「仏花として供えるお花の種類に決まりやルールはある?」
「仏花に適したお花を知りたい!」
お盆やお彼岸、故人の供養でお花を飾るとき、何を選べばよいか悩むこともあるでしょう。
今回の記事では、仏花としてふさわしいお花や植物の種類と、避けたほうが良いお花の種類とマナーを紹介します。
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目次
読み方|仏花(ぶっか)と墓花(はかばな)の違い
仏花(ぶっか)と墓花(はかばな)は、どちらも故人を供養するためのお花ですが、使用する場所と目的に違いがあります。
仏花は、主に家の仏壇や寺院で仏様やご先祖様に供えるお花で、主に仏教の儀式やお盆、お彼岸などの特別な日に供えられます。
一方、墓花は、お墓に直接供えるお花で、故人の眠る場所を彩り、供養するために使用されます。
いずれも、菊やカーネーションなど、花びらが散りにくく、花持ちが良いお花が仏花として飾られることが多いです。
仏花にふさわしいお花・植物は9種類
仏花にふさわしいお花・植物は次の9種類あります。
①菊(キク)やスプレーマム
②ユリ
③カーネーション
④リンドウ
⑤スターチス
⑥ケイトウ
⑦トルコキキョウ
⑧カスミソウ
⑨樒(しきみ)
それぞれ順番に解説します。
① 菊(キク)やスプレーマム|日本の代表的な仏花
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菊は、どちらも日本で仏花として白・黄色・紫色がよく用いられます。
一方、スプレーマムは西洋菊を指し、花言葉はいずれも「高潔」です。
特に白菊は、仏事において清らかさや追悼を象徴し、花びらが落ちにくく、花持ちも良いため好んで用いられます。
② ユリ|華やかで香りがよい
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ユリは華やかさの外見と高貴な香りを特徴とし、仏花によく用いられる花のひとつです。
中でも、香りが控え目で真っ白な花弁をもつテッポウユリが仏花として好まれています。
白いユリの花言葉は「純粋」「無垢」「威厳」「高貴」などがあり、キリスト教では「マリア様の花」とされ葬儀に用いられています。
③ カーネーション|色合い豊かで柔らかな印象
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カーネーションは仏花にふさわしい花のひとつで、色合いが豊かで柔らかな印象を与えることから多くの人に選ばれています。
共通する花言葉は「無垢で深い愛」で、赤の「母の愛」、ピンクの「感謝」などがあり、母親にお供えするお花として人気です。
色合いが豊かであるため、他の花との組み合わせも良く、仏壇に彩りを添える役割を果たします。
また、花もちが良く、長期間美しい状態を保つため、お盆やお彼岸などの行事にも最適です。
④ リンドウ|青紫色の花をアクセントに
リンドウは、仏花にふさわしい青紫色の花で、優雅さと落ち着きを感じさせるのが特徴です。
リンドウの花言葉は「正義」「誠実」などであり、亡くなった方への敬意や祈りを込めた仏花に適しています。
また、花持ちが良いためお盆やお彼岸のお供え花、長時間飾る際にも重宝される花です。
⑤ スターチス|安価で長持ちする
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スターチスは花持ちもよく暑さにも強いため、夏場の仏花として重宝されています。
色も豊富で、特に紫や白が仏花に用いられることが多く、価格も安価なため手に入れやすいです。
「変わらぬ心」「変わらない誓い」「途絶えぬ記憶」という花言葉は、故人を想う気持ちを表すのに適しています。
⑥ ケイトウ|仏花として飾れる鮮やかなお花
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ケイトウは夏から秋にかけて出回るお花で、お盆に供える仏花として需要があります。
花言葉は「おしゃれ」「感謝」「色褪せぬ愛情」などで、故人とのつながりを大切にする意味が込められます。
仏壇を明るく彩り、供養の場にふさわしい花として人気です。
⑦ トルコキキョウ|優雅なお花で酷暑にも強い
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花びらがフリルのような形をしたトルコキキョウは、仏花をより華やかな印象にしてくれます。
花言葉は「優美」「希望」「楽しい語らい」「すがすがしい美」など、いずれも前向きな印象です。
茎は水を吸い上げやすく、切り花としても花持ちが良いため夏の仏花としても好まれます。
⑧ カスミソウ|小花で華やかさを添える
小さな花がレースのように清楚で華やかな印象を添えてくれるカスミソウは、仏花としても人気があります。
また、他の花との相性が良く、色とりどりの花束に華やかさを添える役割も果たします。
花言葉は「感謝」「親切」「幸福」という意味を持ち、故人への感謝の気持ちを表すのにも適しています。
⑨ 樒(しきみ)|仏花に飾る植物の葉っぱ
樒(しきみ)は、仏花にふさわしい植物の一つで、特に仏教において神聖な存在です。
常緑の広葉樹で、青々とした葉は一年中美しさを保つため、故人への供養や祈りの象徴として重宝されています。
