友人や仕事の取引先が新しくお店をオープンする際には、開店祝いにお花を贈ることが一般的です。
「現金や商品券を贈るのはあり?」
「避けた方がいいギフトは?」
など、お花以外の選択肢はないか検討される方も多いのではないでしょうか?
本記事では、開店祝いで喜ばれる定番のプレゼント8つと、選び方や贈る際のマナーについて詳しく解説します。
具体的な例を交えながら、相手に喜ばれるギフトを紹介しますので、プレゼント選びで悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
HanaPrimeでは開店祝いにおすすめの観葉植物を多数取り揃えています。
開店祝いで喜ばれるプレゼントの選び方
開店祝いを選ぶ際は、相手の喜びを引き出すだけでなく、実用性や縁起の良さも考慮することが大切です。
贈る側の気持ちが伝わるプレゼントの選び方は以下の通り。
- 実用的なアイテムを選ぶ
- 店舗の雰囲気に合うデザインを選ぶ
- 縁起の良い贈り物を選ぶ
- 長く使える高品質な品を選ぶ
それぞれ詳しく解説します。
① 実用的なアイテムを選ぶ
実務に直結するアイテムは、開店後すぐに役立ち、とても喜ばれます。
たとえば次のようなアイテムが人気です。
- 高級感のある事務用品(キャッシュトレイ)
- 名入れができる文具類(ペン、ファイルなど)
- オフィス用のカタログギフト
- 実務をサポートする家電類(加湿器、ロボット掃除機、電子レンジなど)
相手の業種や店舗の雰囲気を考慮して選ぶことで、感謝される贈り物になるでしょう。
見た目だけでなく、現場で役立つことが重視されます。
② 店舗の雰囲気に合うデザインを選ぶ
贈り物のデザインが店舗の雰囲気にマッチしていると、インテリアとしても活用しやすくなります。
選ぶ際は以下のような点を意識すると良いです。
- お店のイメージ(ポップ、フォーマル、北欧風など)
- お店の大きさ
- 想定する客層
- お店のベースの色合い
空間と調和する品であれば、すぐに取り入れてもらいやすくなります。
インテリア雑貨を贈る場合は特に店舗の雰囲気と合わせる必要があり、贈り主の心配りが伝わるデザイン選びが大切です。
③ 縁起の良い贈り物を選ぶ
商売繁盛の縁起物など、縁起の良い贈り物も開店祝いで喜ばれます。
商売繁盛を願う縁起物の例は以下の通りです。
- だるま
- 招き猫
- 観葉植物
それぞれ解説します。
だるま
だるまは目標達成や願望成就の象徴として贈られる縁起物です。
「七転び八起き」の意味を持ち、商売においても失敗しても立ち上がる粘り強さを象徴しています。
予算やイメージでサイズが選べ、赤・白など色もさまざまです。
特に黒色のだるまは「黒字」を意味するとして商売繁盛をもたらすとされ、開店祝いに適しています。
開店を機に新たな目標を掲げる相手には、特に喜ばれる贈り物でしょう。
招き猫
招き猫は商売繁盛や金運アップを願う贈り物として人気が高いです。
右手を上げた猫はお金を、左手は人を招くとされ、用途に応じて使い分けられます。
最近は伝統的なものに加え、モダンなデザインやカラフルなものも多いです。
開店祝いには、お客さまとの縁を願う意味で左手を挙げた猫が一般的とされています。
観葉植物
観葉植物は、風水で「運気を呼び込む」とされるだけでなく、癒しや空気清浄効果も期待できます。
中でも鉢植えは「根付く」という意味から、新たなスタートを応援する贈り物として好ましいです。
パキラやドラセナのような縁起の良い品種が定番で、インテリアとしても映え、水やりが簡単なので喜ばれます。
④ 長く使える高品質な品を選ぶ
長く使える高品質な品は、開店後の実用性が高く喜ばれます。
開店祝いにおすすめの品は以下の通りです。
- 室内時計(店舗名や店舗のロゴが入ったもの)
- 有名ブランドのコーヒーメーカー
- 有名ブランドの来客用の食器
- カタログギフト(高品質な商品をメインで扱うもの)
高品質なものを選ぶと値段が高くなる傾向がありますが、予算が足りない場合は数人で連名のプレゼントを贈るのも良いでしょう。
ただし、大人数での連名では、「のし」に全員の名前を記載できない場合があるため注意が必要です。
花以外で喜ばれる開店祝いのプレゼント8選
開店祝いといえば花が定番ですが、最近では実用性やオリジナリティを重視したプレゼントも喜ばれる傾向にあります。
花以外で人気の開店祝いのプレゼントは以下の通りです。
- 観葉植物
- 名入れギフト
- お酒類
- 高級お茶やコーヒーセット
- 店舗ロゴ入りオリジナルグッズ
- おしゃれなインテリア雑貨
- ギフトカードや商品券
- カタログギフト
それぞれ順番に解説します。
① 観葉植物
