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命日に贈るお花の種類とマナー

2023年11月30日

命日に贈るお花の種類とマナー

故人の命日には、故人を偲び供養を行うために、お花やお菓子などを贈るのが一般的です。

しかし、どのようなお花を贈ったらよいのか、マナーについて悩む方も多いのではないでしょうか。

本記事では、命日に贈るお花の種類や選び方、特におすすめのお花、供え方や贈り方について解説します。

お供えに避けた方がいいお花などの注意点もまとめているので、参考にしてみてください。

HanaPrimeでは、命日や法要におすすめの花束や、フラワーアレンジメントを多数取り揃えています。

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命日の種類と法事・法要との違い

命日とは、故人が亡くなった日のことです。それ以降の亡くなった日と同じ日も命日と言われることが多いですが、厳密にいうと月命日、祥月命日となります。

命日(めいにち) 亡くなった日のこと
月命日(つきめいにち) 月に1回訪れる亡くなった日と同じ日のことで、1年のうち祥月命日を除く11回ある
祥月命日(しょうつきめいにち) 年に一度、亡くなった日と同じ月日のこと。祥月命日と月命日が重なる日は、祥月命日として行われる。

例えば、12月3日に亡くなった場合、次の1月3日以降の毎月3日が月命日、亡くなった翌年から12月3日が祥月命日となるわけです。

月命日、祥月命日すべて供養を行うわけではなく、ご家庭や地域、宗教観によって異なります。

しかし、通常は供養を行うタイミングが決まっていて、亡くなってから1年の内に行うのが忌日法要、1年後の一周忌から行うのが年忌法要です。

忌日法要 命日から7日目の初七日から、四十九日までの7日ごとに行う法要のこと。
また、命日から100日目に行う百か日法要も忌日法要のひとつ
年忌法要 一周忌(1年目)、三回忌(2年目)、七回忌(6年目)、十三回忌(12年め)、十七回忌(16年目)、そして三十三回忌(32年)と、命日を含む3と7がつく年に行う法要

そのため、亡くなってから1年間は月命日に、その後は数年ごとに祥月命日に法要を営んだり近親者で集まったりして供養をするのが一般的になっています。

法要と聞くと、法事と何が違うのかと思う人もいるでしょう。法事は法要を含む一連の行事を言い、法要は儀式そのものを指します。

法事 法要、法要後の会食など、命日に行う一連の行事のこと
法要 僧侶にお経を唱えてもらい供養する儀式
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命日のお花は前日の午前中までに贈るのがマナー

命日のお花は、前日の午前中までに届くように用意しましょう

命日にお花を贈る目的は、故人への手向けだけではなく、大切な人を亡くして寂しい思いをしている方を慰めるものでもあります。
故人の冥福をお祈りしている時に慌ただしくさせてしまうのは、贈る側としても本意ではないでしょう。

また、会館での法事やお墓参りで、当日は不在にしていることもありえます。

新鮮なお花を届けることができ、余裕を持って飾ってもらうには、前日の午前中がベストです。

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命日にお供えするお花の選び方

命日にお供えするお花の選び方命日にお供えするお花を選ぶ時には、次の5つの点を心掛けましょう。

  1. 亡くなって3ヶ月以内は白色のお花
  2.  3ヶ月以降は淡い色のお花も取り入れる
  3.  故人が好きだったお花も参考に
  4.  月命日には季節のお花でも良い
  5. 命日のお花の予算目安は3,000~15,000円

仏事には、いろいろしきたりがあります。命日に関してはそれほど厳しくありませんが、贈る側がマナーをわきまえることで、故人の家族も心穏やかに受け取ることができます。

命日かつ故人にふさわしいお花を贈ることで、家族やお参りに来た方にも喜んでもらえるでしょう。

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お花を贈るマナーは難しいと感じる

①亡くなって3ヶ月以内は白色のお花

亡くなった方にお花を贈るとき、命日から3か月以内は白色のお花でまとめましょう。

白色には、「純粋」「神聖」といった意味があります。清らかなイメージがあり、亡くなってすぐは、故人の魂が穢れることなく安らかに眠れるようにとの意味を込めて、白のみのお花で飾るのが基本です。

