ひな祭りのお花の種類は?上手な飾り方のアイデアを紹介

ひな祭りは、女の子の健やかな成長を願う日です。

お内裏様やお雛様と一緒に、桃の花や桜の花などを飾ると、厄除けの効果も期待できます。

しかし、飾るお花の種類や組み合わせ、きれいに見せる飾り方などが難しく感じる方も多いでしょう。

今回の記事では、ひな祭りに飾るお花の種類や、上手に飾るためのポイントなどを紹介します。

「ひな祭りに飾るお花の種類を知りたい」、「桃や桜の飾り方は?」などお悩みの方は、ぜひ参考にしてくださいね。

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ひな祭りの由来とお花を飾る理由

ひな祭りの由来は、中国の「五節句」という行事の1つである「上巳(じょうし)の節句」です。

月日節句意味
1月7日人日(じんじつ)の節句(七草の節句)七草粥を作り、1年間の無病息災を願って食べる
3月3日上巳(じょうし)の節句(桃の節句)女の子が健やかに成長するように願う
5月5日端午(たんご)の節句(菖蒲の節句)男の子が健やかに成長するように願う
7月7日七夕(しちせき)の節句(笹の節句)女性の針仕事の上達を願う行事と、豊作を祈る祭りが組み合わさったもの
9月9日重陽(ちょうよう)の節句(菊の節句)菊酒を飲み不老長寿を願う

中国では3月3日は縁起の悪い日とされていたため、禊のために和紙で作った人形を川に流す行事がありました。

この人形を川に流す行事が、現在のひな祭りの由来になっているそうです。

また、ひな祭りは「桃の節句」とも呼ばれ、ひな壇に「桃の花」を飾ることも多いです。

桃の花には、厄除けや長寿のパワーがあるともいわれています。

桃の花が持つ可愛らしさとパワーが、ひな祭りにぴったりですよね。

ひな祭りでよく使われるお花の種類と意味

ひな祭りでよく使われるお花の種類と意味

ひな祭りでよく使われるお花の種類と意味を、下記の5つ紹介します。

  • 桃|ひな祭りの象徴的なお花
  • |ひな壇に向かって右側に飾るお花
  • 橘|ひな壇に向かって左側に飾るお花
  • 梅|ひな祭りで飾られる伝統的なお花
  • 菜の花|季節を感じさせるお花

① 桃|ひな祭りの象徴的なお花

ひな祭りが別名「桃の節句」といわれているように、桃はひな祭りの象徴的なお花です。

桃の花言葉は下記のとおりです。

花言葉

  • 天下無敵
  • チャーミング
  • 私はあなたのとりこ
  • 気立ての良さ

桃の花のかわいらしい見た目からは想像し難いですが、厄除けや長寿などの意味も持っています。

主な桃の種類は、下記のとおりです。

桃の種類特徴
矢口(やぐち)濃いピンク色が特徴的で、ひな祭りでもよく飾られる
菊桃(きくもも)花弁が菊のように細い
源平桃(げんぺいもも)白い花とピンク色のお花が咲く
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② 桜|ひな壇に向かって右側に飾るお花

