく見た目の印象は良くしておくと安心感を与えることができます。
Tシャツにジーンズといったカジュアルな服装は避けて、清楚でフォーマルなファッションがおすすめです。
男性であれば、無難にスーツを着ていくと良いでしょう。
また、服装と同時に髪型や持ち物への配慮も欠かさないようにしてください。
手土産を用意
挨拶の際には婚約者の実家にお邪魔することになるため、必ず手土産を準備してください。
婚約者を通して、事前に好みを調査しておくと悩まずに済みます。
また、手土産は形に残るものよりは食べるものを選ぶのが無難です。
持って行った手土産は、その場で一緒に食べることになる可能性も考慮しておくと良いでしょう。
安すぎたり高すぎたりするものは避け、3,000円前後で一緒に食べられるような小分けにできるタイプを選ぶと間違いありません。
③ 結婚式の日取りと場所を決める
結婚式を挙げる場合は、希望通りに挙式ができるように早めに日取りや場所を決めましょう。
次から次へと決めることややるべきことが出てくるので、プロポーズを終えたあとはなるべく早めの行動をおすすめします。
日取りは結婚式の12ヶ月~6ヶ月前までには決めたい
式を挙げたい結婚式場を決めたら、なるべく早めに日程を抑えます。
希望する日取りがある場合、できれば12ヶ月、遅くても6ヶ月前までには式場に問い合わせておきましょう。
人気の式場であれば、希望の日どころか何ヶ月も先まで予定が埋まってしまっている場合があるので気を付けてください。
ざっくりした参列者候補をリスト化
結婚式へ招待する人は、実際に式場や日取りが決まったあとに打ち合わせをしながら考えても遅くはありません。
しかし、式場を決める際には式の規模によって使用する会場が異なるので、最初にざっくりで構わないので参列者候補を洗い出しておくと話がスムーズに進みます。
おおよその人数のほかに実際に招待したい相手をリスト化しておけば、式の規模や都合の良い日程などが具体的にイメージがしやすくなるでしょう。
場所は親にも相談してみる
式を挙げる場所は、二人の希望のみならず親の意見も参考にしてみてください。
過去の経験や知識から式場の評判を教えてくれたり、立地や行きやすさなどを考慮してアドバイスをくれたりと、相談をして損はありません。
当人である二人の意見が最優先ではありますが、より素敵な式にするためには親や家族に協力してもらうことをおすすめします。
式のイメージ共有も大事
新郎新婦それぞれに「理想の式」のイメージがあると思います。
そのため、結婚式の話が具体的になってきたタイミングで互いのイメージを共有し、しっかりと話をする機会を設けてください。
とことん話し合って楽しみながら、二人が納得できるような式を作り上げていきましょう。
2次会を開くなら早めに連絡を
披露宴のあとに2次会の開催を計画する場合、招待したい相手には早めに連絡をするようにしましょう。
挙式や披露宴が遅い時間である場合はなおさら、2次会の開催時間も遅くなってしまいます。
当日や翌日に用事が控えていたり家庭の事情で早く帰らなければいけなかったりと、参列者にもさまざまな事情があるので、早めに伝えることで調整がしやすくなるでしょう。
また友人に2次会の手配を任せる場合は、場所を探したり予約をしたりとやることが多くあるので、一日でも早く依頼するようにしてください。
衣装や引き出物など具体的な準備
挙式や披露宴を行う際には、打ち合わせを通して決めることや自分たちで準備することが無数にあります。
二人でしっかりと話し合って、ひとつずつ計画的に決めていきましょう。
主な内容は以下の通りです。
- 式のプログラム
- 披露宴の料理
- 披露宴会場の装飾や花
- ゲストへの引き出物
- 余興の有無や依頼先
④ 両家の顔合わせ
結婚して同じ籍に入るからには、婚約者の親への挨拶のみならず両家の家族同士の顔合わせも必要です。
全員にとって気持ちが良い時間が過ごせるように、準備や手配をスムーズに進めていきましょう。
時期は結婚式の6ヶ月~3ヶ月前の期間が目安
顔合わせは、結婚式当日の半年ほど前から遅くとも3ヶ月前までには済ませておくことをおすすめします。
顔合わせを後回しにしてしまうと、式の日程が近づくほどに忙しくなったり両家の都合が合う日が見つからなかったりと、バタバタしてしまう可能性があるでしょう。
なるべく早めに互いに両親に話をして、計画を進めることが大切です。
結納する場合(正式結納)
仲人が新郎と新婦の家を行き来する「正式結納」を行う場合には、まず信頼できる仲人を決める必要があります。
新郎側から預かった結納品を持った仲人が新婦宅へと行き、今度は新婦側より結納品を受け取った証である「受書」と「結納返し」を預かって新郎宅へと届ける流れが一般的です。
昔からのスタイルを大切にしている家庭であれば結納をする可能性が高いものの、近年では顔合わせは簡単に済ませるという家庭も増えています。
結納する場合(略式結納)
正式結納よりも少し手順が省略された「略式結納」では、ホテルや料亭などの場を使用して結納を行います。
新郎側が結納品、新婦側が受書のみを用意して、仲人や結納返しなどの有無は家庭によって異なります。
結納しない場合
近年は結納品や受書などの受け渡しを行わず、ホテルや料亭にて両家が挨拶のみを実施するパターンがあります。
結納品ではなく結納金や記念品などを贈り合ったり、美味しいものを食べて笑い合ったりと、終始和やかな雰囲気で行えるため人気です。
堅苦しい雰囲気が苦手な方や、両家とも結納を重視していない家庭であれば、おすすめの顔合わせ方法と言えるでしょう。
⑤ 2人の新居を探す
結婚後に2人で暮らす新居探しも、なるべく早い段階で進めておくと良いでしょう。
互いの住みたい家のイメージや引っ越しの時期をよく話し合いながら決めてください。
いつ引っ越すのが良い?
