会社の上司や家族の退職祝いとして、どのような花を選べば良いのか迷いますよね。
また「どんなお花が良い?」「花束を贈る際のマナーは?」「いつ渡す?」など気になることも多いでしょう。
この記事では、退職祝いや送別会におすすめのお花の選び方や、男女別・年齢別のおすすめのお花、季節や花言葉でお花を選ぶ方法、花束を贈るときのマナーなどを解説します。
退職祝いや送別会を控えた方、今までの感謝としてお花を贈りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
HanaPrimeでは、退職祝いや送別会にふさわしいお花も取り揃えています。
\喜ばれる色や人柄に合ったお花を選ぼう/
目次
退職祝いや送別会のプレゼントはお花が定番
退職祝いや送別会は、これまでお世話になった方へ感謝を伝えて、これからの新たな道へ気持ちよく送り出すタイミングです。
贈り物は何にしようかと悩んだら、性別や年齢を問わずに喜んでもらえる「お花」を選んでみてはいかがでしょうか。
お花は見た目の華やかさだけでなく、花言葉によって深い感謝や激励の気持ちを表せるのも魅力です。
退職祝いにおすすめのお花 6つの選び方
退職祝いのお花を選ぶときには、いくつかのポイントがあります。
ここでは、以下の6つのポイントについて解説します。退職者の状況に合わせてチェックし、素敵なお花を選びましょう。
① 男性と女性でのお花選びの違い
② 退職年代別のおすすめのお花
③ アレンジメントと花束の選び方
④ 予算や価格に合わせてお花を選ぶ
⑤ 退職祝いに適した花言葉から選ぶ
⑥ 季節に合ったお花から選ぶ
① 男性と女性でのお花選びの違い
退職者の性別によって、お花の選び方が異なります。主に色に注意して選びましょう。
男性に贈るお花では、青・緑・白などの寒色系を選ぶと幅広い方に喜ばれやすい花束になります。女性に贈るときには、ピンク・赤・オレンジなどの暖色系を選べば、華やかで女性らしい雰囲気を演出できます。
もちろん、場合によってはそれ以外の色を選んでも構いません。エネルギッシュな男性にはビタミンカラーやビビットカラー、優しい雰囲気の女性にはベージュや緑など、以下の表のように柔軟に考えてみてはいかがでしょうか。
男性向け | 女性向け | |
おすすめの色 | 寒色系(青・緑・白など) | 暖色系(ピンク・赤・オレンジなど) |
場合によって選びたい色 | ・ご本人の好きな色 ・エネルギッシュな方にはビタミンカラーやビビットカラー ・シックな方には一部にアクセントとして上品な赤や紫 ・その他、ご本人のイメージに合う色 |
・ご本人の好きな色 ・優しい雰囲気の方にはベージュや緑などの優しい色 ・ハツラツとした方にはビタミンカラーやビビットカラー ・その他、ご本人のイメージに合う色 |
男女別のお花の選び方について、次から詳しく見ていきます。
男性に贈るお花の特徴と選び方
男性にお花を贈る場合、「花束をもらうのが気恥ずかしい」という方にも受け入れられやすいことから、基本的には青・緑・白などの寒色系のお花が人気です。
女性的な色合いは避け、男性の落ち着いた雰囲気を演出するのがいいでしょう。
ただし、華やかな色が不適切というわけではありません。
本人の好きな色が分かっていれば、それを取り入れるのもおすすめです。エネルギッシュな方なら、ビタミンカラーで活発な印象を出すのもいいですし、シックで上品な印象の方なら、緑色をベースに赤などでアクセントを加えて、上質な雰囲気にするのも素敵です。
それ以外にも、本人の人柄をイメージさせるような色合いを取り入れるのも喜ばれます。
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女性に贈るお花の特徴と選び方
女性にお花を贈る場合は、ピンクや赤、オレンジなどの暖色系のお花がおすすめです。華やかで女性らしい雰囲気が際立ち、鮮やかな色合いに特別感を感じてもらえます。
ご本人の好きな色が分かっていれば、ぜひ取り入れてください。
