オシロイバナの花言葉｜名前の由来

オシロイバナの花言葉は「臆病」「内気」「恋を疑う」

オシロイバナには「臆病」「内気」「恋を疑う」という花言葉があります。

どの花言葉もマイナスのイメージを抱きかねないため、贈り物としては避けたほうが無難です。

ただし、アサガオを小さくしたような花をたくさんつける様子や一株でさまざまな色の花を咲かせる特徴から、庭先を鮮やかに彩るのにはぴったりでしょう。

色別や英語版の花言葉を意識して、自分用として楽しむことをおすすめします。

オシロイバナの花言葉は色によって違うの？

オシロイバナには、ピンクや黄・白の花色のほか、同じ株から色の違う花が咲く”咲き分け”の品種があり、それぞれ異なる花言葉が付けられています。

花の色	花言葉
ピンク	しめやかな愛情
黄	いつも元気
白	内気、遠慮
咲き分け（混合）	おしゃれ

オシロイバナの怖い花言葉

オシロイバナの花言葉には、死や病気、恨みなど怖い意味に直結する花言葉はありません

しかし「恋を疑う」という意味があることから、恋愛に関しては不穏な印象を抱くことでしょう。

また「臆病」「内気」といった言葉もネガティブな印象であるものの怖い意味ではありません。

オシロイバナの花言葉の由来

オシロイバナの「臆病」「内気」という花言葉は、夕方にひっそりと咲き始め、翌朝もしくは長くても午前中には萎んでしまう様子が由来です。

「恋を疑う」と付けられたのは、一株から異なる色の花をつける不思議さや咲き分け品種が浮気を連想させることが理由でしょう。

オシロイバナの花言葉に似ている花は？

オシロイバナには色別の花言葉もありますが、ここではオシロイバナ全体に付けられている3つの花言葉と似た意味の花言葉を紹介します。

「臆病」と同じ意味をもつ花

• 「慎重」サンザシ、ナナカマド
• 「臆病な心」シバザクラ

「内気」と同じ意味をもつ花

• 「内気」アマリリス、シクラメン、シャクヤク
• 「謙遜」ライラック、ヤブラン、エリカ
• 「控えめ」マツタケ、ワビスケ

「恋を疑う」と同じ意味をもつ花

• 「不信感」ラベンダー
• 「裏切りの恋」オキナグサ

オシロイバナの花言葉と真逆の意味の花

オシロイバナ全体を指す3つの花言葉と真逆の意味をもつ花について紹介します。

「臆病」と真逆の意味をもつ花

• 「大胆」ナデシコ、ダイアンサス
• 「大胆不敵」キンギョソウ、エーデルワイス
• 「度胸」ボリジ、ポプラ
• 「勇気」タイム、コナラ、エーデルワイス

「内気」と真逆の意味をもつ花

• 「自信」ミスミソウ、サクシフラガ
• 「勝気」パンパスグラス
• 「活気」ススキ、タイム

「恋を疑う」と真逆の意味をもつ花

• 「信じる恋」アスター
• 「信じあう心」ブルースター

【英語版】オシロイバナの花言葉

オシロイバナの英語の花言葉は「timidity（臆病）」です。

日本語の花言葉と同様に、夕方4時ごろから花が咲く様子にちなんで付けられました。

花の色	英語版花言葉
ピンク	臆病
黄	元気
白	希望
咲き分け（混合）	恋を疑う、疑いの恋

オシロイバナは誕生花の花なの？

オシロイバナは7月28日、8月1日、8月5日、8月23日の誕生花です。

オシロイバナの名前の由来

オシロイバナという名前は、黒くごつごつした形の種子の中にある胚乳が白い粉状で、化粧に使う「おしろい」に似ていたことから付けられました。

その他の別名や英名、学名について紹介します。

英名の由来

オシロイバナの英名は「Four-O’clock（午後4時）」「Marvel of Peru（ペルーの驚異・不思議）」の2つです。

「Four-O’clock」は、午後4時ごろ咲きだし、翌日午前中のうちに萎んでしまうことに由来しています。

「Marvel of Peru」は、原産地の1つとされる中南米のペルーで多く見かけることや咲き分けすることから付けられました。

和名の由来

オシロイバナの和名は「白粉花（おしろいばな）」で、別名「夕化粧（ゆうげしょう）」とも呼ばれます。

種子の中身の白い粉状のものが、おしろい（白粉）に似ていたことから「白粉花」と付けられました。

「夕化粧」という別名は、夕方4時ごろから咲き始める性質と、おしろいを付けて出かける綺麗な女性の姿を花に重ねて付けられたのでしょう。

正式な学名

オシロイバナの正式な学名は「Mirabilis jalapa」です。

「Mirabilis」はラテン語で「不思議な、驚くべき、素敵な」という意味があります。

一株から異なる色の花をつける様子から、植物学者のリンネが命名する際に付けられました。

「jalapa」はオシロイバナの原産地とされるメキシコの都市「Jalapa（ヤラパ）」に由来します。

オシロイバナってどんな花？

原産国	中南米、メキシコ
科・属	オシロイバナ科・オシロイバナ属
タイプ	多年草
花のサイズ	3～4cm
香り	爽やかな良い香り
草丈	30～100cm
開花時期	7～9月
旬の季節	夏
花持ち日数	半日（4時～翌午前中）
出回り時期	6～9月

オシロイバナは、メキシコを始めとした中南米原産の植物で、種子をつける多年草のため比較的簡単に増やすことができます。

花の色の種類が多いだけでなく、一株の中で色の違う花をつける咲き分けの品種もあります。

原産地域では、葉や根を薬草として用いられるなど重宝されてきました。

また、色水を作れるほどはっきりした色素をもつことから、着色にも活用されています。

根や葉など全体に有毒成分を含むため、誤って口にしないよう注意が必要です。

オシロイバナの風水

オシロイバナは鮮やかな花色をしているため、風水においては色と方角を意識して植えたり飾ったりすることをおすすめします。

改善を期待したい運気	色	方角
対人運	白	北東、南西
恋愛運	赤・ピンク	北
金運	黄	西

また、良い香りのする花は運気上昇が期待できるとされるため、小さめの鉢植えであれば部屋に飾るのもおすすめです。

オシロイバナの飾り方

オシロイバナは、夕方に咲いて翌朝には萎んでしまう特徴から、生花で飾るのは適していません。

地植えや鉢植えであれば、1つが萎んでも次の花がすぐ咲き広がるため長い期間彩りを楽しめるでしょう。

萎んでしまった花がらを取り除くことで綺麗な状態を維持できます。