アドベントリースの作り方と必要な花材
クリスマスが近づくにつれて、ワクワクした気持ちとともに、家族や大切な人と過ごす特別な時間を楽しみにする気持ちが高まります。
アドベントリースは、その期待感をさらに高めてくれる素敵なアイテムです。
毎週灯るキャンドルが心を温かくし、幸せなひとときを感じさせてくれるでしょう。
この記事では、アドベントリースの作り方と必要な花材をご紹介しますので、ぜひ手作りに挑戦して特別な季節を過ごしてください。
目次
INDEX
アドベントリース(アドベントクランツ)意味とは?
アドベントリース(アドベントクランツ)は、クリスマスを迎える準備を祝うための伝統的な飾りです。
元々はドイツで始まった習慣で、イエス・キリストの降誕を待ち望みながら、毎週1本ずつキャンドルを灯していくのが特徴です。
円形のリースは神の永遠の愛を象徴しており、アドベントの4週間を表した4本のキャンドルには「希望」「平和」「喜び」「愛」という意味が込められています。
また、アドベントリースの中央に「キリストのキャンドル」と呼ばれる白いキャンドルを置くこともあり、クリスマスイヴまたはクリスマス当日に火を灯してキリストの誕生を祝福します。
アドベントリースの作り方
常緑樹を土台にしたアドベントリースの作り方を説明します。
① 常緑樹を土台に固定する
- リース用の土台(またはフォーム)を準備する
- 常緑樹の枝(モミ、ヒバなど)を適当な長さに切り分け、いくつかの束に分ける
- 小分けした常緑樹の根元をワイヤーでリース台の周りに巻きつける
枝の方向や長さを調整しながら、全体にボリューム感を持たせ、しっかりとワイヤーで固定しましょう。
枝は均等に配置し、土台を隠すように重ねていくのがポイントです。
② キャンドルホルダーをリースに挿す
- キャンドルホルダーを4つ用意する
- リースにキャンドルホルダーを均等に配置する
- ワイヤーやグルーガンで固定する
ホルダーが不安定だと火災の危険があるため、グルーガンやワイヤーを使用してキャンドルホルダーを安全に取り付けましょう。
特に、ワイヤーを使う場合は、キャンドルホルダーが動かないように複数回巻きつけてください。
③ キャンドルを乗せる
アドベントリースにキャンドルを飾る際は、キャンドルホルダーに乗せて安定しているかチェックしましょう。
キャンドルは枝や装飾とぶつからないように配置場所を決め、火が灯っても安全に楽しめるように配慮してください。
④ そのほかの素材で装飾する
ベースとなる常緑樹のリースが出来上がったら、次は装飾を施して自分だけのリースに仕上げていきましょう。
キャンドルホルダーの位置を決めて、松ぼっくりやクリスマスオーナメント、リボンなどを使って好みの装飾をします。
全体のバランスを確認し、グルーガンやワイヤーを使って固定されているかチェックしてください。
アドベントリース作りに必要な材料
- 常緑樹の枝(モミ、ヒバ、ブルーアイス、ヒムロスギなど)
- リース台
- キャンドル
- キャンドルホルダー
- リースの装飾(リボン、自然素材、オーナメントなど)
- 固定用具(ワイヤー、ハサミ、グルーガンなど)
クリスマスリースの土台には、主に常緑針葉樹を使います。
フレッシュな常緑樹を使ったナチュラルなリースは、木の優れた香りが広がり、クリスマスの雰囲気を一層引き立てます。
アドベントリースは基本的な要素を押さえつつ、自分の好みやクリスマスのテーマに合わせて自由にアレンジすると、オリジナルのリースが完成します。
キャンドル
アドベントリースのキャンドルは、一般的には紫色3本、ピンク色1本を使いますが、好みに合わせて色を変えても構いません。
例えば、赤や金、白など、リースのテーマに合わせた色を選ぶことで、オリジナルのリースに仕上がります。
キャンドルのサイズはリースの大きさに合わせて選びましょう。
通常は円筒形のキャンドルが使われますが、ティーライトなどの小さなキャンドルを使って、より可愛らしい雰囲気にするのもおすすめです。
リース全体のデザインと調和するキャンドルを選び、安全に火を灯せるように配置することが大切です。
キャンドルホルダー(他の材料でも代用可能)
アドベントリースのキャンドルホルダーは、キャンドルをしっかりと安定させるために大切です。
キャンドルホルダーの素材はガラス製や金属製がありますが、専用のもの以外でも小さめの瓶やグラス、陶器製の器などで代用することができます。
また、アドベントリースに使うキャンドルホルダーを選ぶ際は、以下のポイントに注意して選びましょう。
安全性 | 耐熱性があり、安定性があるもの |
サイズ | リースとのバランスとキャンドルに合うサイズ |
素材とデザイン | リースと調和するもの |
リースの土台
