お祝いの胡蝶蘭を送るタイミングはいつ？｜シーン別に解説

胡蝶蘭はお祝いの贈り物にとても喜ばれるお花です。見た目に清楚で気品があり、お祝いにぴったりです。

ここで重要なのは胡蝶蘭を贈るタイミング。タイミングを誤ると相手に迷惑がかかる場合もあるので、注意が必要です。

そこで今回は、お祝いに胡蝶蘭を贈るタイミングに加え、知っておくと失敗しないマナーや相場について、解説します。

本記事を読んでお祝いに胡蝶蘭を贈る際の失敗を防ぎましょう。

胡蝶蘭が特に選ばれるお祝い事は？

どのようなお祝い事でも選ばれることが多い胡蝶蘭ですが、特に以下のようなお祝い事に選ばれます。

• 開店・開業祝い
• 昇進・栄転祝い
• 引越し祝い
• 結婚祝い
• 誕生日の祝い
• 長寿の祝い
• 入学・卒業祝い
• 母の日・敬老の日
• バレンタイン・ホワイトデー

胡蝶蘭は、「蝶が舞っている姿」に見えることから付けられた名前です。

花言葉には、「純粋」「幸せが飛んでくる」「あなたを愛しています」などといった縁起の良い、愛らしい言葉があります。

また、胡蝶蘭は樹木や岩肌に根を伸ばし生育する特徴を持つことから、「繁栄・発展」という意味合いもあります。

見た目の美しさと豪華さもあわせ持った胡蝶蘭は、お祝いにぴったりの花ですね。

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お祝いの胡蝶蘭を送るタイミングはいつ？

お祝い事別で胡蝶蘭を送るタイミングと、それぞれ平均的な胡蝶蘭の相場を見ていきましょう。

開店・開業祝い

開店や開業祝いは、これから新しく出発する日をお祝いする意味合いで贈ります。相場は、送り先との関係性にもよりますが、10,000円〜30,000円ほどです。

しかし、法人であればより見栄えが良く、豪華さを重視して贈ることが多く、30,000円〜50,000円程度のものを贈ります。

贈るタイミングとしては、オープン当日は来客に追われる可能性がある飲食店などの場合は、開店・開業の前日に贈りましょう。

昇進・栄転祝い

昇進の場合は昇進後に贈りましょう。栄転の場合は、栄転先に着任後に届くよう贈ります。

また、このような縁起ごとは、仏滅などの六曜を気にする方もいらっしゃるため、仏滅以外の日に届くように贈ることも覚えておくことをおすすめします。

また、相場は、目上の方へ贈る場合は20,000円〜30,000円、部下や同僚へ贈る場合は10,000円〜20,000円です。

新築祝い

鉢植えは縁起の良いものとされており、また、新しい家を華やかにしてくれる胡蝶蘭なら、きっと喜ばれることでしょう。

入居当日に届くように送るのは避けましょう。引越し当日前後は、荷物の片付けや新生活で必要なものの買い出しなど、何かと忙しくしているためです。

そのため、少し落ち着いた1〜2週間後に届くように送るのがおすすめです。10,000円〜20,000円前後で探しましょう。

結婚祝い

胡蝶蘭の花言葉は色によっても変わります。白色の胡蝶蘭は「清純」ピンク色の胡蝶蘭は「あなたを愛します」で、このような花言葉は結婚のお祝いにぴったりです。

また、見た目の華やかさも結婚を祝う場にふさわしく、胡蝶蘭はブーケに使われる花としてとても人気があります。

披露宴会場などに送る場合は、当日もしくは前日に届くように送ります。

誕生日の祝い

誕生日のお祝いに胡蝶蘭はおすすめです。胡蝶蘭の花言葉として代表的なのが「幸福が飛んでくる」や「純粋な愛」です。

小さな赤ちゃんから高齢の方まで、幸せになってほしいとの思いを込めて、誕生日を華やかにお祝いしましょう。

贈るタイミングですが、基本的に誕生日当日に届くように送りましょう。

相場は10,000円〜20,000円程度。節目の年の誕生日であったり、出産の祝いを兼ねている場合などは、見栄えの良い大きさを選ぶのも良いですね。

長寿の祝い

長寿の祝いとは、60歳の還暦が最初に思い浮かぶのではないでしょうか？

他にも、70歳の古希、77歳の喜寿、80歳の傘寿、88歳の米寿････100歳の百寿まで。人生100年時代ですから、長寿の祝いもこの先増えることでしょう。

