ユキノシタの花言葉|名前の由来
誕生花
BIRTH
FLOWER
ユキノシタの花言葉|名前の由来は以下の誕生花です。
花言葉
FLOWER
LANGUAGE
ユキノシタの花言葉|名前の由来の花言葉は以下になります。
- 博愛
- 恋心
- 深い愛情
- 切実な愛情
- 好感
目次
INDEX
ユキノシタの花言葉は「深い愛情」「切実な愛情」「博愛」「好感」「恋心」
花びらの形が独特で、上3枚が小さく、下の2枚が大きく細長い形をしているユキノシタは、春から夏にかけて咲く山野草です。
岩場などで小さな白い花を咲かせ、ひっそりと咲く様子から控えめな印象がある花です。
「深い愛情」「切実な愛情」「博愛」という花言葉は、詳しくは後述しますが、ユキノシタが古くから薬草として用いられてきたことから付けられました。
また、「恋心」や「好感」という恋愛に関する花言葉も持っています。遠くから見守る家族や恋人の愛情を想わせる花言葉が多く、大切な人に花言葉を添えて贈るのにも向いています。
ユキノシタの花言葉は色によって違うの?
ユキノシタには、色別に違う花言葉はつけられていません。
ユキノシタの花はほとんどが白く、上部の花びらの赤やピンクの模様の入り具合で異なる印象がありますが、花によって多くの違いはありません。
ユキノシタの怖い花言葉
ユキノシタの花言葉は愛情深いものが多く、怖い花言葉はありません。
ユキノシタの花言葉の由来
ユキノシタの花言葉である「深い愛情」「切実な愛情」は、ユキノシタが古くから生薬として用いられてきたことに由来します。
ユキノシタの葉や茎を煎じたものは子どものひきつけに効果があり、絞り汁は中耳炎や虫さされに効果があったことから、親から子への愛情を示す花言葉が付けられました。
花言葉の「博愛」は、ユキノシタが民間薬として人々に愛され、また食用や観賞用として生活で身近に使われてきたことに由来します。
古くから身近な薬草として親しまれてきたことから愛情深い花言葉が多く「好感」が持てるという花言葉がついたのでしょう。
また、ユキノシタは「恋心」という恋愛に関する花言葉も持っています。これは、ユキノシタの青い葉が雪に覆われていても枯れないことから、冷めない恋心を表したものです。
ユキノシタの花言葉に似ている花は?
ユキノシタの花言葉に似ている花は、以下の通りです。
「深い愛情」に似ている花
「切実な愛情」に似ている花
「博愛」に似ている花
「好感」に似ている花
- 「あなたと一緒なら心が和らぐ」ペチュニア
- 「親しみやすい」黄色いガーベラ
- 「切なる喜び」ジャノメギク
「恋心」に似ている花
ユキノシタの花言葉と真逆の意味の花
ユキノシタの花言葉と真逆の意味を持つ花は、以下の通りです。
「深い愛情」「切実な愛情」と真逆の意味の花
「博愛」と真逆の意味の花
「好感」と真逆の意味の花
「恋心」と真逆の意味の花
- 「失恋」白いチューリップ
- 「裏切りの恋」オキナグサ
- 「恋の終わり」チョコレートコスモス
【英語版】ユキノシタの花言葉
ユキノシタの西洋での花言葉は、特に存在していません。
ユキノシタは誕生花の花なの?
