花を贈る

花束の渡し方|基本マナーと注意点

2020年5月1日

お祝いの贈り物にぴったりの花束ですが、マナーやタブーも知っておかないと、せっかくの花束が喜んでもらえなかったり、失礼にあたってしまったりすることがあります。ここでは、花束を贈る場合のマナーやタブーなどの注意点について解説します。

花束を渡す基本マナーと注意点

花束を贈る際にマナーとして気をつけたいことは、次の3点です。

・シーンにあった花であること
・適切なタイミングで贈ること
・贈られる方にとって負担とならないこと

気持ちをきちんと伝えるためにも、基本のマナーを押さえておきましょう。

シーンにあった花であること

花束を贈るシーンといえば、記念日や誕生日のようなお祝いから、感謝やお礼の気持ちを示す送別会、あるいは入院のお見舞いやお悔やみなどさまざまです。花の種類や色合いなどシーンにふさわしい花の花束を選びましょう。また、花を選ぶ際には、花言葉を確認しておくことも重要です。花言葉が相手に意図しないメッセージを伝えて誤解を生じることがないようにしましょう。

適切なタイミングで贈ること

花束を贈るタイミングは、シーンによってそれぞれ異なります。誕生日や記念日などの大切な日に贈る花束は、当日より早く贈るのは構いませんが、遅れないようにするのがマナーです。逆に、出産祝いや引越し祝いのように、環境が落ち着いてから贈る方が良いケースもありますので、状況に応じたタイミングで贈りましょう。
なお、配送で贈る場合には、相手が在宅している日がどうかをあらかじめ確認しておくのがおすすめです。

贈られる方に負担とならないこと

贈られる方に負担とならないような花束を贈ることもマナーです。花束は華やかな演出として贈られることも多いですが、あまりにも豪華すぎる花束は持ち帰るのも大変ですし、その後のお世話にも手間がかかるため、良い贈り花とは言えません。予算との兼ね合いがうまく行かない場合には、高価な花を使ったコンパクトな花束にするか、花束以外の贈り物を添えるなどの工夫しましょう。

また、シチュエーションに応じた贈り方をすることも大切です。たとえば、店舗の開店当日にお祝いの花束が贈られてくると、バタバタしていて花瓶が準備できず困ってしまう、ということもあります。贈る相手側の事情を配慮した上で贈りましょう。

花束の渡し方

花束は相手に直接手渡す機会が多いギフトでもあります。そこで、実際に花束を手渡す際のマナーについても確認しておきましょう。

花束を手渡すとき

花束は、花を上側に向け、右手で持ち左手で花を支えるのが正式な持ち方です。相手に渡す場合には、相手の右手側に花束の元が来るように向きを持ち替え、相手が持ちやすいよう、下から支えるような形で手渡しをするのがマナーです。

送別会やパーティーなどで花束を贈る場合には、一般的に後半の場面で、挨拶が終ってから手渡す形になります。司会進行者とタイミングの打ち合わせを必ず行っておきましょう。また、贈呈の時までに相手に花束の存在を見せないことも大切です。可能であれば、持参ではなく会場宛に配送を依頼しておくのも良いでしょう。

持ち帰りに配慮する

会場などで花束を手渡しする場合には、相手が持ち帰らなければならないことについてもきちんと考えておきましょう。持ち帰り用の袋などを一緒に用意しておくのがおすすめです。事前にフラワーショップに依頼しておけば対応してくれます。

渡す前に傷まないようにする

しおれたり傷んだりした花束を贈るのはマナー違反です。花束は美しい状態を保つために、エアコンの風があたらない、涼しいところへ保管しておきましょう。また、その際は立てるようにしておくのが一番花束に負担がかかりません。

花束を贈る際に注意したいタブーとは?

美しい花束であっても、シーンによってはタブーとされる色や花もあります。また、花束に適さない本数もあります。代表的なタブー例をご紹介しますので、花束を贈る際の参考にしてください。

色のタブー

花の色によっては、連想させるものが良くないことや、花言葉からタブーとされる場合があります。

たとえば、新築祝いに花を贈る場合に赤の花束はタブーです。赤い色が、火=火災をイメージさせてしまうからです。赤い花が好きな方に贈りたい場合などは、他の色をメインに、少し混ぜる程度にすると良いでしょう。ラッピングにも赤を使わないのが一般的です。また、赤は血をイメージさせるため、お見舞いの花にも向きません。

このほか、結婚のお祝いに赤や黄色のバラを贈るのもタブーになります。赤いバラは恋人に贈る花、黄色のバラは嫉妬という意味があるからです。

母の日に贈るカーネーションも、色によって意味が変わってきます。黄色は軽蔑という意味があるためタブー、白は亡くなった母へ贈るものとされていますので注意しましょう。ちなみに、白一色の花束は、不祝儀を連想させるためお祝いなどではタブーとなります。

このようなタブーがありますが、贈る相手の方の好みなどで、どうしてもそのカラーを使いたいということもあるかもしれません。その場合には、他の花と組み合わせるという方法もありますので、フラワーショップへの相談がおすすめです。

花の種類のタブー

シーンによっては、花の種類に注意しなければならない場合もあります。

まずは、ユリなど香りの強い花です。飲食店に贈ったり、持ち込んだりする場合には香りが邪魔になってしまうので避けるようにしましょう。出産祝いの場合にも、産後の不安定な体調に刺激を与えてしまうのでタブーです。このほか、花粉が飛びやすい花も贈り先によってはおすすめできません。

また、お見舞いや快気祝いの贈り花に向かない花として、アジサイや椿、チューリップなどがあげられます。アジサイは色が変わり、色あせることが良くないとされています。また、椿やチューリップは、枯れたときに花が落下してしまうことで敬遠されています。シクラメンも、死や苦をイメージさせるためタブーですし、散りやすい花も向きません。このほか、仏事に使われる小菊や輪菊はそれ以外のシーンでは用いられませんし、ネガティブな花言葉を持つ花は、お祝いのシーンには向きませんので注意しましょう。

本数のタブー

花束を構成する花の本数にも注意しましょう。4本、9本、13本は不吉な数とされているため、用途を問わずタブーです。また、花束は奇数本で贈るのが良いとされているため、偶数本での作成はおすすめできません。特に、結婚祝いなどの場合には偶数で割り切れてしまう=別れるを連想させてしまうので避けるようにしてください。

また、バラにはそれぞれ本数に意味がありますので、贈る場合には本数と意味を確認しておきましょう。特に、15本は「ごめんなさい」、16本は「不安な愛」、17本は「絶望的な愛」とネガティブですので、異性に贈る場合にはタブーです。

まとめ

花束にはさまざまなマナーやタブーがありますが、フラワーショップに用途や相手の情報をきちんと伝えて依頼するようにすれば、考慮した上で花束を作りますので、マナー違反になるようなことはありません。渡し方などについての相談もできますので、安心して花束を贈ることができます。

HanaPrimeでは花束のご依頼も承っております。生産農家から直接仕入れた高品質な花々で、目的やご予算に応じた花束を、思いを込めてお作りしていますので、ぜひお気軽にご相談ください。

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