また、命日から49日目には四十九日法要(忌明け法要)が営まれますが、この日までは遺族は喪に服し、身を慎んで過ごします。

そのため、法要においても、四十九日までは白いお花を贈るのが基本です。

宗教観や個人の考えの違いによって、命日から四十九日の間でも、お供えのお花に淡い色を取り入れるところもあります。しかし、一般的には白のみとされているので、それに倣った方がよいでしょう。

② 3ヶ月以降は淡い色のお花も取り入れる

四十九日の法要が終わり、亡くなって3ヶ月が過ぎたら、白を基調とした花に加えて淡い色のお花をお供えしましょう

3ヶ月を過ぎてからも白だけのお花を贈ってしまうと、かえって故人の家族を悲しい気持ちにさせてしまいます。

お供えのお花は、故人の家族の気持ちをなごませる意味もあるため、白に優しい色を合わせて贈りましょう。

故人の性別に関わらず、個性の好みや遺族の感情を反映した色の選び方を考慮することが重要です。

例えば、故人が色鮮やかな花を好んでいた場合は、その好みに合わせた色合いを選ぶことをお勧めします。性別に基づく色の選択は必ずしも必要ではありません。

また、故人が子どもや若い人の場合は、パステル系の黄色やオレンジなどで明るく可愛らしい色で悲しみにくれる家族を慰めましょう。

③ 故人が好きだったお花も参考に

故人が好んでいたお花を入れるのもおすすめです。家族にとっては、故人を思ってお花を贈ってくれたことや、故人と親交が深かったことを感じることができ、嬉しい気持ちで寂しさが癒されるでしょう。

お供えによく使われるお花は、菊やユリ、カーネーション、トルコキキョウなどが多いですが、いつでも手に入り日持ちがするという理由が大きいです。

それ以外では、お供えのお花の種類が、特に決められているわけではありません。

お供えによくないとされているのは、毒やとげのあるお花です。

毒は死を連想させることから、仏事にはふさわしくないとされています。また、子どもやペットがいる場合は、誤って口にしてしまう恐れがあるのも理由のひとつでしょう。

とげがふさわしくないとされる理由は、争いごとを想像させるからですが、バラを贈りたいときはとげを取り除けば問題ありません。

④ 月命日には季節のお花でも良い

月ごとに季節が巡っていく月命日には、季節ごとのお花を贈るのも良いですよ。

お花の種類には、年中手に入るお花と、その季節しか入らないお花とがあります。いつもお花屋さんにあるお花ばかりでは、いつも似通ったものになってしまうでしょう。

夏にはひまわり、秋にはダリアなど、季節の花を取り入れて祭壇を彩るのもおすすめです。季節ごとのお花を見ることで、その時々の故人との思い出に気持ちを馳せることもできますよ。

⑤ 命日のお花の予算目安は3,000~15,000円

命日に贈るお花の予算は、その日が月命日なのか祥月命日なのかで異なります。

月命日の場合は、3,000~10,000円、祥月命日の場合は5,000~15,000円くらいが目安です。金額の差異は、故人やその家族との関係性、飾る場所や習慣にもよります。

月命日と祥月命日では、供養の規模が異なります。月命日は毎月のことなので、家族だけで供養することが多く、あまり高額なお花を贈っては受け取る側も恐縮してしまうでしょう。

一方で、祥月命日には家族だけでなく、親族や近しい人を招いて法事を行います。故人を偲ぶ気持ちが伝わるように、存在感のある花束やアレンジメントがおすすめです。

しかし、飾るスペースが狭いと、大きすぎるお花は邪魔になってしまいます。普段からお花を飾る習慣がない場合も、後々困らせてしまうことも考えられるでしょう。

贈る側の気持ちも大切ですが、受け取る側の事情も考えながら、予算を決めることが一番です。

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命日にお供えするお花の種類と花言葉

命日にお供えするお花に決まりはありませんが、故人の人となりに合わせたお花を贈ることで、受け取る家族の気持ちもなごみます。

ここでは、メインとなる4種類のお花を挙げてみました。それぞれのお花の花言葉も含めて、どのような気持ちを込めて贈ったらいいか紹介していきましょう。

ユリ|気品のある故人へ

ユリの花言葉には「純粋」「神聖」「尊厳」などがあり、故人への敬意や神聖な祈りを捧げる意味から、お供えによく使われる花です。大きく凛と咲く姿は、故人を盛大に送り出したいという気持ちにも応えてくれます。