ユキノシタの名前の由来
ユキノシタの名前の由来は諸説あります。
たとえば、多く咲いた白い花を雪に例え、その下に緑の葉があることに由来する説や、雪が積もっていても葉が枯れないことに由来する説などです。
ほかにも、垂れ下がった2枚の花びらが舌のように見えることから、ユキノシタになったという説もあります。
英名の由来
ユキノシタの英名は「Strawberry Geranium(ストロベリー・ゼラニウム)」です。
また「Mother of thousands(マザー・オブ・サウザンズ)」や「Beefsteak geranium(ビーフステーキ・ゼラニウム)」の名でも呼ばれています。
「Mother of thousands(マザー・オブ・サウザンズ)」は、ユキノシタが匍匐枝(ほふくし)を伸ばして増えていくことから付けられました。
また「Beefsteak geranium(ビーフステーキ・ゼラニウム)」というユニークな英名が付けられていますが、なぜこのような名前がつけられたのかはわかっていません。
和名の由来
ユキノシタの和名は「雪の下」「雪下」で、白い花を雪に見立て、その下に緑の葉が見えることが名前の由来です。
また、葉にある白い斑(まだら)を雪に例えた説や、冬場でも枯れずに青い葉が残っている説など諸説あります。
下部の2枚の花びらが舌のように長く雪のように白いため、雪の舌になったという説もあるようです。
また、ユキノシタは別名「イドクサ」や「虎耳草(コジソウ)」とも呼ばれています。
「虎耳草(コジソウ)」はユキノシタの中国植物名(漢名)で、肉厚で丸い葉の形がトラの耳を連想させることから付けられました。
ユキノシタは「鴨足草」とも書き、俳句では夏の季語として使われています。ユキノシタの花の形が鴨の足に似ていることから、この名が付けられました。
正式な学名
ユキノシタの、正式な学名は「Saxifraga stolonifera」です。
学名のSaxifragaは「岩を割る」という意味があり、stoloniferaは「匍匐枝(ほふくし)のある」という意味です。
匍匐枝(ほふくし)とは茎の一種で、地上に出る茎が地面を這いながら成長し、その先に新しい株を増やしていく枝のことを指しています。
ユキノシタってどんな花?
原産国 | 日本、中国 |
科・属 | ユキノシタ科ユキノシタ属 |
タイプ | 多年草 |
花のサイズ | 約3cm |
香り | ほのかな香り |
草丈 | 20~50cm |
開花時期 | 5~7月 |
旬の季節 | 春~初夏 |
花持ち日数 | 2週間程度 |
出回り時期 | 通年(苗) |
ユキノシタは、日本の本州、四国、九州に分布する常緑の多年草です。
渓谷沿いの湿った岩場などに自生していることが多く、春になると白い小さな花を咲かせ、その美しい姿は多くの人に愛されています。
ユキノシタの葉は丸く、白い斑(まだら)が入り、葉の裏面は紫色を帯びています。
また、花びらにも特徴があり、上部は3枚の花びらにピンクや黄色の模様が入り、下部は白く細長い形状の花びらが2枚です。
ユキノシタは古くから民間薬として利用されてきました。
また、ユキノシタの葉は食用として重宝されています。最近では、化粧品の材料として利用されるなど、美容成分が注目されている植物です。
ユキノシタの品種には、葉の白い模様が鮮明な斑(ふ)入りユキノシタや、葉に模様がないアオユキノシタ、花びらがすべて同じ大きさのホシザキユキノシタなどがあります。
ユキノシタの風水
ユキノシタは美しい花を咲かせますが、風水的には凶木とされており、庭に植えると禍をもたらすと言われています。
ユキノシタが凶木と言われる所以は、薄暗い湿気の多い場所を好み、陰の気が多くなるというのが主な理由です。
風水では気の流れを重視するため、気が滞るユキノシタは風水上、あまり良くありません。しかし、食用や薬用として重宝されている面もあります。
ユキノシタを植える場合は、風水的観点だけでなく、育て方や場所を考えて育ててみると良いでしょう。
ユキノシタの飾り方
ユキノシタは、山野草としてだけでなく、庭園や鉢植えでの栽培も行われています。
ユキノシタを育てる場合は、日陰や半日陰の湿った場所に植えましょう。植え付け後は、土壌を乾燥させないように、こまめに水やりをします。
ユキノシタは繫殖力が強いので、増えすぎに注意しましょう。根元から多くの匍匐枝(ほふくし)を伸ばしていくため、定期的に匍匐枝を切って管理することが大切です。
摘み取ったユキノシタの葉は、塩で茹でて水でさらしてお浸しにしたり、天ぷらや煮物を作ったりすることもできます。また、利尿作用があることから、葉や茎を煎じてハーブティーにして飲むとむくみを解消することができます。