引っ越しは、結婚式の準備と重なる時期は避けて行うようにしましょう。
結婚式の話が本格的に進んでくると、ほかに決めることや準備が増えて忙しくなるので引っ越しをする余裕はなくなってしまいます。
そのため、引っ越しはプロポーズの直後に検討するか、挙式や披露宴がすべて終わって落ち着いたタイミングでするのがベストです。
忙しい時期を避けると心身ともに余裕ができるので、2人にとってより良い家探しができますよ。
持ち家か?賃貸か?
一緒に住む家を決める際には、まず持ち家にするか賃貸にするかを確定させなければなりません。
自分たちの家を持ちたいと考える夫婦が多いようですが、実際には最初のうちは結婚式や新生活で出費も多いため賃貸を選ぶことが多いようです。
約80%の夫婦が賃貸を選び、生活が落ち着いたり子どもができたりしたタイミングで持ち家の購入や建築を検討しています。
しかし持ち家の希望が強い夫婦であれば、一日でも早く持ち家を契約することで、トータルの出費が抑えられたり早く生活を安定させたりできるメリットがあります。
一方で、転勤の可能性がある場合や持ち家についてじっくり検討したいと考える夫婦は、賃貸を選ぶと良いでしょう。
⑥ 結婚指輪を購入
挙式当日には「指輪の交換」を行うため、必ず事前に結婚指輪を購入しておきましょう。
また、夫婦となる喜びを実感しやすくなるので結婚指輪を準備することは非常におすすめです。
生涯飽きずに愛用できるように、2人で納得のいくデザインの指輪を購入してください。
結婚指輪と婚約指輪の違い
プロポーズの際や、結婚を決めたタイミングで女性に贈る指輪を「婚約指輪」と呼ぶ一方で、結婚後の2人が夫婦の証としてお揃いで着用する指輪を「結婚指輪」と呼びます。
婚約指輪は、パートナーへの想いや愛情の大きさを表現する方法のひとつであり、必ず必要となるものではありません。
しかし、結婚指輪は生涯身につける大切なものとなり、挙式でも必要となるのでしっかりと用意するようにしましょう。
また、結婚指輪は夫婦どちらも着用するお揃いの指輪となるため、2人が納得できる好みのデザインにする必要があります。
なるべくシンプルな指輪を選ぶと何歳になっても飽きることなく、さまざまなファッションにも合わせやすいのでおすすめです。
婚約指輪の場合は、基本的に婚約中の時期に着用することが多いものの、結婚指輪と合うデザインのものを選ぶと長く愛用することができますよ。
結婚式の3ヶ月前には購入したい
婚約指輪と同様に、結婚指輪もサイズ直しや刻印といった注文内容によって受け取りまでに時間が掛かります。
結婚式の直前に購入を決めると、希望するブランドやデザインの指輪が買えなかったり当日に間に合わなかったりと、失敗してしまう可能性もあるでしょう。
一生ものの買い物となるので、後悔しないように早めに準備するようにしてください。
⑦ ハネムーンを検討する
ハネムーンは、それぞれの夫婦によって理想や希望がまったく異なるのできちんと話し合っておくことが大切です。
大前提としてハネムーンの希望があるのかを確認し、2人が希望する場合には時期や行き先を念入りに計画しましょう。
ハネムーンの時期はいつ?
