シコンノボタン(紫紺野牡丹)の花言葉|名前の由来
誕生花
BIRTH
FLOWER
シコンノボタン(紫紺野牡丹)の花言葉|名前の由来は以下の誕生花です。
花言葉
FLOWER
LANGUAGE
シコンノボタン(紫紺野牡丹)の花言葉|名前の由来の花言葉は以下になります。
- ひたむきな愛情
- 謙虚な輝き
- 常に冷静
- 平静
- 約束
- 落ち着き
目次
INDEX
シコンノボタン(紫紺野牡丹)の花言葉は「平静」「謙虚な輝き」「落ち着き」「ひたむきな愛情」「約束」「常に冷静」
シコンノボタンの濃紫色は、冠位十二階の中でも最高位に位置しており、古代から神聖で高貴な色とされています。
こうした意味合いから「平静」「謙虚な輝き」という花言葉がついたのでしょう。
花言葉「ひたむきな愛情」を注いでくれる両親や祖父母に花言葉を添えて贈ってみてはいかがでしょうか。
シコンノボタンの花言葉は色によって違うの?
葯(やく)が紫色のシコンノボタンは花色も濃紫色となり、花色によって花言葉に違いはありません。(※葯とは花中心にある雄しべの先の、花粉を作る袋状のもの)
一方、別種の「ノボタン」の葯は黄色く、花色もシコンノボタンと同じ濃紫色をしています。
シコンノボタンより小さめの花の「ノボタン」も、花色による花言葉の違いは見当たりません。
シコンノボタンの怖い花言葉
シコンノボタンの花言葉には怖い意味合いはないものの、花名に表記される「牡丹=ボタン」に怖いイメージを持つ人もいるでしょう。
ですが、牡丹の花言葉は「恥じらい」「王者の風格」「高貴」「人見知り」という花言葉なので、決して怖い意味合いはありません。
牡丹に怖いイメージがついてる理由は、明治時代から有名な怪談話の「牡丹灯籠(ぼたんとうろう)」が挙げられます。
主人公の女性「お露」は、とあるお侍と恋仲になり、お侍に恋焦がれて死んでいきます。
幽霊となったお露は、牡丹の灯籠を抱えながら夜な夜なお侍を探しにいき、逢えたお侍をあの世に連れていく…という日本三大怪談の一つです。
シコンノボタンには「約束」という花言葉がありますが、お露とお侍の「逢瀬の約束」が絡んでいるのかもしれません。
シコンノボタンの花言葉の由来
シコンノボタンには「平静」「謙虚な輝き」「落ち着き」「常に冷静」「ひたむきな愛情」「約束」などの花言葉がついています。
濃紫色の花色は、精神を鎮静させるリラックス効果があるとされており太古の昔から尊ばれてきた色です。
そうしたシコンノボタンの持つ「心の乾きを修復させる花色」が、「平静」「落ち着き」といった花言葉になりました。
他方、日本では紫色は「高貴な色」とされており、「上品」「優雅」「気高さ」という意味があります。
シコンノボタンの花言葉「平静」「落ち着き」「常に冷静」は、古代から引き継ぐ日本人の佇まいを表したといえるでしょう。
シコンノボタンの花言葉に似ている花は?