日本では馴染み深い桜も、ひな祭りでよく飾られるお花です。

昔から桜には、邪気払いや魔除けの力があるといわれていました。

桜の花言葉は下記のとおりです。

花言葉

  • 精神美
  • 純潔
  • 優美な女性

桜は、ひな壇に向かって右側に飾るのが一般的です。

しかし「左近の」という言葉があるのに、なぜ右側に飾るのか、疑問に思う方もいるでしょう。

もともとひな壇は、京都御所の「紫宸殿」を模しています。

紫宸殿から見て左側に桜が植えられており、左近衛が配陣されていたことから「左近の」といわれるようになりました。

ひな祭りの時期にお花屋さんに出回る主な桜の種類は、下記のとおりです。

桜の種類花言葉特徴
啓翁(けいおうざくら)純潔、淡白、精神美・薄いピンク
・やや小ぶり
東海(とうかいざくら)心の美、高尚、精神美・明るいピンク
・小ぶり

2種類の桜は似ていますが、啓翁桜の方が花弁がやや大きく、薄めのピンク色をしています。

③ 橘|ひな壇に向かって左側に飾るお花

橘はミカン科の常緑小高木で、柑橘類の一種です。

橘も桜と同様に、邪気払いや魔除けの力があるといわれていました。

花言葉には、「追憶」があります。

また、橘はひな壇に向かって左側に飾ります。

紫宸殿から見て右側に植えられ、右近衛が配陣されていたことから「右近の橘」といわれるようになりました。

④ 梅|ひな祭りで飾られる伝統的なお花

梅もひな祭りで飾られる伝統的なお花です。

桜と橘の代わりに、紅と白の梅を飾ることもあるでしょう。

梅の花は、寒い冬の時期に花を咲かせることから、縁起の良いものとされています。

花言葉には、下記があります。

花言葉

  • 上品
  • 忍耐
  • 高潔
  • 忠実

きれいなピンク色の梅の花は、ひな祭りにもぴったりですね。

梅は主に3種類の系統に分かれます。

系統特徴品種
野梅系(やばいけい)・枝が細い
・花の色が白に近い
・曙(あけぼの)
・梓弓(あずさゆみ)
・通い小町(かよいこまち)
緋梅系(ひばいけい)・花が紅色
・小ぶり
・大盃(おおさかずき)
・玉光(ぎょっこう)
・唐梅(からうめ)
豊後系(ぶんごけい)・枝がやや太く節が目立つ
・花は桃色
・入日の海(いりひのうみ)
・大湊(おおみなと)
・桃園(ももぞの)

⑤ 菜の花|季節を感じさせるお花

春に咲く菜の花も、ひな祭りに飾られることがあります。

菜の花の花言葉は、下記のとおりです。

花言葉

  • 快活
  • 明るさ
  • 元気いっぱい

1~3月頃には、お花屋さんでも見かけることが多くなるでしょう。

ひな祭りのきれいに見せるお花の飾り方

ひな祭りのきれいに見せるお花の飾り方

ひな祭りでお花を飾る際に、きれいに見せるためのポイントは下記の4つです。

  • ひな壇のお花は桜と橘をメインで飾る
  • 複数の花を使い全体の色彩バランスを整える
  • お花はひな人形のサイズや高さに合わせる
  • 花器の材質や形にもこだわると見栄えが良い

ひな壇のお花は桜と橘をメインで飾る

ひな壇のお花は、桜と橘をメインに飾りましょう

メインに飾るお花を決めると、ひな人形の位置など全体的なバランスを整えやすくなります。

下記の飾る位置にも注意してくださいね。

ひな壇に向かって右側(お雛様の横)
ひな壇に向かって左側(お内裏様の横)
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複数の花を使い全体の色彩バランスを整える

お花を飾る際には、複数の花を使って全体の色彩バランスを整えると見栄えも良いです。

桃の花や桜の花のみだとピンク色が映えてきれいですが、全体的に色が偏ります。

そのため菜の花やミモザ、黄色のガーベラなどを取り入れると、黄色がアクセントになり、春らしい暖かさも表現できるでしょう。

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しかし、お花の種類が多すぎたりカラフルになったりすると、統一感がなくなります。

適宜バランスを見ながら、取り入れてみてくださいね。

お花はひな人形のサイズや高さに合わせる

お花は、ひな人形のサイズや高さに合わせましょう

高すぎたり低すぎたりすると視線が上下左右に移るため、きれいに見えにくくなります。

高さを揃えればコンパクトに収まり、全体のバランスも良くなるためおすすめです。

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花器の材質や形にもこだわると見栄えが良い

花器の材質や形にもこだわると、見栄えが良くなるでしょう。

花器の材質や形には、下記などがあります。

材質・陶器
・ガラス
・木製
・磁器
・竹製
・プラスチック
・筒形
・壺型
・ラッパ型
・深鉢
・水盤

花器が違うだけで雰囲気や印象が変わるため、こだわって選んでみることがおすすめです。

花器を選ぶ際には、下記に注目してみてくださいね。

桃・・梅・安定感があり重さに耐えられる
・高さがある
菜の花口径(花器の口の幅)が広め

桃や、梅は枝物で高さと重さがあるため、花器も安定感や高さを重視し、重さに耐えられるものを選びましょう。

また、菜の花はボリュームがあるため、口径が広い花器を選ぶときれいに飾れます。

ひな祭りにお花を飾る際の注意点

ひな祭りにお花を飾る際の注意点

ひな祭りでお花を飾る際の注意点は、下記の3つです。

  • 飾る期間はお花の手入れを欠かさない
  • 毒やトゲのあるお花は飾らない
  • 子供が花瓶など倒さないように配慮する

飾る期間はお花の手入れを欠かさない

ひな祭りでお花を飾っている間も、欠かさず手入れしましょう。

手入れをしなければ、お花の持ちが悪くなることもあります。

手入れは下記を参考にしてくださいね。

手入れ理由
水の交換(できる限り毎日換える)水が汚れると雑菌が繁殖し、お花が水を吸い上げられなくなるため
切り戻し(茎をカットする)お花が水を吸い上げやすくするため
枯れた葉を取り除く他の葉にも菌が発生しやすくなるため