観葉植物は、店内の雰囲気を明るくし、癒しの空間を演出してくれるため、開店祝いに適しています。
お花と比べて寿命が長く、手入れが簡単なものを選べば、忙しい開店直後でも負担になりません。
風水的にも縁起が良いとされており、商売繁盛の願いを込めるギフトとしても選ばれています。
開店祝いにふさわしい観葉植物を選ぶ際のポイントは以下の通り。
相手の負担にならないよう配慮して選んでみてください。
特に開店祝いでおすすめの観葉植物は、別名「発財樹」とも呼ばれて財をもたらすとされるパキラです。
パキラは丈夫で育てやすく、花言葉は「快活」「勝利」と前向きで、風水でも仕事運アップと人間関係の向上が見込めます。
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花言葉は「勝利」「快活」
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② 名入れギフト
名入れギフトは、特別感があり相手の記憶に残りやすい贈り物です。
店名やロゴ、開店日を入れたアイテムは、開業という節目にふさわしい記念品になります。
開店祝いで人気の名入れギフトには以下の通り。
- キャッシュトレー
- 木製電卓
- ペンスタンド
- カードトレー
- 時計
- プリザーブドフラワー
- 文房具
- 装飾品
他とかぶらないオリジナル性があるため、サプライズ感も演出できるでしょう。
近年ではお店のInstagramなどのQRコードを入れてもらえるギフトも出てきました。
③ お酒類
お祝いの席で振る舞われるお酒は開店祝いに適したプレゼントです。
相手がどんなジャンルや味のお酒が好きなのか分かっていると選びやすくなります。
お祝いで人気のお酒は以下の通りです。
- 日本酒(大吟醸)
- シャンパン「モエ・エ・シャンドン」
- シャンパン「ドン・ペリニヨン」
お酒は名入れのできるものや、開店祝い用の華やかなボトルのものなどがあり焼酎やワイン、ウイスキーなど、相手やお店の雰囲気に合うお酒を選びましょう。
④ 高級お茶やコーヒーセット
仕事の合間に一息入れてもらったり、お酒が飲めない方にも楽しんでもらったりできるのが高級お茶やコーヒーセットです。
隙間時間で手軽に飲んでもらえるように一杯ずつのスティックタイプやティーパックのタイプを選ぶのがおすすめです。
高級お茶やコーヒーセットにはマグカップやお茶菓子が付属したものや、パッケージをインテリアとして活用できるものもあります。
相手の嗜好やお店の雰囲気に合わせてプレゼント選びをしてみましょう。
⑤ 店舗ロゴ入りオリジナルグッズ
開店祝いのノベルティとして配布できたり、お店に置けるような、店舗ロゴ入りのオリジナルグッズを贈るのも良いでしょう。
オープン記念品として人気があるロゴ入りグッズは以下の通りです。
- ボールペン
- タオル
- 付箋
- トートバッグ
- マグカップ
- タンブラー
他にもお菓子やポーチ、ボトルなどさまざまな種類があるので、お店のイメージに合ったグッズを選ぶのがおすすめです。
相手の負担や邪魔にならないよう、事前によく相談して決めましょう。
⑥ おしゃれなインテリア雑貨
新店舗の雰囲気に合うおしゃれなインテリア雑貨も人気で、以下がおすすめです。
- アロマディフューザー
- アートフレーム
- 時計
アロマディフューザーはおしゃれで気軽に飾れる一方、アロマには好みがあり、香りを好まない店舗には不向きです。
アートフレームは大きめのものがおすすめで、近年では消臭効果や立体感のあるタイプなど様々なものが登場しています。
時計は壁掛けタイプがおすすめですが、店舗によってはコンパクトでさりげない置き時計も良いです。
⑦ ギフトカードや商品券
開店直後は何かと物入りで、ギフトカードや商品券をもらって嬉しかったという意見も多いです。
次のようなケースでは目上の方でも失礼にあたりません。
- お店の規模や雰囲気が分からず何を贈ればいいか分からない
- プレゼントが選べない
- 他の人と贈り物が重なりそう
しかしギフトカードや商品券は贈る金額がはっきりと相手に伝わるため、相場や相手との関係性、今までのやり取りなどから金額は関係性に配慮して決めましょう。
⑧ カタログギフト
カタログギフトも相手に気を遣わせず贈れる、開店祝いに適したプレゼントです。
ギフトカードや商品券と異なり、相手に金額を知られずに贈れるのが特徴で、ある程度相手やお店の雰囲気に合わせたものを選べます。
値段も3,000〜120,000円ほどで細かく分けられているので、幅広い予算に対応できるのも魅力です。
開店祝い用やお酒やグルメが充実したカタログギフトなど、選べるカテゴリーや品数をチェックした上で最適なものを選びましょう。
開店祝いを贈る際のマナー