「平静」「落ち着き」「常に冷静」という花言葉に似ている花
- 「落ち着きのある美しさ」エンレイソウ
- 「落ち着き」「ギボウシ」
- 「あなたといると心が静まります」ペチュニア
「謙虚な輝き」という花言葉に似ている花
「ひたむきな愛情」という花言葉に似ている花
「約束」という花言葉に似ている花
- 「約束」クローバー
- 「約束」カエデ
シコンノボタンの花言葉と真逆の意味の花
エリカやハエジゴク・テンニンカ・ハナズオウには、「約束」の真逆の「裏切り」「嘘」「ごまかし」という花言葉を持ちます。
また、ブドウには「酔いと狂気」という花言葉があります。
【英語版】シコンノボタンの花言葉
英語版によるシコンノボタンの花言葉はありませんが、「謙虚な輝き」という花言葉は、英語圏のGlory bush(輝く低木)に由来しています。
花文化がもっとも盛んなヨーロッパですが、紫色は涙の色とされるマイナーな色なのです。
そのため、濃紫色のシコンノボタンは悲しみの色が濃く、花言葉をつけるのも難しいのでしょう。
シコンノボタン(紫紺野牡丹)は誕生花の花なの?※誕生花へ誘導
シコンノボタン(紫紺野牡丹)の名前の由来
シコンノボタンは漢字そのものの「紫紺色の野牡丹」が名前の由来です。
もっとも、シコンノボタンと「ボタン(牡丹)」は全く違った植物であり、花形も牡丹の花とは異なります。
一方で、「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」という江戸時代から伝わる言葉があります。
これは、日本女性の容姿や立ち振る舞いの美しさを表した言葉ですが、シコンノボタンも「牡丹」のような美しい姿が名前に起因しているのでしょう。
英名の由来
シコンノボタンには6つの英名と由来があります。それぞれの英名を具体的に検証してみましょう。
princess flower (プリンセスフラワー)
「プリンセス」とは英語で王族や皇族といった貴婦人に送られる称号です。
濃い紫色の花を咲かせるシコンノボタンも、気高い花とされているのです。
purple glory tree(パープル グローリー ツリー)
「グローリー」には「栄光」「名誉」「誇り」「賛美」「美しさ」といった意味があります。
つまり「美しい紫色の木」という由来になるでしょう。
lasiandra(ラシアンドラ)
「ラシアンドラ」とは、高嶺半鐘蔓(タカネハンショウヅル)という植物の名前で、キンボウ家ゲ科センニンソウ属の落葉低木樹です。
葉腋(ようえき)から花を咲かせる花色が美しい紫色をしていることが由来でしょう。
pleroma(プレローマ)
「プレローマ」とは「神の力の全体」を指す言葉です。
濃紫色のシコンノボタンは、神の力がみなぎった花との由来があるのでしょう。
Brazilian glorybush(ブラジリアン グローリーブッシュ)
「ブラジリアン」とは「ブラジルの」という意味となり、「グローリーブッシュ」の直訳は「栄光の藪」となり、わかりやすく訳すと「輝く低木」あるいは「栄光の低木」という意味合いです。
原産国がブラジルのシコンノボタンは、「ブラジルの輝く低木」という由来にもなります。
glory bush(グローリーブッシュ)
「グローリーブッシュ」とは前述したように「輝く低木」という意味合いです。日本では、グローリーブッシュの英名が知られています。
シコンノボタンの英名には、このように高貴に満ちた由来が溢れているのです。
和名の由来
和名「シコンノボタン」の由来は、野山に咲く牡丹の美しい姿から「野牡丹(ノボタン)」と言われ、その野牡丹が「ノボタン」に似た濃紫色をしていることから「シコンノボタン=紫紺野牡丹」とつけられました。
なお、日本のフラワーショップではシコンノボタンを「スパイダー フラワー(蜘蛛の花)」と名付けてるお店もあります。
これは英名の別名「Brazilian spider flower」からついているのです。葯から出る雄しべには太く乳白色の突起があり、この雄しべがスパイダー フラワー(蜘蛛の花)に見えたことが由来とされています。
正式な学名
シコンノボタンの正式な学名は「Tibouchina urvilleana(ティボウキナ・ウルヴィレアナ)」といいます。
シコンノボタンってどんな花?
