病気や怪我をした方へのお見舞いにお花を贈る場合、相手の気持ちを考えた上で、寄り添う心遣いが必要です。
「お見舞いに適した花は?」「マナー違反にならないか?」「病院に送ってもいいの?」など気になる方も少なくないでしょう。
本記事では、お見舞いにふさわしい花の選び方、絶対に守るべきマナーやタブー事項、おすすめの花6選、贈り方の注意点などを解説します。
HanaPrimeでは、お見舞いにふさわしいお花も取り揃えていますので、合わせて確認してみてください。
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目次
お見舞いに贈るお花のマナーとやってはダメなこと
病気や怪我をされている方は落ち込んでいることも少なくないため、マナー違反などに気付いてしまうとさらに気持ちが沈んでしまうこともあります。
少しの配慮で、「よくなってほしい」というあなたの気持ちを損ねることなく届けましょう。
お見舞いにお花をおくる際には以下6つの点に特に注意しましょう。
① 鉢植えや根のあるお花は避ける
お見舞いに鉢植えのお花を贈ることはタブーとされています。
これは、鉢の中で植物が「根付く(根を張る)」ことが「寝付く」を連想させるため縁起が悪いとされているためです。
また、「根付く」が良くないという考え方から根のあるお花も避けた方が無難です。
このマナーは多くの人々、特に年配の方々が重視しているものであり、縁起を気にされる方も多いです。
だからこそ、非常に失礼とされる場合もあるので、注意しましょう。
鉢植えの方が長く楽しめるだろう、飾りやすいだろうという気持ちが働きそうですが、鉢植えや根の付いたお花はお見舞いには避けたほうが無難です。
② お悔やみに使う白・青・紫色のお花は避ける
お悔やみに使われることが多い白・青・紫色のお花はお見舞いには適しません。
例えば、ユリ、菊などのお悔やみ用のお花などが挙げられます。
お見舞いは相手に元気になってほしいという願いを込めて贈るお花なので、なるべく明るい黄色やオレンジまたはピンクなどを選びます。
お花を贈る相手の好きな色が寒色系など、どうしても青や紫が使いたい場合は、他の色の花と組み合わせてアレンジしてもらうと良いでしょう。
渡す際も「あなたの好きな色を入れたよ」など一言添えると誤解を避けられます。
③ 手術を控えているなら赤色のお花も避ける
赤色のお花は「血液」「炎症」などを連想させてしまい、縁起が悪いため避けましょう。
特に手術前はナーバスになることも多いため、赤いお花は贈らないよう配慮します。
また、赤は神経をたかぶらせるともいわれているので、赤一色のアレンジは控えた方が無難です。
病院によっては、赤以外にも避けるべきお花が指定されている場合もあるため、事前に確認しておくと良いでしょう。
その上で、相手の状態や贈る相手が赤が好きなどであれば、状況に合わせてアレンジメントに赤を入れるなど工夫することは可能です。
④ 香りの強いお花は避ける
お見舞いにお花を選ぶ際、香りの強い「ユリ」「スイセン」などは避けるようにしましょう。
入院中の方を含めて病院や診療所は多くの人が出入りする場所であり、匂いに対するアレルギーや過敏症を持っている人がいる可能性があります。
また、強い香りの花を持ち込むことで、他の患者さんの体調へ影響を与えたり、医療スタッフに不快な思いをさせる可能性があります。
特に大部屋に入院している場合は香りへの配慮が必要です。
香りのあるお花、香りの無いお花が分からない場合は、フラワーショップの担当者に確認したり、要望を出しておくと失敗しないでしょう。
⑤ 縁起の悪い花言葉のお花は避ける
せっかくお花を選ぶなら縁起の悪い花言葉を持つものは選ばないようにします。
病気や怪我で療養中は日ごろ気にならないようなことまで気になってしまうものなので、配慮できるとあなたへの信頼度も上がるでしょう。
例えばスノードロップの花言葉は「あなたの死を望みます」なので避けるべき花の一つです。
また花言葉ではありませんが「死や苦」を連想させるシクラメンや、花がポトリと落ちる椿などもお見舞いには向きません。
⑥ お花の相場3,000円~10,000円を目安に贈る