毒やトゲのあるお花は飾らない

ひな祭りには、毒やトゲのあるお花は飾らないようにしましょう

誤って子供やペットが触ってしまう可能性もあるため、危険です。

具体的に注意が必要なお花には、下記があります。

どれも春に咲く美しいお花ですが、ひな祭りには避けてください。

子供が花瓶など倒さないように配慮する

ひな祭りでお花を飾る際には、子供が花瓶などを倒さないように配慮することが必要です。

ひな壇やお花は、子供の手が届く位置に飾っていることも多いでしょう。

目を離した間に子供がお花を触り、花瓶を倒してしまうと、ケガをする恐れもあります。

子供が触れられない位置に飾るなど、飾る場所や位置にも気を配ると安心です。

ひな祭りのお花に関するよくある質問

ひな祭りの日は、1年に1度しかない大切な日です。

しかし「ひな祭りで飾るお花は造花でも良いの?」、「お花をいつ購入すれば良いのか分からない」など、疑問を持っている方も多いでしょう。

以下では、ひな祭りのお花に関するよくある質問について答えます。

生花ではなく、ひな人形の造花でも代用できる?

生花を準備できない場合は、造花でも問題ありません。

しかし、桃の花や橘などは厄除け、魔除けのパワーを持っているといわれているため、ひな祭りに生花を飾ることで、厄除けの効果が期待できます。

また、生花にはリラックス効果があるともいわれています。

しばらく飾っておくと癒されるだけでなく、季節を感じることもできますね。

お花で厄除けをしながら、癒しをもらって春を迎える意味でも生花がおすすめです。

出典:特集1 楽しみませんか?もっと花のある暮らし(1)|農林水産省

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ひな祭りにお花が無くてもいい?

ひな祭りでは、絶対にお花を飾らなければいけないなどの決まりはありません。

しかし、ひな祭りは邪気を払い、「女の子の健やかな成長」を願う日です。

ひな祭りによく飾られるお花には、厄除けのパワーがあると考えられています。

そのためお花があれば、邪気を払うのを手助けしてくれるでしょう。

ひな祭り用の花をいつ購入する?

ひな祭り用のお花は、ひな祭りの2日目〜当日(3/1〜3/3)頃に購入すると良いでしょう。

桃の花や桜の花は、時期によって蕾の状態で販売されている場合と、咲いている状態で販売されている場合があります。

蕾の場合は2週間ほど持ちますが、すでに咲いている状態のものは、1週間も持たない場合が多いです。

ひな祭りにきれいな状態で飾りたいのであれば、直前か当日に購入することをおすすめします。

また、それぞれのお花が販売される時期は、下記のとおりです。

お花販売時期
2月後半〜
12〜4月
菜の花1〜3月

桃や桜は、販売時期と本来の開花時期が異なります。

本来の開花時期は3〜4月頃なので、お花屋さんに並んでいる桃や桜は、販売するために温度調整されたものです。

また、まだ蕾の桃の花を選んでも、気温や湿度の関係でひな祭りに咲かない可能性もあります。

ひな祭りに満開の状態で飾りたい方は、はじめから咲いている桃や花を選ぶのがおすすめです。

縁起の良い花の量や色使いは?

まず、縁起の良い花の量は、奇数の3、5、7本・・・などです。

日本では、奇数が縁起の良いものとされています。

古代中国の「陰陽五行(いんようごぎょう)」という思想では、「奇数=陽の数」、「偶数=陰の数」と考えられていたためです。

桃や桜などであれば3本か5本菜の花であれば3本、5本、7本くらいが、量で考えても丁度良いでしょう。

また、縁起の良い花の色使いは、下記のとおりです。

運気色の組み合わせ
愛情運・子宝運ホワイト・ピンク
金運黄色・ベージュ
健康運・全体運緑色・青色

運気によって縁起が良いとされる色は異なります。

お花を飾る際に色の組み合わせに迷う方は、参考にしてみてくださいね。

お内裏様とお雛様の近くに花を飾ってもいい?

お内裏様とお雛様の近くにお花を飾っても問題ありません。

しかし近くに飾ると、万が一花器を倒した場合に、ひな人形に水がかかってしまうことも考えられます。

できる限り危険を避けるためには、離して飾った方が安心でしょう。

ひな祭りを彩るお花で心温まる祝いをしよう!

ひな祭りを彩るお花で心温まる祝いをしよう!

今回は、ひな祭りに飾るお花の種類や、上手に飾るためのポイントなどを紹介しました。

ひな祭りに飾るお花の種類・桃

・橘
・梅
・菜の花
上手に飾るためのポイント・ひな壇のお花は桜と橘をメインで飾る
・複数のお花を使い、全体の色彩バランスを整える
・お花はひな人形のサイズや高さに合わせる
・花器の材質や形にもこだわると見栄えが良い

ひな祭りの時期が近くなると、お花屋さんやECサイトでは桃や桜の花が幅広く販売されます。

生花は厄除けのパワーも期待できるため、ひな祭りにぜひ飾ってみてくださいね。

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