大臣就任・内閣入閣のお祝いに贈る花は胡蝶蘭

支援している方や知人が、大臣就任や内閣入閣となったお祝いには、胡蝶蘭を贈るのが定番です。

政治に携わっている方への贈り物は、法律で内容や金額が規制されているため、何でも贈れるわけではありません。

胡蝶蘭であれば、法律の範囲内でお祝いの気持ちを伝えることが可能です。

本記事では、大臣就任・内閣入閣のお祝いにふさわしい胡蝶蘭の選び方や、贈る際の注意点を解説しています。

立札の書き方や文例も紹介しているので、参考にしてみてください。

HanaPrimeでは、大臣就任・内閣入閣のお祝いにおすすめの胡蝶蘭を、多数取り揃えています。

大臣就任・内閣入閣のお祝いに贈る花は胡蝶蘭の3本立か5本立が一般的

大臣就任・内閣入閣のお祝いには、3本立か5本立の胡蝶蘭を贈るのが一般的です。

奇数は縁起の良い数字のため、3本立や、さらに豪華な5本立が好まれます。

政治家への贈り物は制限が多いですが、胡蝶蘭などのお花は贈ることができる数少ないプレゼントのひとつです。

お祝いに胡蝶蘭が喜ばれる理由は、他にも次の3つがあります。

大輪の胡蝶蘭は高級感があり、花びらが連なる姿がとても優雅です。

1ヶ月～3ヶ月くらい咲き続け、品質のよい鉢だと半年近く花が持続する場合もあるので、任期の長さを願う意味も込められています。

胡蝶蘭の鉢は、そのまま飾れるだけでなく、頻繁に水やりをする必要がありません。

さらに、「幸福が飛んでくる」という花言葉や、「よく根付く」という意味もあり、大臣就任・内閣入閣のお祝いに最適です。

白の胡蝶蘭

大臣就任・内閣入閣祝いでは、白の胡蝶蘭が定番の贈り物です。

政治に携わる方には清廉潔白さが求められるため、クリーンなイメージを与えてくれる真っ白な胡蝶蘭が好まれるのでしょう。

白の胡蝶蘭が数多く並んでいる様子は、お祝い感が伝わるだけではなく、見栄えも抜群によいです。

鉢の数がステータスにもなるため、人望の厚さのアピールにもなります。

特にこだわりがなければ、豪華で品格のある白の胡蝶蘭を贈るのがおすすめです。

ピンクの胡蝶蘭

女性議員の大臣就任・内閣入閣祝いには、エレガントなピンクの胡蝶蘭もおすすめです。

大輪で濃いピンクの胡蝶蘭は、華やかさでお部屋を美しく彩るだけでなく、若々しいエネルギッシュな雰囲気をかもしだしてくれます。

やる気に満ち、これから華々しく活躍するであろう方に、ふさわしいお花でしょう。

ピンクは女性に好まれる色で、濃い鮮やかなピンクをテーマカラーにする方も多いです。

支援する方や知人がピンクをテーマカラーにしていたら、胡蝶蘭もピンクを選んで贈ると喜んでもらえます。

ただし、ほかの色をテーマカラーにしていたり、ピンクを好まない方もいるので、性別で判断せず相手のことを考えて選びましょう。

赤リップの胡蝶蘭

ピンクの胡蝶蘭だと色が強すぎると感じる場合は、ポイントに赤が入っている赤リップの胡蝶蘭もおすすめです。

白の花びらに赤いリップが入っているため、紅白でおめでたいイメージがあります。

白の清潔さに華やかさが加わり、見栄えも良いでしょう。

ここではおすすめの胡蝶蘭を3色紹介しましたが、胡蝶蘭には他の色もあります。

受け取る方のイメージや好みに合わせて色を選ぶのもいいですが、黄色はお金を連想させ、汚職に結びつくため好まれません。

他と違うものを贈るよりも、定番の「白」「ピンク」「赤リップ」から選ぶのが無難です。

大臣就任や内閣入閣にお祝い品やお花を送る際の注意点

大臣就任や内閣入閣にお祝い品やお花を送る際は、次の3つに注意しましょう。

それぞれ詳しく解説していきます。

贈与の金額制限｜年間150万円まで

お祝いに胡蝶蘭が多いのは、政治資金規正法も関係しています。

政治資金規正法では、一個人が同じ人に寄附する場合、年間150万円以内の物品のみ可となっていて、金銭や有価証券を贈ることはできません。

政治団体や政治家への贈り物は、政治資金規正法では「寄附」という扱いになり、贈っていいものや金額の上限などが、法律で厳しく定められているからです。

お酒やお菓子類の飲食物も、物品にあたるので寄附できますが、政治家がもらったものを支援者等に配ると違反になり、罰則が与えられます。

そのため、政治家へのお祝いごとの贈り物は、お花が選ばれることが多いのです。

金額的にも、お祝いの胡蝶蘭の相場は2万円～5万円程度になり、制限を超えることはないので、安心して贈ることができます。

引用元：総務省「政治資金規正法のあらまし」

匿名での贈与禁止｜送り主は必ず明記する

政治資金規正法では、匿名や他人名義で寄附することは禁止されているため、送り主を必ず明記しなければなりません。

また、企業や労働組合などの団体から、政治家個人に寄附することは認められていないため、個人名で贈る必要があります。

胡蝶蘭を贈るときは、立札に個人名を記入して、誰から届いたものか分かるようにしましょう。

立札の記入の仕方は、この後で文例とともに紹介しているので、参考にしてください。

贈ったお花を記録｜価格、送り主、日時など

会社の社長や役員が、それぞれの名義で贈る場合は、贈ったお花の内容を記録しておきましょう。

複数の政治家に贈るときに内容に差があると、意図したことではなくても不用な軋轢が生まれかねません。

誰あてに何を贈ったか、価格や送り主、日時も明記しておくと、今後同じような状況になったときにも役に立ちます。

