リョウブの花言葉｜名前の由来

リョウブの花言葉は「あふれる思い」「くつろぎ」

リョウブは「あふれる思い」「くつろぎ」という花言葉がつけられています。

「あふれる思い」は留めて置けない想いや気持ちを伝えたい際のプレゼントにも向いています。

初夏に心を穏やかにするような白い花をたくさん咲かせるリョウブは「くつろぎ」の花言葉がぴったりです。

お手入れも比較的簡単で、庭木として親しまれているリョウブを贈ってみるのはいかがでしょうか。

リョウブの花言葉は色によって違うの？

リョウブの仲間のアメリカリョウブはピンクや赤紫の花を咲かせますが、リョウブの花は白色のみなので花言葉は同じです。

リョウブの怖い花言葉

リョウブには怖い花言葉はありません。

プレゼントの際にも安心して贈ることができます。

リョウブの花言葉の由来

リョウブの花言葉は「あふれる思い」「くつろぎ」です。

「あふれる思い」はリョウブのたくさんの小さな花があふれんばかりに咲く様子からつけられました。

無数の白い花が一面に咲く光景はまさに心の想いがあふれたような、優しく華やかな印象を受けます。

「くつろぎ」はリョウブの花が直立せずに咲くことが由来です。

花がピンと直立せずに少し垂れ下がるように咲く様子がリラックスしたように見えることから「くつろぎ」という花言葉がつけられました。

リョウブの花言葉に似ている花は？

リョウブの花言葉に似ている花を以下で紹介します。

「あふれる思い」に似た花言葉を持つ花

• アメリカンブルー「溢れる思い」
• リアトリス「燃える思い」
• ガーベラ「光あふれる」
• サフラン「喜びあふれる笑顔」
• キンセンカ「溢れる慈愛」

「くつろぎ」に似た花言葉を持つ花

• ハス（ロータス）「休養」
• ブルビネラ（バルビネラ）「休息」
• ルリジサ「安息」
• アジュガ「心休まる家庭」
• アゲラタム「安心感」

リョウブの花言葉と真逆の意味の花

ここでは、リョウブとは真逆の意味の花言葉を持つ花を紹介します。

「あふれる想い」と真逆の意味の花言葉

• アジサイ「無情」
• ケシ「無気力」
• カラシナ「無関心」
• ユキヤナギ「静かな思い」
• シラー「冷静」
• ノボタン「平静」

「くつろぎ」と真逆の意味の花言葉

• オーニソガラム「動揺」
• ダリア「不安定」
• アロエ「苦痛」
• タイム「活発」
• サンタンカ「張り切る」

【英語版】リョウブの花言葉

リョウブの英語の花言葉を調べましたが不明です。

リョウブは誕生花の花なの？

リョウブは6月1日、6月30日、7月13日の誕生花です。

花の咲く時期に合わせた日付になっています。

リョウブの名前の由来

リョウブの英名、和名、学名は以下になります。

• 英名「Japanese clethra」
• 和名「令法（リョウブ）」
• 学名「Clethra barbinervis」

それぞれ解説していきます。

英名の由来

リョウブの英名は「Japanese clethra」です。

「clethra」はリョウブを意味します。

リョウブ科の植物には北アメリカ原産のアメリカリョウブ（Clethra alnifolia）があるため、日本に自生しているリョウブに対して「Japanese clethra（日本のリョウブ)」と名付けられました。

和名の由来

リョウブの和名は「令法（リョウブ）」といいます。

若葉が食用になる特性から、平安時代に飢饉に備えてリョウブを植えるように発令された「令法（りょうほう、りょうぼう）」が由来です。

この「令法」の発音が訛って変わっていきリョウブという名前になりました。

また、別名は「ハタツモリ（旗積り）」といいます。

白い花が群れて無数に咲く様子が、たくさんの旗が集まって風になびいているように見えることが由来です。

正式な学名

リョウブの学名は「Clethra barbinervis」です。

「Clethra」はギリシャ語の「klethra（ハンノキ）」が由来で、ハンノキ属の葉の形に似ているためつけられました。

「barbinervis」は「脈にヒゲのある」という意味です。

リョウブってどんな花？

原産国	日本、中国、済州島
科・属	リョウブ科リョウブ属
タイプ	落葉小高木
花のサイズ	花径5～6mm（総状花序10～20cm）
香り	さわやか、甘い香り
草丈	3～10m
開花時期	6～9月
旬の季節	8月
花持ち日数	不明
出回り時期	5～7月

リョウブは、日本では北海道から九州まで全国的に自生している落葉小高木です。

最盛期の6～8月になると房状の花軸を出し小さな白い花をたくさんつけます。

樹皮は薄く剥がれてまだら模様になり、サルスベリに似た滑らかな肌触りになるのが特徴です。

また春の若葉は、リョウブ飯と呼ばれるまぜご飯の具材として利用されています。

リョウブの風水

風水では北の方角に白い花を咲かせる庭木を置くことが吉とされ、夫婦運や収入運アップが期待できます。

また緑色は自然の最初の色とされ、健康や幸せを得ることができると言われている色です。

自然の草花であるリョウブの葉の緑色には、精神の安定やリラックス効果があります。

ただし東の方角に白い花を咲かせる木を置くのは凶となり、風水的によくないので注意しましょう。

リョウブの飾り方

リョウブの穂状の花は他の花と合わせる際にも良いアクセントになるのでブーケにおすすめです。

アレンジメントの際には、少し寂しい花に足してボリュームを出すことにも使えます。

清楚な白い花色は他の邪魔をしないため、カーネーションなどの華やかな色の花の引き立て役としてぴったりです。

花瓶にリョウブと同色系の花で素朴に飾って楽しむこともできます。