お見舞いのお花は3,000円〜10,000円ほどが相場です。
関係性にもよりますが、友人や会社の同僚などに送る場合は特にあまり高価なお花を贈ると、かえって気を使わせてしまうこともあるので3,000円〜5,000円くらいを目安にします。
家族や親戚に関しては家族間で相談すると良いでしょう。
数名でお花を渡すこともあると思いますが、高価なお花になると大きなものになってしまいがちです。
病院ではスペースが限られているので、単価の高いお花を選んだり、他のお見舞いの品と合わせたりしてお花が大きくなりすぎない工夫をすると良いでしょう。
定番|お見舞いにおすすめのお花6選
いざお見舞いに花を贈ろうと思っても、たくさんあるお花から選ぶのは難しいこともあるでしょう。
お見舞いに贈ると喜ばれるおすすめのお花を6つ紹介します。
① ガーベラ|元気を与える鮮やかな色合い
ガーベラは色も大きさも様々な種類があるお花の一つです。
黄色やオレンジ、ピンクなど見るだけで元気になれそうな色がたくさんあります。
1本でも花束、アレンジメントでもどのような形のも可愛らしいお花なので人気があります。
さらに花言葉が「希望」なのでお見舞いとしておすすめのお花です。
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② スイートピー|優雅な優しい香りで癒しを与える
スイートピーは優しい香りが特徴のお花です。
名前の由来にもなっている甘い香りは病床の患者さんを癒してくれるでしょう。
フラワーセラピーによるとスイートピーの香りは不安を取り除くのに役立つと言われているのでお見舞いにおすすめです。
また淡い色合いのものが多く、あなたの優しい気配りを伝える贈り物になるでしょう。
③ バラ|多彩な色でさまざまな感情を表現
バラは色の種類も多く、華やかで人気があります。
お見舞いに贈るならオレンジやピンク・黄色が活力を感じさせるのでおすすめです。
特にオレンジのバラは「健やか」「幸多かれ」、ピンクは「幸福」という花言葉があるのであなたの願いを込めて贈るのも良いでしょう。
1本咲きのバラには凛とした美しさが、スプレー咲きの花には華やかさがありそれぞれの良さを活かしたアレンジができます。
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④ カスミソウ|淡い色合いで落ち着きを感じさせる
カスミソウはどんなお花とも相性の良いお花です。
アレンジメントに入れると他のお花を引き立たせることもでき、ボリュームアップにもなるので華やかな贈り物になります。
花言葉も「幸福」と前向きな言葉でお見舞いにおすすめです。
⑤ トルコキキョウ|明るく元気な色彩で元気づける
トルコキキョウはふんわりと広がる花びらが優雅で優しい印象のお花です。
「優美」「希望」といった花言葉もお見舞いにふさわしいでしょう。
トルコキキョウは色が豊富なお花ですが、お見舞いにはピンクや黄色などの元気な色が人気です。
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⑥ カーネーション|母への愛や敬意を表す
カーネーションは母の日のイメージが強いお花ですが、お見舞いにも人気です。
他の切り花よりも花持ちが良く、花が散りにくいというメリットがあります。
さらに、華やかなお花ですが、香りは少ない点がお見舞いとしておすすめです。
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お見舞いのお花の贈り方と注意点
お花をお見舞いとして贈る際、注意するべき点をお伝えします。
マナーを押さえて、あなたの気持ちが最大限伝わるお見舞いにしましょう。
郵送の場合は病棟と病室も明記する
お見舞い先が遠方の場合や時間の余裕がない場合お花を郵送することができます。
お見舞いのお花を入院先に郵送する場合、病棟だけでなく病室もしっかり明記しましょう。
せっかく贈ったお花が相手の手元に届かないとあなただけでなく、贈られた方もお花の行方が気になり、余計な心配をかけてしまうことになります。
大きすぎるお花は避ける