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大臣就任や内閣入閣の祝い花への立札の書き方

大臣就任や内閣入閣祝いのお花は、品質だけでなく立札の存在感も重要になります。

たくさんの方の名前が書かれた立札が並ぶことで、どれだけ人望が厚いかを示すことができるからです。

立札には、最上級の祝福を表して、木札もしくは木目調のデザインを用意しましょう。

ここでは、大臣就任と内閣入閣それぞれで、立札の文例を紹介します。

大臣就任される方への立札の文例集

大臣に就任される方への立札は、就任した役職名をつけて贈るのが一般的です。

立札は縦書きとし、お祝いの文言を大きく赤字で、贈り主の名前を少し小さめの黒字で記載します。

お祝いのお花は数だけでなく、誰から贈られたかも気にされるポイントですので、贈り主の名前を記載するのがマナーです。

立札ではなく、メッセージカードをつける場合は、これからの活躍や手腕の発揮を期待した言葉を贈るとよいでしょう。

内閣入閣される方への立札の文例集

内閣入閣される方へも、就任した役職名をつけて贈るとよいでしょう。

ただし、役職名が長い場合は、次のような書き方がおすすめです。

お祝いの言葉は、なるべく大きく書き、目立たせることがポイントになります。

長い役職名で文字が小さくなるようなら、役職名は書かずに「祝御就任」や「御祝」にしても差し支えありません。

メッセージカードは、次のような文言がおすすめです。

HanaPrimeでは、お祝いの立札を無料でお付けしています。

立札の書き方は、「お祝い・お供えで使う立て札の書き方とマナー」でも紹介しているので、参考にしてください。

立札のサンプルを見る

大臣就任や内閣入閣のお祝い花の配送方法

大臣就任や内閣入閣が発表されると、関係者がこぞってお祝いのお花を贈ります。

配送業者やお花屋さんも、多くの注文で慌ただしくなるので、指定したところに間違いなく届くように、配送方法を心得ておくと安心です。

自宅やオフィスに贈る場合

自宅や地元のオフィスに贈る場合は、受け取りできるかどうか確認してから手配することが大切です。

大臣就任や内閣入閣が決まってすぐは、本人だけでなくスタッフや家族も慌ただしくなるため、スムーズに受け取れるように配慮しましょう。

また、永田町の議員会館に贈る場合は、住所だけでなく部屋番号の確認も必要です。

議員会館は、衆議院会館と参議院会館に分かれていて、会館内では議員それぞれに部屋が割り当てられています。

部屋番号が分からないと、配送に時間がかかるなど迷惑をかけてしまうので、所属する党本部や個人事務所に問い合わせて、送り先の詳細を確認しましょう。

大臣官邸や省庁に直接配送する場合

総理大臣官邸や各省庁に直接配送する場合は、手渡しでの配達がベストです。

総理大臣官邸や各省庁はセキュリティが厳しく、搬入には手続きが必要になります。

宅配では搬入が煩わしいだけでなく、スタッフが段ボールから出す手間もあり、数多くのお花が届くタイミングでは、後回しになりかねません。

手渡しでの配達であれば、スムーズに届けることができ、すぐに飾ってもらえます。

また、各省庁の大臣執務室に贈る場合は、任命されてすぐではなく、執務開始日以降で手配しましょう。

就任発表があった直後は、前任の方がまだ使用しているため、受け取ってもすぐに飾れないからです。

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大臣就任や内閣入閣のお祝い花に関するよくある質問

最後に、大臣就任や内閣入閣のお祝い花に関するよくある質問について、解説していきます。

胡蝶蘭以外でおすすめのお花は？

華やかさやボリューム、花持ちの良さから考えると胡蝶蘭がベストですが、同じランの仲間ではカトレアやシンビジウムもおすすめです。

カトレアは「ランの女王」とも呼ばれ、エレガントな美しさがあるため、女性議員に喜ばれるでしょう。

贈るのが冬なら、最盛期のシンビジウムが、花持ちもよく華やかさがあります。

シンビジウムは、運気上昇や豊かさの象徴とされているため、大臣就任や内閣入閣を果たした方にぴったりです。

受け取る方が好きなお花を知っているなら、そのお花を取り入れたフラワーアレンジメントもよいでしょう。

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お祝いのお花はいつ、どこに届ける？

お祝いのお花は、就任が発表されてから１週間以内に、執務室のある省庁や議員会館に届けるのがベストです。

ただし、議員会館は土日休みで受け取ってもらえないので、平日に届くよう手配する必要があります。

また、政治家は縁起の良し悪しを重視するため、できれば大安に届くようにし、難しければ仏滅は必ず避けてもらうようにしましょう。

大臣就任と内閣入閣のお祝いは上品なお花で心を込めて

大臣就任と内閣入閣のお祝いに、一番喜ばれるのは胡蝶蘭の鉢です。

見栄えが華やかなだけでなく、「幸福が飛んでくる」という花言葉や、長く咲き続けることで、長期就任の願いも込められています。

上品なたたずまいは、政治に対する清廉潔白さを表すのにもぴったりです。

ただし、政治家への贈り物は、政治資金規正法で厳格に決められているため、金額や送り方などに配慮をする必要があります。

ルールを守ったうえで、今後の活躍への期待とともに、お祝いの心を込めて胡蝶蘭を贈りましょう。