フラワーアレンジメントの作り方とコツ|初心者でも出来る!
お花をいただいて花のある生活の素晴らしさを知ると、自分でもフラワーアレンジメントを作ってみたくなりませんか?
フラワーアレンジメントはプロでなくても「お花を美しく飾りたい」という思いさえあれば気軽に挑戦できます。
今回は、フラワーアレンジメントに必要な道具から、基本的な作り方やお花の組み合わせのコツをご紹介します。
目次
INDEX
フラワーアレンジメント作りに必要なもの
フラワーアレンジメントを作るには、材料になるお花と、お花をカットするハサミ、アレンジのベーズとなる吸水スポンジと花器が必要です。
そのほかアレンジ方法によって用意しなければならないものもあるので、一通り準備しておくとスムーズに作ることができます。
新鮮な花
主役となるお花は、十分に新鮮なものを使いましょう。
グリーンや枝などの花材も準備しておきます。
花器
アレンジメントを飾る容器です。
花器は一般的な陶磁器のほか、カゴのような天然素材や金属など、お花の持つ雰囲気や作りたいアレンジメントにあわせて自由に選ぶことができます。
吸水スポンジ
お花を刺すスポンジです。
フローラルフォームやオアシスなどの名前で販売されています。
吸水スポンジは一度使ったものは利用できませんので、新しいものを用意してください。
必要な大きさにカットして使います。
ハサミ
花材をカットするために使います。
切れ味が良くないと、茎の組織や導管を傷めてしまい、十分に水揚げができなくなってしまいますので、お花専用のハサミの使用をおすすめします。
できれは、刃を傷めないために枝やワイヤーを切るものとは分けて準備しておきましょう。
アレンジメント用のハサミには、ワイヤーまで切れるようになっているものもあります。
また、セロファンやラッピングに使う資材を切るためのハサミも別に用意しておくと便利です。
セロファン
カゴなど防水性のない花器にアレンジする場合に、吸水スポンジと花器の間に入れて使います。
ワイヤー
使用するお花が短いときや弱いときの補強や、花を止めるときに必要になる場合があります。
フローラルテープ
吸水スポンジを花器に固定する必要があるときに使います。
フラワーアレンジメントの基本的な作り方
では、アレンジメントの作り方を、手順を追いながら解説します。
下準備
まず、使用するお花はそのお花に合った方法で水揚げをしておきましょう。
水揚げを行っておくことで、お花を長く楽しむことができます。
また、余分な葉は切り落としておくことで、茎の部分の蒸れを防ぎ、長持ちさせることができます。
そして、吸水スポンジは、花器の大きさにカットして十分に水を吸い込ませます。水を張ったボウルなどに入れて自然に水を吸い込ませるようにしましょう。
急いで無理に沈めようとすると、全体に水が行き渡らず、せっかく作ったアレンジメントがすぐに傷んでしまいますので注意してください。
水をしっかり吸ったスポンジは色が濃くなります。
吸水スポンジがたっぷりと水を含んだら、花器にセットしましょう。
カゴなど水を通す素材の花器を使用する場合には、吸水スポンジをスポンジで包むように敷いてセットします。
セットしたら、スポンジの角を面取りし、位置決めのための十字線を書いておきます。
花を生ける
準備が済んだら、実際に花を吸水スポンジに挿していきます。
最初に吸水スポンジの外側をぐるっと囲むように、グリーンを挿しましょう。
できるだけ縁のギリギリの位置に挿してください。
次に挿すのは、アレンジメントのメインの花・ポイントフラワーです。
まず1本目を中央に挿し、2本目、3本目を三角になるように配置します。
2本目と3本目は、少し長さや方向を変えると立体的な仕上がりになります。
メインの花を挿したら、次はサブの花で隙間を埋めます。
茎の大きなお花、目立つお花から挿していくようにすると、バランスを取りやすいです。
最後に、アクセントに小花などを挿していきます。
吸水スポンジが見えないようにしなければなりませんので、隙間が残っている場合にはグリーンなどで調整してください。
バランスを整えたら、アレンジメントの完成です。
バスケットの場合には、アレンジメントに合わせて飾りつけをして仕上げましょう。
吸水スポンジはお花を挿すと穴が開きます。
できるだけ挿し直しのないようにアレンジを進めていってください。
フラワーアレンジメントを美しく仕上げるコツ
フラワーアレンジメントを美しく仕上げるには、お花選びも重要です。
お花の形や色などの組み合わせ方を知っておきましょう。
お花の特徴をアレンジに生かす
フラワーアレンジメントを作るときに知っておきたいのが、形や咲き方による「フォームフラワー」「マスフラワー」「フィラーフラワー」「ラインフラワー」の4つの分類です。
フォームフラワーは、花弁が欠けると花姿が変わってしまうような、個性的で目立つ花を言います。
アレンジメントで最も目立つフォーカルポイントに使用するのが向くお花で、ユリやカラー、アンスリウムなどが挙げられます。
マスフラワーは、バラやガーベラなど、たくさんの花弁でできた丸い花です。
フォームフラワーを使わない場合には、マスフラワーの中で最も大きく美しいお花をフォーカルポイントに使用します。
フィラーフラワーは、かすみ草やスターチス、レースフラワーなどの小花で、花の隙間を埋めるように使用します。
ラインフラワーは茎に直線状に咲く花で、アレンジメントのアクセントに使われます。
この4つの分類を意識してお花を選んで配置に生かすことで、バランスの良いアレンジメントを作ることができます。
お花の色合わせ
アレンジメントはお花の色の組み合わせも大切です。
同系色を用いる方法と反対色を用いる方法がありますので、カラーチャートを確認しながら色合わせを行いましょう。
初心者でも色のバランスを取りやすいのは同系色を用い、色の濃淡で組み合わせる方法です。
ただし、濃淡に極端な差がある場合には、バランスが悪く見えてしまうので注意しましょう。
濃淡に差があるお花をアレンジする場合には、ホワイトやグリーンなどのクッションカラーを入れてバランスを取ります。
また、同系色を組み合わせる場合には、カラーチャートの隣の色も使えます。
例えば、赤ならピンクやオレンジ、黄色ならオレンジやライトグリーンです。
隣接カラーを使うことで、より深みのあるアレンジメントに仕上がります。
アレンジメント製作に慣れてきたらぜひ挑戦したいのが、反対色の組み合わせです。
カラーチャートの対極側にある色で、赤ならグリーン、イエローなら紫になります。
反対色を用いてアレンジする場合に注意したいのは、配分です。
全く同じ分量にするときつい印象になることがあるため、アクセント的に用いるのがおすすめです。
また、同じ反対色を使う場合でも、彩度によりかなり印象が変わります。
淡い色あいの反対色を使ったアレンジは、落ち着きを感じさせる組み合わせになります。
まとめ
フラワーアレンジメントはお祝いなどでいただくことも多く、自分で作るのは難しいのではと思われがちですが、初心者でも手順を踏めば気軽に楽しむことができます。
花器もさまざまなものが使えますので、生活シーンに馴染みやすいのもポイントです。
お花をそのまま花瓶に飾るのも素敵ですが、ぜひアレンジメントも楽しんでみてはいかがでしょうか。
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