アドベントリースの土台選びは、リースの完成度に大きく影響します。
以下のポイントを参考にして、土台を選んでください。
- 自然素材(つるや籐など)
- フォーム(スポンジ)タイプ
- ワイヤータイプ
アドベントリースの土台は、枝を巻きつけやすく、アレンジしやすいベースが便利です。
フォームやツル素材のベースは比較的扱いやすく、100円ショップなどでも購入できます。
キャンドルや装飾に合わせて、適切なサイズのベースを選びましょう。
ワイヤー
ワイヤーの種類はこちらです。
- リース用ワイヤー
- フラワー用ワイヤー
リース用ワイヤーは、リースの土台に常緑樹の枝を固定するために使用します。
柔らかいものを選び、枝を重ねながら軽く巻きつけることで、全体を安定させることができます。
フラワー用ワイヤーは、松ぼっくりやリボン、オーナメントなどの小物をリースに固定するのに便利です。
また、キャンドルホルダーを固定する際にも役立ちます。
飾りつけに使う素材や装飾
アドベントリースの飾り付けは、ワクワクするひとときです。
以下の飾りつけ素材を参考にして、好みに合わせた装飾を加えましょう。
- 松ぼっくり
- リボン・麻ひも
- オーナメント
- シナモンスティック・木の実・コットンフラワー・ドライオレンジなど
- ベリー(赤い実)
- ベル
- ドライフラワー
アドベントリースに装飾を加える際は、全体のバランスを考えて配置することが大切です。
さらに、キャンドルや装飾の色を調和させることで、統一感が生まれ美しい仕上がりになります。
飾り過ぎず、緑の部分を活かすことで自然な風合いが生まれ、リースの本来の魅力が引き立ちます。
アドベントリースに使えるおすすめの花材
アドベントリースに花材を取り入れると、華やかさがアップします。
ここでは、アドベントリースにおすすめの花材を紹介します。
バラ
バラをアドベントリースに加えることで、リースに華やかさと上品さを添えることができます。
バラにはさまざまな種類があり、好みに合わせて色や形、香りが楽しめるのが魅力です。
また、花の色によって花言葉が異なります。
赤いバラが「愛」、白いバラが「純潔」「尊敬」、ピンクのバラが「感謝」を表現し、リースにそれぞれの意味を込めることができます。
シルバーブルニア
シルバーブルニアは、アドベントリースにぴったりの花材です。
シルバーグリーンの葉と実は冬の冷たい空気に良く合い、雪のような清々しさを演出してくれるでしょう。
シルバーブルニアの花言葉は「永久不変」「情熱」「小さな勇気」で、「永久不変」という花言葉がアドベントリースに深い意味を与えてくれます。
シルバーブルニアは長持ちしドライフラワーとしても楽しめるため、クリスマスが過ぎた後も長く飾っておけます。
ポインセチア
ポインセチアは、クリスマスの象徴として広く親しまれている植物です。
鮮やかな赤い花と緑の葉はリースに華やかさを加えるだけでなく、花言葉である「祝福」「聖夜」を通してクリスマスの喜びを伝えてくれます。
ポインセチアを装飾する際は、リース全体のバランスを考え量や配置を調整しましょう。
クリスマスホーリー
クリスマスホーリーは、鮮やかな赤い実とトゲのある緑の葉が特徴で、クリスマスの飾り付けに欠かせない代表的な植物です。
別名セイヨウヒイラギとも呼ばれ、キリスト教ではキリストの王冠のイバラやその血を象徴し、受難を象徴する木として大切にされてきました。
クリスマスホーリーは「神を信じます」という、クリスマスの精神にふさわしい花言葉を持っています。
また、トゲのある葉は魔除けの意味があり、クリスマスホーリーを玄関に飾る家庭が増えたことから「家族の幸せ」という花言葉も加わりました。
コニファー
コニファーは、四季を通じて常に緑を保つことから「不変」「永遠」といった花言葉がつけられています。
形や色、香りなどさまざまな種類があり、中でもブルーアイスやブルーバード、モミなどの青みがかった品種は、アドベントリースやガーランドにぴったりです。
コニファーの持つ、森林浴を思わせるさわやかな香りも魅力のひとつです。
コニファーを使ったアドベントリースに松ぼっくりやシナモンの装飾を加えることで、より自然で温かみのあるリースが仕上がります。
ヤドリギ
ヤドリギは、他の木に寄生する植物で、白い実と緑の葉が特徴的です。
「永遠」や「再生」の象徴とされ、ヨーロッパではクリスマスシーズンに玄関や窓辺に飾る風習があり、古くから親しまれてきました。
また、ヤドリギには「困難に打ち克つ」「克服」「忍耐」といった花言葉があり、ヤドリギの下でキスを交わすと永遠の愛が続くという美しい伝説があります。
ヤドリギは小さな葉が集まっているため、リース全体の中に自然に溶け込ませるとバランスが良くなります。