高貴なイメージのあるユリのお花は、気品のある故人にふさわしいでしょう。真っ白なユリは、故人を思う清らかな気持ちにも寄り添ってくれますよ。

ユリの上品で華やかな香りも、悲しみを癒してくれるでしょう。ただし、強い香りが苦手な人もいるので、贈る場所や相手によっては注意が必要です。

バラ|美しかった故人へ

華やかで美しいバラには、「愛」や「美」といった花言葉があります。生前の故人の美しさを偲び贈るのに、ふさわしいお花と言えるでしょう。

バラはとげがあるため、お供えにはタブーとされています。しかし、四十九日を過ぎてからの命日であれば、とげを取ったバラであれば問題ありません。

もし故人がバラが好きだったなら、故人を尊重し祭壇を華やかに彩る意味でも、バラをメインにしたお供え花もいいでしょう。

ただし、お供えにバラは絶対NGと思っている人もいます。贈るときに「バラを贈ってもいいですか?」と尋ねたり、「故人の好きなお花を贈ります」などと、一言添えるといいでしょう。

胡蝶蘭|上品だった故人へ

胡蝶蘭は、「幸福が飛んでくる」という花言葉からお祝いのイメージが強いですが、お供えにもよく使われるお花です。白く清楚なお花は上品な雰囲気があり、故人の品のあるさまを思い出させてくれます

白の胡蝶蘭には、「純粋」という花言葉もあります。故人の魂が清らかであるよう、気持ちを込めて贈りましょう。

四十九日以降には、薄いピンクの胡蝶蘭もお供えに喜ばれます。色味があることで家族の気持ちもなごみますし、「あなたを愛します」という花言葉が、家族が故人を思う気持ちに寄り添ってくれるからです。

花束やアレンジメントに胡蝶蘭を入れることもありますが、鉢の胡蝶蘭を贈れば1~2か月くらいお花が咲き続けます。

HanaPrimeでは、お供え用にラッピングした胡蝶蘭をご用意しています。メッセージカードに、故人への想いやご家族への慰めの気持ちをつづり、命日に贈りましょう。

お供え花 ミディ胡蝶蘭 3本立ち アマビリス
お供え花 ミディ胡蝶蘭 3本立ち アマビリス

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お供え花のミディ胡蝶蘭 3本立ち アマビリスとなります。 中輪の胡蝶蘭なのでお供え用としては、派手にならず落ち着いた印象です。 ご自宅にも飾りやすいコンパクトサイズの鉢植えなので、置き場所を選びません。 大切な方への哀悼の意を込めるお供え花として、オススメの胡蝶蘭です。

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ガーベラ|可愛らしい印象の故人へ

お供えに使われるお花は上品な雰囲気のものが多いですが、可愛らしい印象の故人へ贈るにはガーベラがぴったりです。

ガーベラは色のバリエーションが多く、故人の好きな色で贈ることもできます。淡いピンクや黄色、オレンジなどのパステルカラーも多いので、優しい雰囲気のお供え花になります。

故人がお子様や若い人の場合、家族の悲しみはより深いでしょう。ガーベラの花言葉は、「希望」や「常に前進」です。

前を向いて進んで欲しいという気持ちを込めて贈ることで、少しでも慰めることが出来るのではないでしょうか。

命日に贈るおすすめのお花

命日に贈るおすすめのお花次に、命日に贈るおすすめのお花のスタイルを紹介していきます。お供えのお花を贈るときは、受け取った側がお花をどう飾るかなどを考慮することも大切です。

また、必ず同じ日にお花を贈りたいのであれば、定期的に贈ってくれるサービスもあるので、チェックしてみるといいでしょう。

① 花束

贈る先が花瓶を持っているなど、お花を飾る習慣があるなら、花束がおすすめです。

故人の家族になごんでもらう意味でも、そのまま花瓶に飾ったり分けて活けたりできる花束は、お供えのお花として人気があります。

花束は、仏壇やお墓など、何か所かに分けて飾ることができます。故人を想う寂しい気持ちに、優しく寄り添うことができるでしょう。

花束は茎の長さがあるので、最初は大きく飾り、切り戻しながら徐々に短く、形を変えながら飾ってもらえるところもポイントです。お花が好きなお家なら、お花を切り戻しながら長く飾ってくれるでしょう。