ハネムーンと言えば、結婚式の直後に行くイメージがある方が多いのではないでしょうか。
しかし、最近では2人で相談して都合の良いタイミングを選ぶ夫婦が増えているようです。
県外や国外の式場を選んで結婚式とハネムーンを兼ねて同時に行ったり、結婚式からしばらく経って金銭面や生活に余裕ができてからゆっくり楽しんだりと、時期の選び方は夫婦によってさまざま。
2人の仕事の都合や生活スタイルなどを考慮して、無理なく楽しめる時期を選択してください。
最近は国内も人気
長年ハネムーン先には国外を選ぶ夫婦が多い傾向にあったのですが、最近では国内旅行も人気が高まっています。
どちらか片方でも海外旅行に不安があったり慣れていなかったり、まとまった休みが取れなかったりする場合は、無理せず国内での旅行を立ててみると良いでしょう。
なるべく特別感を味わいたい場合は、自分たちの住まいから一番離れている地域や離島などを選んでみてはいかがでしょうか。
また、あえて2人の思い出の地や好きな場所を訪れてのんびりと過ごすひとときも、きっとかけがえのないものとなりますよ。
⑧ 婚姻届を提出
当たり前ですが、結婚は互いが同じ気持ちになっただけでは成立しません。
役所に「婚姻届」を提出してはじめて、その日から夫婦となるので忘れないようにしましょう。
婚姻届を提出するにあたり用意するもの
まず必ず用意するべき「婚姻届」は、基本的に役所で貰うことができます。
ほかにも、結婚情報誌の付録やインターネットから購入したりダウンロードしたりできるので、ぜひ好きなデザインの婚姻届を見つけてみてください。
婚姻届を書く際には、必ず「保証人」の記入も必要になります。
両親や2人の出会いのきっかけになった方、お世話になった方などに直接依頼して書いてもらってください。
また、どちらかの本籍地が異なる場合や夫婦で新しい土地に引っ越す際には「戸籍謄本」の提出が必要となるので、事前に本籍地の役所で発行しておきましょう。
入籍した日が結婚記念日
一般的に「結婚記念日」と呼ばれる日は、婚姻届が受理された入籍日のことを指します。
プロポーズをされた日や結婚式を挙げた日ではないので、結婚記念日に希望がある人は気を付けてください。
【2023年】縁起の良い入籍日
1年のなかには、入籍をする際に縁起が良いと言われている日があります。
- 一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
- 天赦日(てんしゃにち)
- 天恩日(てんおんにち)
- 大安(たいあん)
上記4つの「縁起が良い日」に関して、2023年はどの月日が当てはまるのかを紹介します。
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)
10月
- 5日(木)
- 15日(日)
- 18日(水)
- 27日(金)
- 30日(月)
11月
- 11日(土)
- 12日(日)
- 23日(木・祝)
- 24日(金)
12月
- 5日(火)
- 6日(水)
- 7日(木)
- 8日(金)
- 19日(火)
- 20日(水)
- 31日(日)
天赦日(てんしゃにち)
- 10月17日(火)
天恩日(てんおんにち)
大安(たいあん)
10月
- 6日(金)
- 12日(木)
- 17日(火)
- 23日(月)
- 29日(日)
11月
- 4日(土)
- 10日(金)
- 14日(火)
- 20日(月)
- 26日(日)
12月
- 2日(土)
- 8日(金)
- 13日(水)
- 19日(火)
- 25日(月)
- 31日(日)
【2023年】語呂合わせの良い入籍日
語呂合わせの良い日も入籍日として縁起が良いと言われています。
2023年後半のおすすめの日は以下の通りです。
10月
11月
12月
2人の記念日も思い出になる
出会った日や付き合い始めた日といった2人だけの特別な日も、入籍日の選択肢としてはぴったりです。
入籍日に悩んで決まらない時には、ぜひ2人にとって思い出深い日を選んでみてください。
⑨ 結婚式前日の準備
いよいよ結婚式を翌日に控えたタイミングでは、きっと不安や緊張で落ち着かない一日を過ごすことになるでしょう。
しかし、より良い状態で当日を迎えるためにも、できる準備はしっかりとこなして当日を迎えてください。
持ち物チェックリストを再確認
挙式や披露宴で必要なものや、あると便利な持ち物などを事前にチェックリストにしておくと落ち着いて準備ができます。
式場でレンタルする衣装や小物のほかに、持参するジュエリーや化粧品など、忘れ物がないように念入りに確認するようにしましょう。
親・関係者への挨拶
親や家族、お世話になった相手などに事前に挨拶をしておくと当日を気持ちよく迎えることができます。
とくに主賓や媒酌人、受付や二次会の幹事といった「挙式や披露宴の関係者」に対しては、改めて「明日はよろしくお願いします」という旨を伝えるようにしましょう。
スピーチのリハーサル
披露宴の場では、新郎新婦がそれぞれゲストに向けたスピーチを行うことがあります。
ウェルカムスピーチや謝辞など、スピーチが決まっている場合にはなるべく多くリハーサルをしておくと安心です。
内容を見直したりメモを用意したりと、準備をしっかりと整えておくことが緊張の緩和へと繋がります。
【注意】結婚式前日に避けたい行動
前日は、不安や緊張から何度も繰り返し準備や確認をしてしまいたくなるでしょう。
しかし、翌日に寝不足や体調不良になってしまっては台無しなので、張り切って準備をするのはほどほどにして十分な睡眠をとれるように心がけてください。
気分が盛り上がって、友人と多量の飲酒や夜遊びをしたり美味しいものを食べすぎたりすることは避けて、ハメを外すのは無事に当日を迎えたあとにしましょう。
悔いの残らない素敵な結婚式にするためには、事前の入念な準備と心構えが重要です。