アキレアの花言葉｜名前の由来｜花言葉・誕生花

アキレアの花言葉は「戦い」「勇敢」「治癒」「真心」

アキレアには「戦い」「勇敢」「治癒」「真心」という意味の花言葉があります。

アキレアは、古代から様々な効用を持つ薬用ハーブとして重宝されてきました。

また、強力な魔除けの力を持つとされていて、中世では悪いものから花嫁を守るために、結婚式のブーケにアキレアを入れることもあったそうです。

勇ましい意味の花言葉が多いため、スポーツの大会や大切な試験などを控えている方への贈り物としてもぴったりです。

さらに、ドライフラワーとしても人気が高く、ナチュラルでおしゃれな印象の花束を作ることができます。

花束に入れる花を迷われている方は、ぜひアキレアを取り入れてみてはいがでしょうか？

アキレアの花言葉は色によって違うの？

ピンク色、赤色、白色、オレンジ色などカラーバリエーションの豊かなアキレアですが、色別の花言葉はありません。

アキレアの怖い花言葉

アキレアに怖い意味の花言葉はないので、大切な人への贈り物にも安心して使うことができます。

アキレアの花言葉の由来

「戦い」「勇敢」「治癒」「真心」という花言葉は、ギリシャ神話のアキレウスの伝説に由来します。

アキレウスは、ペンテシレイアという王女と敵対していました。

トロイア戦争でペンテシレイアを討ったアキレウスは、鎧の下の彼女の姿を目にし、その美しさに驚きました。

彼女を手にかけてしまったことを深く後悔したアキレウスは、ペンテシレイアの魂が花に宿るこを願います。

すると、ペンテシレイアはアキレアとして生まれ変わりました。

そして、そのアキレアに傷を治す薬効が気づいたアキレウスは、負傷した敵の兵士に頼まれてアキレアを使ったと言われています。

戦争にまつわる花言葉の中に並ぶ「真心」は、この敵兵へのアキレウスの行動が由来していると考えられます。

アキレアの花言葉に似ている花は？

ここでは、アキレアの花言葉に似ている花を紹介します。

「戦い」に似ている花

ナノハナ「競争」
タンジー「敵意ある思い」

「勇敢」に似ている花

赤いナデシコ「大胆」
キンギョソウ「大胆不敵」
ポプラ「勇気」

「治癒」に似ている花

ハラン「平癒」
ピンクのバラ「病気の快復」
コリウス「健康」
ビワ「治療」

「真心」に似ている花

アイビー「誠実」
チューリップ「思いやり」
スモモ「誠意」
サボテン「あたたかい心」

アキレアの花言葉と真逆の意味の花

ここでは、アキレアの花言葉とは真逆の意味の花を紹介します。

「戦い」と真逆の意味の花

デイジー「平和」
ウスベニアオイ「穏やか」
ヨモギ「平穏」

「勇敢」と真逆の意味の花

ユウゲショウ「臆病」
キルタンサス「恥ずかしがり屋」
シクラメン「内気」

「治癒」と真逆の意味の花

ルリタマアザミ「傷つく心」

「真心」と真逆の意味の花

黄色のユリ「偽物」
黄色のマリーゴールド「下品な心」

【英語版】アキレアの花言葉

英語版のアキレアの花言葉は、「War（戦い）」です。

英雄アキレウスが戦ったトロイア戦争が由来であると考えられます。

アキレアは誕生花の花なの？

アキレアは「7月12日」「8月2日」「11月17日」の誕生花です。

アキレアの名前の由来

アキレアの英名、和名、学名におけるそれぞれの由来を紹介します。

英名の由来

アキレアの英名は「Yarrow（ヤロウ）」です。

古い英語の名前「gearwe」と、オランダ語の「yerw」が訛ったものと考えられています。

和名の由来

アキレアの和名は「セイヨウノコギリソウ（西洋鋸草）」です。

西洋から渡来したこと、葉のノコギリのようにしていることに由来します。

正式な学名

アキレアの正式な学名は「Achillea millefolium L.」です。

「millefolium」は「多数の葉の」という意味を持ちます。

アキレアってどんな花？

原産地	北半球の温帯
科・属	キク科・ノコギリソウ属（アキレア属とも）
タイプ	一年草
花のサイズ	1.5センチほど
香り	スパイシーで甘い香り
草丈	40～80センチほど
開花時期	5月中旬～8月頃
旬の季節	5月中旬～8月頃
花持ち日数	1週間ほど
出回り時期	5月中旬～8月頃