オリーブ
オリーブのリースは、灰緑色の葉が洗練された印象を与え、クリスマスのインテリアに深みと温かみをプラスします。
「平和」「知恵」「安らぎ」の花言葉は、クリスマスの精神と重なり、家族や友人との絆を深め、幸せな時間をもたらしてくれるでしょう。
生命力が強く、長寿の象徴として知られるオリーブをアドベントリースに加えることで、家族の健康と幸せを願う気持ちも込められます。
アドベントリースの飾り方
アドベントリースは、クリスマスの到来を楽しむリースです。
ここでは、アドベントリースの飾り方について紹介します。
壁にかけずにテーブルに置いて楽しむ
アドベントリースはドイツ発祥のクリスマスの伝統で、特にテーブルに置いて楽しむスタイルが広く親しまれています。
家族で一緒にキャンドルの炎を眺め、クリスマスの到来を楽しみながら待つことができるでしょう。
また、テーブルの上であればキャンドルの炎をしっかりと見守ることができ、火事のリスクを軽減できます。
特に、小さな子どもやペットがいる家庭では、安全面からもテーブルに置くのが望ましいです。
毎週日曜日に火を灯す数を増やす
アドベントリースは、毎週日曜日に1本ずつキャンドルを灯していきます。
1週間ごとにクリスマスへの期待が高まり、家族や大切な人との団欒をより特別なものにしてくれます。
【注意】必ず目の届く場所に飾る
アドベントリースは必ず目の届く場所に飾りましょう。
アドベントリースのキャンドルは毎週1本ずつ灯すため、4本すべてのキャンドルが灯るまでの間、火の管理をする必要があります。
飾り場所を選ぶ際は以下の点に注意してください。
- 燃えやすいものの近くには置かない
- 倒れる恐れのある場所には置かない
- 風が直接当たる場所は避ける
子どもやペットがぶつかって倒れてしまう可能性がある場所は、特に注意が必要です。
また、エアコンが直接当たる場所は避け、キャンドルの炎が揺らがないようにしましょう。
アドベントリースに関する良くある質問
アドベントリースに関するよくある質問をまとめました。
- アドベントリースとアドベントクランツの違いは?
- アドベントリースのキャンドルは何本用意する?
- ドライフラワーのリースでもいいの?
- アドベントにはリース以外にどんな飾りが人気?
アドベントリースをより深く理解し、クリスマスシーズンを特別なものにするための参考にしてください。
アドベントリースとアドベントクランツの違いは?
「アドベントクランツ」の「クランツ(Kranz)」は、ドイツ語で「冠」を意味する言葉です。
アドベントリースは、16世紀のドイツで発祥し広まったと言われ、王冠にも見えることから「アドベント・クラウン」と呼ばれます。
「アドベントリース」と「アドベントクランツ」は基本的に同じ意味ですが、アドベントリースは英語圏で、アドベントクランツはドイツ語圏で使われることが多いです。
アドベントリースのキャンドルは何本用意する?
アドベントリースのキャンドルの本数は地域や家庭によって異なる場合もありますが、4本のキャンドルを用意するのが一般的です。
これは、クリスマスまでの4週間を象徴しており、毎週日曜日ごとに1本ずつキャンドルに火を灯していきます。
最初の週は1本、2週目は2本と徐々に増やしていくことで、クリスマスが近づいてくる喜びを感じることができます。
ドライフラワーのリースでもいいの?
ドライフラワーのリースを使っても問題ありません。
ドライフラワーを使うことで、より長く美しいリースを楽しむことができます。
おすすめのドライフラワーはこちらです。
クリスマスらしさを出すために、松ぼっくりや木の実、赤い実などを入れるのがおすすめです。
また、ドライオレンジやシナモンスティックを添えると、見た目だけでなく香りも楽しめ、温かみのある仕上がりになります。
アドベントにはリース以外にどんな飾りが人気?
アドベントの飾りは、リースのほか定番のクリスマスツリーや、お部屋全体をクリスマスムードで満たしてくれるアイテムもたくさんあります。
代表的な飾りはこちらです。
クリスマスツリーはアドベントの主役としてリビングを彩り、リースやスワッグは来客を迎える玄関を華やかに演出します。
アドベントカレンダーは毎日窓を開けて小さなプレゼントを楽しめる、大人も子供もワクワクするアイテムです。
アドベントガーランドは壁に飾り、プレゼントを入れていくことで、クリスマスまでのカウントダウンを楽しめます。
クリスマス限定商品 フレッシュスワッグ #1944 size:100
クリスマス限定の生花で作成したスワッグです。 針葉樹の香りがとても癒されます。 プレゼント用やもちろんご自宅用やにもおすすめの商品です。 スワッグを飾って素敵なクリスマスを過ごしましょう。
詳しく見る