その強い香りが虫や獣を寄せ付けず、ご遺体の匂いも消すとされ、葬儀やお通夜などで使われてきました。
日蓮宗では生花の代わりに樒を飾ります。
仏花に適さないお花の種類
仏花に適さないとされるお花とその理由は以下の通りです。
- 香りが強すぎるお花:香りが強いと故人の安らぎを妨げるとされるため。
- トゲがあるお花:トゲが故人や仏様を傷つけると考えられるため。
- 毒があるお花:毒性は縁起が悪いとされるため。
- 不吉な花言葉のあるお花:不幸を連想させ、仏前には不適切とされるため。
- 枯れやすいお花:すぐに萎れると仏様への供養が不足すると見なされるため。
- 食べられるお花:食用のものは供養の場にふさわしくないとされるため。
また、仏花に適さない具体的なお花の種類を以下に紹介します。
適さないお花の種類 | お花の種類 |
香りが強すぎるお花 | カサブランカ・キンモクセイ・サザンカ・バラ |
トゲがあるお花 | バラ・アザミ |
毒があるお花 | ヒガンバナ・シャクナゲ・チューリップ・スズラン |
不吉な花言葉のあるお花 | スノードロップ・クロユリ・アザミ |
枯れやすいお花 | ツバキ・バラ・サザンカ・ムクゲ |
食べられるお花 | アワ・キビ・オクラ・ソバの花 |
故人が生前好んでいたお花を仏花として供えたいこともあるかと思います。
そういった場合は故人を想う気持ちを優先して、お花を選んでも問題ありません。
バラなどトゲのある花を飾る場合は、トゲをできるだけ取り除いてから飾ることをお勧めします。
仏花の飾り方の基本的なマナー
仏壇にお花を飾る場合は、いくつかマナーがあります。
ここでは基本的なマナーを紹介します。
お花は奇数本を供える
仏花を供える際は、奇数本の花を選ぶことが基本的なマナーです。
それには、主に次のような理由があります。
- 奇数は「縁起が良い」とされ、日本の伝統文化では祝い事や仏事に好まれる。
- 偶数は「対の数」とされ、終わりを連想させるため避ける。
- 3本、5本、7本など、奇数を選ぶことで故人への敬意を示す。
仏壇の花立ては通常2つあるため、それぞれに同じ本数の奇数本の花を生けましょう。
左右一対となるように飾る
仏壇の飾り方では、左右対称に配置することで全体のバランスが整い、調和のある空間を演出できます。
仏花を飾る際のマナーおよび注意点は以下の通りです。
- 仏壇の中心に仏像や位牌がある場合、その左右に対称的に飾る。
- 花の種類や色を左右で揃えると、統一感が出る。
- 花瓶の高さや形も同じものを選ぶことで、見た目のバランスが良くなる。
- 飾る際に左右の花の向きや角度を調整し、自然な広がりを持たせる。
このように、意識して美しく飾ることで、厳かで洗練された印象を強めます。
仏像や位牌が隠れない高さに切り揃える
仏花は仏壇や位牌が隠れない高さに切りそろえるのがマナーです。
仏像や位牌は敬意を示す対象のため、それらが花によって隠れてしまうと、不適切な印象を与える可能性があります。
具体的には次の点を意識して飾りましょう。
- 長い花を中心とした菱形に整えて美しく仕上げる。
- 花の種類によって適切な長さを切り揃える。
- 仏壇全体のバランスを考慮して高さを決める。
お花を切り揃える際には、仏壇の高さや幅など全体のバランスを見ながら調整すると見栄えが良くなります。
仏花の種類に関するよくある質問
仏花にプリザーブドフラワーを使ってもよい?
仏花として使用するのは生花が望ましいとされています。
生花を飾ることで「諸行無常=この世のものに不変はない」という仏教の教えや、命の尊さを表すためです。
しかし、近年は手入れの負担を軽くしてくれることから、プリザーブドフラワーを供えるケースも増えています。
仏花に造花を使ってもよい?
枯れたお花を飾ることの方が問題とされるため、こまめな手入れが困難な場合は造花を使っても問題ありません。
ただし、基本的には生花が良いとされています。
また、宗派によっては造花は好ましくないとされるところもあるため、確認してから飾ることをおすすめします。
季節ごとにおすすめの仏花は?
- 春におすすめのお花・・・ラナンキュラス、カーネーション、マーガレット、アイリスなど
- 夏におすすめのお花・・・ほおずき、シャクヤク、トルコキキョウ、スターチスなど
- 秋におすすめのお花・・・リンドウ、ケイトウ、コスモス、ダリアなど
- 冬におすすめのお花・・・冬牡丹、冬菊、ストックなど
仏花に適したお花の色は?
仏花の色は、白・黄・紫・赤・ピンクの5色が基本とされています。
3色でまとめる場合は、白・黄・紫(もしくは赤)がポピュラーです。
仏花には複数のお花を飾ってもいい?
複数のお花を飾ることに問題はありませんが、本数は奇数になるようにしましょう。
仏花にふさわしい定番のお花を飾ろう!
本記事では、仏花にふさわしい定番のお花とその特徴について解説しました。
仏花には、菊、ユリ、カーネーション、リンドウ、スターチス、ケイトウ、トルコキキョウ、カスミソウ、樒の9種類がよく用いられます。
それぞれのお花には、清らかさや追悼の象徴、長持ちする特性など、仏壇にふさわしい意味や花言葉が込められています。
仏花を選ぶ際には、故人を偲ぶ気持ちを大切にし、適したお花を飾りましょう。
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