大きなハート型の葉がおしゃれなウンベラータはお部屋にくつろぎ空間を作る観葉植物です。
素敵だけど、育てるのが難しそうと思っている人が多いかもしれません。
でも意外と育てやすいのです。
自分で増やすこともできるので、増やしてお友達のプレゼントにするのも良いかもしれません。
また、少し難しいですが自分でも好きな形にできるウンベラータ。
今回はウンベラータのちょっとした知識と育て方、増やし方や曲げ方をご紹介します。
ウンベラータの基本知識
ウンベラータはラテン語のumbellaが起源で、日除けという意味です。
そのくらい大きな葉が影を作ってくれるのですね。
ウンベラータは、バルコニーでくつろぐように癒し空間を作ってくれます。
ウンベラータの原産地は熱帯アフリカでベンジャミンやアルテシマなどと同様フィカス属(イチジク属)です。
フィカス属の植物は800種類以上にのぼり、その中から特に美しい姿を持つ種類を選んで観葉植物として改良しました。
フィカス属の観葉植物はどれもインテリア性抜群なことが特徴です。
通販で探すと人よりも背の高いものから卓上に飾れる小さなサイズまであり、お部屋の大きさに合わせて選べます。
ウンベラータの育て方
フィカス属の植物はどれもとても育てやすいのでインテリアにぴったりです。
おしゃれなカフェやオフィスにもよく置かれていますね。
・日当たり、温度
ウンベラータは日当たりの良い場所を好みます。耐寒性は比較的あり、5度まで耐えられますが、寒暖の差が激しいと枯れやすくなるため注意が必要です。
春〜秋にかけては屋外でも大丈夫ですが、夏の直射日光は葉焼けする場合があるので日陰に置くようにしましょう。
・水やり
ウンベラータは、育てやすい観葉植物で滅多に枯れることはありませんが、枯れるとすると原因は根腐れです。
水を必要以上に与えすぎると根腐れを起こしてしまいます。土が乾いてから水やりをすれば大丈夫です。
ウンベラータは湿気を好むので霧吹きを葉っぱにしてあげると害虫予防にもなります。
また、大きな葉っぱはホコリが溜まりやすいので、優しく拭いてあげましょう。
・肥料
肥料の与えすぎは根腐れの原因です。
2ヶ月に1度程度液体肥料(ハイポネックスなど)を薄めたて水やりのときに与えるくらいで十分です。
・剪定
ウンベラータは、成長が速いため形を整えながら部屋にマッチしたスタイルをキープしていく必要があります。
また、葉が生い茂ると陰になる部分が病気になりやすくなります。
剪定は春から秋にかけてが理想的です。剪定をするときは必ず剪定ばさみを使います。
普通のはさみを使うと茎を痛めてしまう可能性があるためです。
そして手が荒れないように手袋を着用しましょう。
フィカス属の観葉植物は、茎を切ると樹液が出てしまい、手に付くと手荒れの原因になってしまいます。
~もしも実がなったら~
まれですが、ウンベラータには実がなることがあります。
かわいらしい梨のような実ですが食用にはなりません。
そのままにしておくと実が栄養を吸収して木が弱ってしまうかも。
実を見つけたら小さいうちに取り除いてしまいましょう。
ウンベラータの増やし方
剪定したときの枝を挿し木、または水挿しにしてウンベラータを増やせます。
もちろんウンベラータが健康な状態でないと、挿し木をしても成功する可能性は低いですが、元気なウンベラータなら比較的簡単に増やせます。
剪定した枝から元気の悪い葉っぱを取り除き、2枚程度の葉だけにして小さな植木鉢の土か、コップの水に挿します。
どちらも日陰に置くと発根しやすいです。
水に挿す場合は、水を毎日取り替えるようにしてください。
ほぼ2週間ほどで根が出てきます。
しっかりしてきたら植え替えます。
曲がりウンベラータの作り方
ウンベラータは、ワイヤーを使って好きな形にできます。
まるでアートのような素敵なインテリアです。
2mm程度のワイヤーを幹の長さに切ったものを3本用意し幹にテープを使って仮止めします。
・仮止めした幹をワイヤーでぐるぐる巻きにします。
・枝が折れないように気をつけて少しずつ曲げていきます。
・一度に形を作るのではなく、数日かけてゆっくりと曲げてください。
・好きな形ができたらそのまま3〜4ヶ月放置した後、ワイヤーを取り外しましょう。
ウンベラータが丸坊主になったら
ウンベラータは葉っぱがとても綺麗な観葉植物ですが、突然葉が落ちてしまい丸坊主になってしまうことも。
突然、葉が全て落ちてしまったらびっくりしますよね。
まず原因を知って、万が一丸坊主になってしまった場合の対処法をご紹介します。
ウンベラータの葉が落ちる原因
・気温が低い
気温が5度以下になる場所にあると葉が落ちやすくなります。
冬は特に注意しましょう。
暖房を切った後に急激に温度が下がるようなところや玄関など冬になると寒くなる場所は、葉が落ちやすい環境です。
・環境の変化
置き場所を変えてしまったということはありませんか?
日当たりや温度などが以前の場所と全く異なる場合、環境に適応できないために弱っているのかもしれません。
・冷暖房の風が当たる
冷暖房の風が当たると乾燥してしまいます。
人のお肌も冷暖房の風でカサカサになることがありますよね。
もともと湿気のある環境が好きな観葉植物ですから、乾燥すると弱ってしまい落葉指定しまうのです。
・水のやりすぎ
水の与えすぎで根腐れを起こしているのかもしれません。
葉が落ちても心配しないでください。
気温や日当たり、冷暖房の風をチェックして理想的な環境を作ってあげましょう。
黄色く成ってしまった葉は取り除きます。
環境さえ整えば、仮に丸坊主になっても葉がまた生えてきます。
根腐れが原因と思われる場合は、暖かくなってから植え替えのときに黒くなってしまった根を切り取ってしまいましょう。
まとめ
日当たりの良いところを好みますが耐寒性があり、育てやすい観葉植物です。
水やりさえ気を付けておけば大丈夫。
剪定して、曲げて、好きな形にして楽しめます。