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② アレンジメント

受け取ったらそのまま飾ることができるアレンジメントは、あまり花を飾る習慣がないお家におすすめです。

アレンジメントは、器やかごにセットした吸水スポンジに茎を挿してアレンジするため、水切れの心配がありません。

手間がかからないので、命日に花を活けるなどで慌ただしくさせたくない時にも適しています。

花束かアレンジメントのどちらがいいか分からないという場合は、すぐに飾れるアレンジメントがおすすめです。HanaPrimeでは、そのまま飾れる供花花束も人気がありますよ。

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③ プリザーブドフラワー

お花を飾る習慣がなかったり、お花の手入れがしにくい人だったり、多忙で不在がちだったりするお家には、プリザーブドフラワーもおすすめです。

プリザーブドフラワーは、生花に特殊な溶剤を吸わせて、生き生きとした状態を保つように加工されています。

そのため、枯れる心配がないので、水やりなどの手間がかかりません。また、何年も変わることなく、きれいな状態を保てるのも特徴です。

最近は、住宅事情から、仏壇もコンパクトなものが増えています。小ぶりで優しい色合いのプリザーブドフラワーは、狭いスペースでも飾りやすく、長く故人の家族を慰めることができるでしょう。

④ 月命日にはお花の定期便

月命日ごとにお花を贈るなら、お花の定期便もおすすめです。

毎月決まった日にお花を購入するのは大変ですし、日々の慌ただしさで忘れてしまったり、月命日に間に合わないこともあり得ます。

HanaPrimeでは、フローリストが厳選した季節のお花をお届けする、お花の定期便サービスを行っています。月ごとや週ごとの指定した曜日に、確実にお花を届けてくれるので安心ですよ。

お花の定期便には、お供え花プランもあるので、ぜひ利用してみましょう。

命日のお花の仏壇への供え方と贈り方

ここでは、命日のお花の仏壇やお墓への供え方や贈り方、さらに贈るときの注意点について解説していきます。

お花をどのように供えるのか理解しておくと、命日のお花を選ぶ時も迷わず決めることができますよ。

仏壇への命日のお花の供え方

命日のお花を仏壇に供えるときは1対(2つのセットのこと)用意し、左右に分けて置くのが基本です。お花は同じ種類で、左右対称に作ります。

花束やアレンジメントは、仏壇に向き合う人にお花が見えるように飾るため、後ろ側を背にして、お花が前から見える形がおすすめです。

花束は、ラッピングを外して花瓶や花立てに活け、アレンジメントはそのまま飾れば大丈夫です。

メッセージカードや立て札があれば、お参りする側から見えるようにしておきましょう。

飾るスペースが狭かったり、予算が少なかったりするときは、1対ではなく1つでも構いません。

お花が1つの場合は向かって左に飾るのが基本ですが、いくつもある場合は特に気にせず飾っても大丈夫です。

お墓への命日のお花の供え方

墓石には、両側に花立てがあるのが基本です。命日にお墓にお花を供えるときも、左右対称で1対用意しましょう。

ただし、立派なお墓だと、墓石の両側だけでなく、石碑の前にも花立てがあるところもあります。

事前に確認しておくと、持ってきたお花を分けたり、急いで買いに行ったりと慌てずに済むでしょう。

お墓の花立ては小ぶりなサイズがほとんどで、茎の長い花束を持っていくと、活けるのに時間がかかってしまいます。

最初から花立てにちょうどいいサイズで用意するか、茎を切ったりゴミをまとめたりがすぐできるよう、ハサミやゴミ袋などを持っていくと便利です。

仏壇やお墓に備えやすいお花を探す

命日のお花の贈り方と注意点

命日のお花を贈るときは、相手の状況を考慮することが大切です。

命日のお供えのお花は、故人の家族の心をなごませてくれます。しかし、不相応なサイズのお花が届いたり、飾るのに手間がかかったりしては、大変な気持ちが勝って嬉しい気持ちが減ってしまうでしょう。

また、生花は生ものなので、受け取るタイミングを逃してしまうと、お花が残念な状態になってしまいます。

お花を贈るときは事前に了解を得て、受け取れる時間を確認した上で手配しましょう。

命日のお花に関するよくある質問

命日のお花に関するよくある質問最後に、命日のお花に関するよくある質問を紹介していきます。

フラワーアレンジメントはマナー違反になるの?