原産国 | ブラジル東南部 |
科・属 | ノボタン科シコンノボタン属 |
タイプ | 常緑~半落葉低木 |
花のサイズ | 直径5~13cm |
香り | 雨上がりの爽やかな香り |
草丈 | 3m~6m |
開花時期 | 8月~11月 |
旬の季節 | 8月~11月 |
花持ち日数 | 1日 |
出回り時期 | 8月~11月 |
シコンノボタンは熱帯地域の原産ですが寒さにも比較的強い植物です。葉全体には綿毛があり、まるでビロードを彷彿させる手触りをしています。
花自体は1日で咲き終わるものの、夏から晩秋まで咲き続けるので花の少ない時期にも楽しめる植物です。
シコンノボタンの多くは濃紫色の花が主体ですが、花の中心部が白い「コートダジュール」や順次花色が変わる「リトルエンジェル」の品種もあります。
シコンノボタンの飾り方と風水
シコンノボタンの花色は、ワンランク上を行く濃紫をした高貴な色です。日本でも古代から「優雅で身分の高い人」が紫色をまとう風習がありました。
風水の世界でも紫色は精神的な向上と、神秘的で高貴なエネルギーを持っています。人は常に愛と希望に向かって「進化と成長」を繰り返す生き物です。そのプロセスを正しく導いてくれる色が「紫色」なのです。
紫色のシコンノボタンを日々の生活で上手に取り入れて、花からパワーをもらいましょう。
シコンノボタンの飾り方
シコンノボタンは朝に咲いて夕方になると萎んでしまう1日花です。そのため、花瓶に多種多様な植物と一緒に生けるには不向きといえます。
そこで、透明や紫系統あるいは茶系統の小瓶への「一輪挿し」をおすすめします。
シコンノボタンは次々と蕾をつけて開花するので、その都度、新鮮なお水に切り花として生けてあげましょう。なお、花を摘む時間は朝方に行います。
口の広い小瓶への飾り方
- やや口の広めの小瓶(高さの低い瓶)を用意
- 開花しているシコンノボタンから2つに枝分かれしている花を切りとる
- 3葉は落とし、花だけを瓶の縁に寄りかからせるように生ける(花びらが水に付かないように注意)
口が狭くて背の高い小瓶への飾り方
- 口が狭く(500円玉位の広さ)背の高めの小瓶を用意
- 開花しているシコンノボタンから2つに枝分かれしている茎を、小瓶の高さプラス10㎝程度の長さに切りとる
- 花の下から2枚目までの葉を残して花瓶に挿す
白いカフェオレカップへの飾り方
紫色のシコンノボタン花びらと緑色の葉、そして白いカフェオレカップの組み合わせは、気品と優しさをさらに深めてくれるでしょう。
自由奔放に生けるのも可愛らしいものです。
- 口の広い白いカフェオレカップ(高さの低いカップ)を用意
- 開花しているシコンノボタンを(花のすぐ下の葉ごと)数本切りとる
- 細かいことにとらわれずに、四方に広がるように生ける
風水による紫色効果でシコンノボタンから運気をもらう
シコンノボタンの持つ紫色は、風水では精神的な落ち着きと物事を平静に判断できるパワーを持ちます。
そうしたパワーは、シコンノボタンの花言葉「平静」「落ち着き」「謙虚な輝き」に当てはまるのがわかるでしょう。
風水では紫色は「火の気」を持つとされており、日当たりの良い南側の部屋は「陽」の気を帯びています。
そのため、南側と相性の良い紫色のシコンノボタンを飾ることで「才能開花」「人気(評価)」「美容効果」といった運気アップが期待できます。
南側の玄関にシコンノボタンを置く
「気の入口」となる南側に玄関がある場合、シコンノボタンの紫色効果によって人気運や社交運がアップしていきます。
仕事をしている人は、南の玄関や靴箱を手入れすることで成功に導き、上司からの評価も高くなるでしょう。
また、風水効果で「明るい気」がパワーを発揮し、人間関係も良好になるでしょう。
南側のリビングにシコンノボタンを飾る
家族全員が集まるリビングは家族の運気をアップさせる絶好の場所です。
南側のリビングに紫色のシコンノボタンを置くことで、「陽の気」が家族中に降り注いで女性の運気がアップするとともに、家族運の効果が期待できます。
高貴で上品な色合いのシコンノボタンをご家庭でも風水に取り入れて、より一層の運気を高めてみましょう。