開店祝いを贈る際には、相手に喜ばれるよう気配りが必要です。
タイミングや金額、マナーを守って贈ることが信頼関係を築くきっかけにもなります。
贈るときのポイントは以下の通り。
- 金額相場は相手との関係性に合わせる
- 贈るタイミングは開店の前後が適切
- メッセージを添えて渡す
- お花以外を贈る場合は「のし」を付ける
それぞれ詳しく紹介します。
金額相場は相手との関係性に合わせる
開店祝いの金額は、相手との距離感によって変わります。
相手との関係性に合わせたお祝いの相場は以下の通りです。
友人 | 5,000〜30,000円 |
兄弟姉妹 | 20,000〜30,000円 |
親子 | 30,000〜50,000円 |
仕事の取引先 | 10,000〜50,000円 |
高額すぎる贈り物は相手に気を遣わせてしまうこともあるため、相場を意識して決めるのが無難です。
お祝いの気持ちを伝えるため、相場より高額にする場合は、相手の負担にならないよう配慮しましょう。
贈るタイミングは開店の前後が適切
開店祝いを贈る適切なタイミングは開店の1週間前~開店後2週間以内で、忙しい開店当日は避けた方が無難です。
ただし準備で忙しい時期でもあるため、事前に届くように手配すると丁寧な印象になります。
どうしても間に合わない場合は、開店後1週間以内を目安に贈っても失礼にはあたりません。
オープンから2週間以上過ぎてしまった場合は現金や商品券など、自由度の高い品を贈ると喜ばれます。
当日サプライズで贈る場合、客として訪れ、業務の妨げとならないよう渡すのが良いです。
メッセージを添えて渡す
開店祝いには、短いメッセージを添えると好印象です。
「ご開店おめでとうございます。今後のご発展をお祈りいたします」といった内容が一般的ですが、相手との関係に応じてアレンジしても構いません。
直接渡せる場合は口頭でも良いですが、郵送する場合はメッセージカードを付けると良いです。
メッセージには相手との関係性に合わせた文面で、次のような言葉を添えましょう。
- お祝いの言葉
- 観葉植物を贈るなら花言葉
- 品物を選んだ理由
- お店の成功を願う言葉
相手に合わせて次のような言葉を使うと良いでしょう。
- 目上の方向け:「千客万来と商売繁盛をお祈りいたします」「今後ともよろしくお願いいたします」
- 友達向け:「これからも応援してるよ」
お花以外を贈る場合は「のし」を付ける
お花を送る場合は立て札に「御祝」や贈り主の名前などを書いて付けますが、お花以外を贈る場合は「のし」を付けます。
水引は紅白の蝶結びを選ぶのが一般的で、5本または7本のものを選ぶのがおすすめです。
筆記用具はボールペンや万年筆を避け、毛筆や筆ペンを使いましょう。
表書きの例文は以下の通りで、4文字になるのを避けて記載します。
- 御開店御祝
- 祝 開店
- 御祝
贈り主の名前は下段の中央部にフルネームで、表書きよりもやや小さめに書き、連名の場合は50音順または「◯一同」などと書きます。
開店祝いに関するよくある質問
開店祝いに関するよくある質問を以下にまとめました。
- 現金や商品券を贈るのはアリ?
- 避けたほうがいいギフトは?
- お店に直接持参する場合のマナーは?
詳しく解説するので参考にしてみてください。
現金や商品券を贈るのはアリ?
現金や商品券は開店祝いとして一般的です。
品物をもらうよりも嬉しいという意見もある一方で、目上の方には不適切とされる場合や、印象が薄いと感じられることもあります。
現金や商品券を贈る際はお互いの関係性や相場を考慮して検討が必要です。
避けたほうがいいギフトは?
開店祝いで避けたほうが良いギフトには次の3つがあります。
- 赤色や暖房器具など、火を使うギフト(赤字、火事を連想させるため)
- スリッパなど足で踏むもの(失礼にあたるため)
- 香りの強い花(飲食店などでは香りが邪魔になるため)
お店に直接持参する場合のマナーは?
開店祝いを直接持参する場合は、笑顔でお祝いの言葉を添えて渡し、特に現金や商品券を渡す場合はふくさに包んで持参して、そこから出して渡します。
忌み言葉である「火」や「倒れる」など、災いや不景気を連想させる言葉を使ってはいけません。
お店の負担にならないよう、大型の品物は避け、滞在時間は短時間にとどめ、早めに失礼しましょう。
相手に喜ばれる開店祝いを贈ろう!
本記事では、開店祝いで花以外に喜ばれるプレゼントや金額の相場・贈る際のマナーなどを解説しました。
予算や相手との関係性を考慮の上、観葉植物や名入れギフト、カタログギフトなど相手に喜ばれる開店祝いを選びましょう。
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