仏事には花束を活けることが一般的ですが、フラワーアレンジメントでもマナー違反にはなりません

花瓶がない場合や、水かえの手間を考えると、相手によってはアレンジメントの方が有難い場合もあります。

HanaPrimeでは、お供え用のフラワーアレンジメントも多数揃えているので、ぜひ参考にしてください。

命日のお花で避けるべきは?

命日のお花で避けるべきなのは、毒やとげのあるお花とドライフラワーです。毒のあるお花は、「死」や「殺生」を連想するためNGとされています。

毒のあるお花には、次のようなものがあります。

  • チューリップ
  • スズラン
  • シャクナゲ
  • ヒガンバナ
  • ジキタリス
  • キョウチクトウ

とげのあるお花には、バラやアザミなどがありますが、バラはとげを全て取ってしまえば問題ないとされています。

ドライフラワーは枯れた花とも言えるので、「死」を連想させるため避けるべきです。

お供えの花は故人への手向けとともに、生きている人の心を慰める意味もあります。みずみずしい生花で、命日を彩ってあげましょう。

命日に1輪のお花はあり?

普段仏壇に飾るのなら1輪でも構いませんが、命日のときはできれば少し華やかにお花を飾った方がいいでしょう。

もちろん、1輪がだめというわけではありません。故人が好きだったお花1輪に、想いを込めて贈るのもありです。

仏事では偶数が良くないとされているので、数本だけなら奇数を心掛けてください。

ボリュームのある花束やアレンジメントと違い、少ない本数はパッと見て本数が分かってしまうからです。

命日のお花に添えるメッセージは?

命日にお花を贈るときは、メッセージを添えると、故人や家族に寄り添う気持ちがより伝わります。メッセージには、冥福を祈る気持ちやご家族への気遣いなどを綴るといいでしょう。

例文を挙げたので、ぜひ参考にしてください。

いつも笑顔だった〇〇様のお姿を偲び、
心ばかりのお花を送らせていただきました。
あらためて、ご冥福をお祈り申し上げます。

ご命日にあたり、心ばかりのお花ですが、
ご仏前にお供え頂ければ幸いです。
ご家族の皆様のご健康をお祈り申し上げます。

HanaPrimeでは、無料でメッセージカードをお付けできます。種類や書き方も紹介しているので、詳しくは「お祝い・お供えで使う立て札やメッセージカードの書き方とマナー」を参照してください。

命日にもらった花のお返しは何がいい?

お供えのお花をいただいたときは、お礼状とちょっとした品物を一緒に送ると、感謝の気持ちが伝わります。返礼不要とある場合は品物は送らず、お礼状のみ送るといいでしょう。

お返しの金額は、いただいたものの1/3から半額程度が相場です。お花の場合は金額が分かりづらいので、見た目の大きさなどからおおよその金額でお返しをします。

命日のお花の相場から考えると、¥1,000~¥5,000くらいが目安です。品物は、お茶やコーヒー、お菓子などの消え物(すぐになくなるもの)を選びます。

大切な命日には故人への思いをお花に託そう

命日には、故人への思いを込め、家族や親しい人たちの心を慰める意味で、お供えのお花を贈る習慣があります。なかでも一周忌などの決まった日には、法要を営み冥福を祈るのが一般的です。

命日のお花は仏壇やお墓に供えますが、お花の色や種類、飾り方などにマナーがあります。

亡くなってすぐは白色のみで、四十九日を過ぎたら淡い色を入れてもいいなど、知っておくと受け取る相手にも失礼になりません。

また、故人が好きだったお花を贈りたい、命日を華やかに飾ってあげたいなどの思いもあるでしょう。

マナーをわきまえつつ、故人や家族の気持ちに寄り添ったお花を贈ることで、贈る側の気持ちもしっかり伝わります。

HanaPrimeでは、命日にふさわしい花束やアレンジメントなどのご注文が可能です。大切な命日ですから、故人への思いを込めて素敵なお花を贈りましょう。

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