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胡蝶蘭を育てる基礎知識(初級編)

胡蝶蘭に霧吹き

その見た目が非常に美しく上品で、しかも豪華な雰囲気の胡蝶蘭はまさに「花の女王」と呼ぶにふさわしい花だと思います。
だからこそお祝いの贈り物に重宝されて人気も高いのでしょう。

胡蝶蘭は熱帯地方のジャングルで生育する植物ですから厳しい寒さの冬を含めて四季のある日本では素人が胡蝶蘭を栽培するなど絶対に無理と決めつける方も多いと思います。
でも、胡蝶蘭自体は意外と生命力が強くて、温度管理や適切な水やり、植え替えなどをきちんと実行すれば40~50年もの寿命があるとされている強靭な植物なのです。

そんな美しくて魅力的な胡蝶蘭を自宅で毎年花を咲かせてみたくありませんか?
この記事でははじめて胡蝶蘭を育てる方や頂き物の胡蝶蘭を長持ちさせたい方の為に胡蝶蘭を育てる基礎知識をまとめてみました。

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お花を贈るマナーは難しいと感じる

胡蝶蘭の花を長く咲かせる為の上手な水の上げ方

胡蝶蘭のお水の与え方

綺麗に咲いている胡蝶蘭を自宅で育てる際に、枯らしてしまう最大の原因は水の与え方の失敗です。。

水やりの量と頻度の目安はこちら
4月~6月:コップ一杯 10日に1回くらい(湿度が高い場合は減らす)
7月~9月:コップ一杯 5日に1回くらい (湿度が高い場合は減らす)
10月~12月:コップ1杯 15日に1回くらい
1月~3月:コップ一杯 20日に1回くらい(乾燥しているようであれば増やす)

また水を与える目安は鉢の表面に敷いてある水苔や用土に指を差し入れて乾燥しているか確かめるようにします。
完全に乾燥していなければ、水を与えなくて大丈夫です。

冬場にエアコン暖房などをしている場合には乾燥しやすい為、霧吹きなどで葉に湿り気を与えるのも良いでしょう。
水やりや霧吹きは天気の良い午前中に行うようにし、当日中に水分が乾くようにしましょう。

枯れた胡蝶蘭をもう一度咲かせるには肥料が大切

胡蝶蘭の肥料

一般的に胡蝶蘭に施す肥料は液体肥料か緩効性の化成肥料です。
有機肥料はニオイがあるので室内に置く場合が多い胡蝶蘭には余り適切ではありません。
これらの肥料の効能としては開花状態が長持ちすることが特長です。
しかし逆に肥料を多くやり過ぎると胡蝶蘭を弱らせる要因にもなりますから適切な使用量を厳守するようにしてください。

施肥のタイミングですが胡蝶蘭の生育期とされる5月~9月頃に与えるようにします。
ここで注意すべきことは、胡蝶蘭が開花している時には肥料は与えてはいけないということです。
開花時に施肥するとせっかくの花を落としてしまうリスクがあるからです。

5月以降に新しい根っこが元気に伸びているようなら肥料を与えても大丈夫ですが、まだなら施肥せずに少し新しい根の成長を待つようにします。
そして液肥を与える場合には指示通りに水で薄めて使用するようにしてください。
液肥濃度は非常に大切です。
濃すぎると根を傷めますから要注意です。

胡蝶蘭の適切な置き場所

胡蝶蘭の置き場所

基本的に胡蝶蘭は室内に置くようにします。出来れば東向きや南向きの比較的温かい部屋が望ましいです。
直射日光や寒さは胡蝶蘭には厳禁です。
窓際ならカーテン越しに日光が当たる程度で問題ありません。
そして風通しが良い場所を選ぶようにしましょう。
また乾燥してしまうのでエアコンや扇風機の風が直接当たる場所も避けるようにします。

胡蝶蘭の植え替え方法と準備するべき物

胡蝶蘭の植替え

胡蝶蘭はその寿命を延ばす為に花が咲き終わった時に植え替えをしてやります。
植え替えに適した時期は4~5月頃で遅くとも6月までには実施するようにしましょう。
夏や冬の季節は植え替えには適しません。
植え替えの頻度としては2年に1度位で十分です。
余り頻繁に植え替えをすると根っこを傷めてしまうので注意します。

植え替えに準備すべき物

バーク

まず用土が必要ですが、一般的には「バーク」か「水苔」を使用します。
この「バーク」というのは松などの樹皮を細かく粉砕したものです。
胡蝶蘭は本来、高い樹木の表面に根を張って成長する植物ですから、その意味ではバークは資材として最適です。

そして入れる鉢ですがバーク使用の場合にはポリポット鉢を使用し、水苔使用の場合には素焼きの鉢が適しています。
鉢の大きさについては小さめのものが良く、胡蝶蘭自体の大きさによって4~5号鉢を使用するのが普通です。
寄せ植えの場合、3本立ての時は鉢も3個用意して1株1鉢とします。
留意すべきこととして、病気の感染などを未然に防ぐという意味で鉢は新品を使用して、作業前には使うハサミや手を消毒してから始めましょう。

胡蝶蘭の植え替え方法

花芽をハサミで切って取り除きます。
根を傷めないように注意しながら古い用土、黄色くなった葉、傷んだ根っこなどを除去します。

・用土として「水苔」使用の場合
水苔を水で湿らせて根っこの周りに巻き付けます。
素焼きの鉢の中に入れて、そのままで2~3週間は水やりをストップします。
その後は目安として10日に1度程度コップ一杯の水を与えるようにします。

・用土として「バーク」を使用の場合
バークを一掴みポリポット鉢に入れてから固形肥料を投入し、その上にバークを再度一掴み入れます。
これは胡蝶蘭の根が直接肥料に触れて根を傷めるのを防ぐ為です。
胡蝶蘭の株を鉢の中心にセットできたら、その周囲にバークを敷き詰めるようにします。
植え替えた直後の1週間程度は水やりを控えてください。そしてその後は目安として1週間に1度位コップ一杯の水を与えるようにしましょう。

まとめ

美しい胡蝶蘭を長く楽しむ為には水やりや施肥、植え替えなどの適切な手入れが不可欠です。
本来、胡蝶蘭はとても生命力が強く寿命の長い植物ですから、手入れさえきちんとできれば毎年その美しい花を楽しむことができるのです。
是非ともあなたの手で育てた胡蝶蘭の美しさを毎年楽しんでください!

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