そんなお祝いには、「長持ちする花」ということから「長生き」をイメージした胡蝶蘭がおすすめです。

こちらも誕生日のお祝いと同様、当日に届くように送るのがベストです。

相場は10,000円〜30,000円程度。節目のお祝いですので、素敵な胡蝶蘭をプレゼントしたいですね。

入学・卒業祝い

入学祝いも卒業祝いも、新しい門出の日です。入学・卒業のお祝いには、白い胡蝶蘭が一般的です。

贈るタイミングとしては、入学・卒業ともに、式典の前に送るのが良いでしょう。

胡蝶蘭は3月4月は特に長く持ちます。少々早めに送られても早々に元気がなくなることはありません。

相場は10,000円程度で、あまり大きすぎず、気を遣われない程度のものを選びましょう。

母の日・敬老の日

母の日や敬老の日のプレゼントにも胡蝶蘭はとても喜ばれるプレゼントの一つです。

贈るタイミングは当日が良いです。あまりに前に贈ると「これは何のプレゼント？」と思われてしまうかも。

また、相場は、10,000円程度です。気軽に飾ってもらえるような大きさの胡蝶蘭がおすすめです。

バレンタイン・ホワイトデー

胡蝶蘭は高価な花というイメージを持っている方もいると思いますが、実は可愛らしい花も多く、女性に喜ばれるプレゼントの一つです。

また、花粉や香りなどが気になる男性の方にも、胡蝶蘭であればあまり気にすることなく贈れます。

相場は、数千円からが目安で、飾る場所などを想定して大きさを決めても良いでしょう。

渡すタイミングとしては、当日が良いでしょう。また、手渡しで渡すと喜んだ顔が見えますね。

胡蝶蘭を贈る時のマナー

胡蝶蘭はお祝いの場でみることが多い花ですが、お祝いのシーンによってマナーは変わってくるものです。では、マナーについて見ていきます。

遅れないように贈ることが大前提

取引先やお世話になった方への昇進祝い・栄転祝いといったビジネスシーンでは、昇進の場合は昇進後に、栄転の場合は着任後に届くよう贈ります。

これらは、着任のタイミングで贈り、新しいスタートを祝う気持ちを伝えます。

開店や開業祝いの場合は、開店セールや来客など、バタバタしてしまうことも考えられるため、前日に届くように贈りましょう。

日柄を選んで贈る配慮も考える

暦を意識した贈り方もマナーの一つです。六曜は、気にする方と気にしない方がいらっしゃることでしょう。

特に年配の方は、昔からの言い伝えなどと同じく、六曜を気にされる方も。

そんな時のためにも、六曜に関する基本的なことは覚えておきましょう。

また、冠婚葬祭や新築などといったお祝いやお悔やみの場でも、六曜は関係してきます。そのため、マナーとして基本的なことを覚えておくと役に立つでしょう。

受け取る相手が忙しい時期は避ける

新築祝いや引越し祝いにも喜ばれるのが胡蝶蘭です。

鉢植えは縁起が良いことでも知られており、さらに手間がかからないため、特に喜ばれることでしょう。

しかし、引っ越し後の片付けや荷物の整理などで忙しくしている時期は避け、新生活が落ち着く1〜2週間ほど後が良いでしょう。

受け取り可能な時間帯を確認して贈る

胡蝶蘭を贈る際、受け取る方の都合も伺っておくと良いでしょう。

例えば、在宅の日時にあわせ、時間指定が良いのであれば、その希望の通りに送って差し上げましょう。

また、相手に贈ることを先に伝えることができるため、「どこに飾ろう？」と前もって考えることができ、相手側への配慮にもなりますね。

胡蝶蘭を贈るタイミングを逃してしまった場合

日付を間違えていたり、その日にお花が間に合わなかったりと、さまざまな理由で贈るべきタイミングを逃してしまうこともあります。

そんな時は、まず遅れたことをお詫びしましょう。そして、相手に送っても良い日時を確認しましょう。

その際はメッセージカードなどをつけると、お祝いの気持ちが伝わります。

お祝いにおすすめな胡蝶蘭の大きさや色について

胡蝶蘭は大きさや色の種類が豊富です。そのため、実際に選ぶとなるとどれにするのか悩んでしまいます。