病院の病室はしばしば狭い場合が多く、大きなお花が置かれると、スペースを圧迫してしまう可能性があります。
それによって、患者本人やその他の訪問者、医療スタッフにも不便を感じる場合があります。
また、自宅宛に贈る場合でも大きすぎるお花は避けましょう。
大きすぎるお花は手入れや取り扱いがしにくく、置く場所にも困るため、たとえきれいなでもストレスになってしまう可能性があります。
お花は元気づける目的で贈るため、お花の大きさではなく、気持ちの伝わるお花を選ぶと喜ばれるでしょう。
そのまま置けるタイプのお花が望ましい
お見舞いのお花はそのまま飾ってもらえるものを選びましょう。
花瓶の有無や、花瓶の水換えなど手間のかかるものは相手の負担になることがあります。
そのまま置けるタイプのお花は長持ちすることが多く、お見舞いを受けた人が長い間、癒やしや安らぎを感じられるでしょう。
また、病室を移動したり、自宅に持ち帰る際にも移動させやすいです。
HanaPrimeではそのまま飾れるブーケや花束もご用意しています。
大きさも小ぶりのものから少し大きなものまで選べます。
療養中は避け、回復後にお花を贈る
病気や怪我の知らせを受けるとすぐにかけつけたくなる気持ちはわかりますが、相手の状況を見極めてお花を贈るようにしましょう。
人によっては弱り切っている姿を見せたくない人もいるので、回復後にお花を贈ることも検討します。
お見舞いのタイミングは関係性によっても変わりますが、入院直後や手術前後は控えた方が無難です。
相手の気持ちに寄り添い、最大限の配慮ができるといいでしょう。
病院へのお花持ち込みのルールを確認する
お見舞いといえばお花のイメージがありますが、病院によってはお見舞いにお花を禁止しているところもあります。
特に集中治療室(ICU)や感染症病棟では、衛生管理上の理由からお花や贈り物の持ち込みが制限されている場合が多いです。
お花のお見舞いについては各病院でルールが異なるため、必ず看護師や病院スタッフに確認してから持参または郵送すると安心です。
病院でお花が禁止なのであれば、退院祝いや快癒祝いなどご自宅に戻るタイミングにお花を贈っても喜ばれるでしょう。
お見舞いのお花に関するよくある質問
最後に、お花をお見舞いに贈る際によくある質問をまとめました。
①お見舞いのお花のアレンジメントはダメ?
アレンジメントのお花はお見舞いにふさわしい形状です。
そのまま飾れるということが最大のメリットで、花瓶の必要もなく相手の手間がありません。
ただし、複数の花をまとめる場合は、先ほど紹介した通り「香りが強い」「縁起の悪い花言葉」などの持ち込みNGのお花などを含めないように配慮しましょう。
お見舞いには手間のかからないアレンジメントはピッタリです。
HanaPrimeではそのまま飾れるブーケや花束もご用意しています。
②お見舞いにプリザーブドフラワーはあり?
ブリザードフラワーは生花を元に作られるのでお見舞いとしても活用できます。
生花の持ち込みが禁止されている場合や、花粉にアレルギーがある方へのお見舞いとしては最適でしょう。
さらに香りがなく、お手入れの必要もなく華やかさを楽しめます。
ただしブリザードフラワーを選ぶ際も成果と同じく色や形状、花言葉には配慮が必要です。
また、病院や施設によっては生花持ち込み制限があり、プリザーブドフラワーも禁止される場合もあるため、確認しておきましょう。
③お見舞いでお花を避けるべきケースは?
病院で生花の持ち込みを禁止されている場合や、贈る相手にアレルギーがある場合はお花のお見舞いは避けましょう。
また比較的重篤な症状の場合もお花は避けた方が無難です。
術後すぐなど体力の落ちている患者さんが、花や花瓶の水にいる緑膿菌などによる感染症にかかる可能性があるからです。
また普段ならお花の花粉や香りが気にならない人でも、病状や精神状態によっては不快に感じることもあるので病状が落ち着くまでまってからでもいいでしょう。
お見舞いにはマナーを守って喜ばれるお花を贈ろう!
お花は癒しやリラックスの効果があるといわれています。
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