そこでここでは、胡蝶蘭を選ぶ際に悩まないように、胡蝶蘭の大きさや色などにどんなものがあるのか、ご紹介します。

胡蝶蘭の大きさ別のおすすめシーン

胡蝶蘭にはさまざまな大きさがあります。順番にご紹介します。

大輪の胡蝶蘭はビジネスシーンのお祝いにおすすめ

開店や開業祝い、就任祝いなどのビジネスシーンでよく選ばれるのがこの大輪胡蝶蘭です。

大輪胡蝶蘭は花弁が10センチ以上あり、同じく株も鉢も大きくなるため、立派な鉢植えとして圧倒的な存在感があります。

色は、白・白赤（赤リップとも呼ばれています）・ピンクの3色です。

大輪は、輪の数と本数（ 42輪～45輪 3本立ち・27輪〜30輪 3本立ちなど）と種類がありますが、輪数が違うと値段も大きく変わります。

また、豪華な白い大輪胡蝶蘭もご用意しています。

当店で一番大きいもので、140輪以上10本立ちもあります。

開業や開店、社長就任など、ビジネスシーンで使えば、間違いなく喜ばれることでしょう。

ミディ胡蝶蘭は個人への贈り物におすすめ

大輪ほどの迫力はないにしても、特殊色もあり、華やかさが一際目立つミディ胡蝶蘭。

ミディ胡蝶蘭は、個人的なお祝い事や結婚式、引っ越し祝いなど、部屋や玄関に飾ってもらうのにぴったりな大きさです。

ミディ胡蝶蘭は、花弁の大きさは6センチから9センチ程度で、大輪よりも品種が多いため、花弁の大きさや株の大きさもさまざまです。

また、本数は2本・3本・5本など、大輪よりも種類が豊富です。

胡蝶蘭の色別のおすすめシーン

胡蝶蘭は、白・ピンク・白赤（赤リップ）が基本色です。ミディ胡蝶蘭は特殊色として他の色もあるのです。

色によっても花言葉が違うため、プレゼントするシーンで色を決めるのも良いですね。

上品で純粋なイメージを持つ白の胡蝶蘭はどのお祝いシーンにもおすすめ

白は、格式が高いイメージがあるため、特にビジネスシーンで使われることが多く、開店祝いや開業祝いなどにふさわしい色として選ばれています。

花言葉は、「純粋」で、その白い花のままの素敵な花言葉です。

スタンダードな色ではありますが、上品なイメージでどんなシーンでも喜ばれるでしょう。

愛らしいピンクの胡蝶蘭は母の日、誕生日、出産祝いにおすすめ

とっても可愛らしい色合いであるピンクの胡蝶蘭。

ピンクの胡蝶蘭は「あなたを愛する」という花言葉を持っています。

この「愛」は異性だけでなく、相手を想う気持ち、敬愛の気持ちも含まれていることでしょう。

そのため、母の日や誕生日、出産のお祝いなどにも喜ばれています。

縁起の良い席では紅白の赤リップ胡蝶蘭がおすすめ

よく見る色の一つに花の中心が赤く、白い花びらで包んだ可愛らしい色の胡蝶蘭があります。それが「赤リップ」と呼ばれている色です。

これは、お祝いの色である紅白色として縁起の良い席に喜ばれています。

高貴で美しいフォーチュン・ザルツマンは品の良さと個性を両立したい時におすすめ

フォーチュン・ザルツマンは、花の中心が赤で黄色の花びらで包まれている胡蝶蘭の色です。

もともと胡蝶蘭の色の中でも黄色は珍しい色でもあります。さらに、中心が赤くエレガントな印象を持つため、品よく個性を主張したい時におすすめです。

マナーを覚えて胡蝶蘭をスマートにプレゼントしよう

お祝い事に送られる胡蝶蘭についてご紹介しました。

胡蝶蘭と聞くと、どうしても鉢植の大きな花を連想します。そのことからも、ビジネスシーンで利用するイメージが強い胡蝶蘭です。

しかし、大きさや色の種類が豊富で、実際は個人的なお祝い事にも使われている花なのです。

また、胡蝶蘭を贈る際のマナーを覚えておくと、相手に良い印象を与えるだけでなく、自分も戸惑うことなくスマートに贈ることができるでしょう。

胡蝶蘭は、素敵な花言葉であったり、見た目が気品に満ちていたりと、お祝いにはぴったりな花です。

ぜひ、お祝いのシーンにあった大きさ・値段の胡蝶蘭を選び、心を込めてプレゼントしてみてはいかがでしょうか。

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