また、優しい雰囲気の方なら、ベージュや緑色といった穏やかな色合いで、落ち着いた印象の花束にするのも素敵です。ハツラツとした方であれば、ビタミンカラーやビビットカラーを取り入れて、鮮やかな印象にしても喜ばれます。
本人の人柄をイメージさせるような色合いを取り入れるのもいいでしょう。
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② 退職年代別のおすすめのお花
一口に「退職」といっても、定年退職や寿退社、早期退職、転職のための退職など、退職の理由はさまざま。退職者の年代も異なります。
ここでは、退職者の年代別のおすすめの花を紹介します。退職者の好みが分からないときでも、年代に合わせたお花選びをすることで、素敵な雰囲気の花束に仕上げることが可能です。
若い方であれば、活発な雰囲気や新天地での活躍をイメージさせるような明るい色がいいでしょう。年齢の高い方であれば、落ち着いた色合いのお花が好まれます。
年代 | 想定される退職理由 | おすすめのお花 |
20~30代 | ・転職 ・独立 ・結婚(寿退社) |
・明るい色(黄・オレンジ・赤・ピンクなど) ・濃い色(ビビットピンク、蛍光オレンジなど) ・大ぶりの花(バラ、ガーベラなど) |
40~50代 | ・転職 ・独立 ・早期退職 |
・落ち着いた色(くすみピンク、ベージュ、薄緑など) ・淡い色(薄ピンク・薄紫・ベージュ・水色など) |
60~70代 | ・定年退職 ・定年退職後に勤めた企業の退職 ・パートの退職 ・自営業などの終了 |
・落ち着いた色(くすみピンク、ベージュ、薄緑など) ・淡い色(薄ピンク・薄紫・ベージュ・水色など) ・還暦(60歳)の方なら赤、古希(70歳)や喜寿(77歳)の方なら紫や紺 |
80代以上 | ・定年退職後に勤めた企業の退職 ・パートの退職 ・自営業などの終了 |
・落ち着いた色(くすみピンク、ベージュ、薄緑など) ・淡い色(薄ピンク・薄紫・ベージュ・水色など) ・傘寿(80歳)と米寿(88歳)の方なら黄色や山吹色 |
③ アレンジメントと花束の選び方
退職祝いに贈るお花は、花束とアレンジメントのどちらでも問題ありません。退職者への配慮を最優先にして選びましょう。
電車やバスなどの公共交通機関を使って移動する方には、大きすぎたり重すぎたりする花束だと邪魔になる場合があります。周囲にお花を見られることで、気恥ずかしさを感じる方もいるでしょう。
その場合は小ぶりの花束やアレンジメントを贈り、お花がすっぽりと入るサイズの持ち帰り用袋を一緒に渡せば親切です。お花自体の色味を抑えたり、包装紙やリボンを落ち着いた色にする工夫もできます。
お花を自宅に飾る習慣がない方は、花瓶を持っていないことが多いため、切り花を束ねたタイプの花束だと扱いに困ってしまいます。その場合は、自立するように作られた花束やアレンジメントを贈るといいでしょう。
④ 予算や価格に合わせてお花を選ぶ
退職祝いに贈るお花は、一般的には3,000~5,000円が相場です。
贈る相手の立場によっては、以下のような相場の違いが見られます。
贈る相手 | 相場 | 備考 |
同僚 | 3,000円前後 | 複数人で渡す場合は10,000~30,000円 |
上司 | 5,000~10,000円 |
職場によっては通例で予算が決まっていることもあるため、不安な場合は事前の確認が必要です。
また、いくら相場や予算どおりであっても、大きすぎたり重すぎたりするお花は退職者の負担になることがあります。持ち帰りやすさの配慮を忘れないようにしましょう。
⑤ 退職祝いに適した花言葉から選ぶ
退職祝いのお花を花言葉から選ぶ方法もあります。
退職祝いに適した花言葉は、感謝、お疲れ様、希望、未来、尊敬、成功、達成、勝利などです。
例えば以下のようなお花ならぴったりですし、十分な華やかさもあり、花束には最適です。
- ガーベラ:希望、常に前進
- アルストロメリア:未来への憧れ、持続
- バラ:愛、美(ピンクのバラ:感謝、しとやか)
- スイートピー:門出、優しい思い出
- ベルフラワー:感謝します
- ホワイトレースフラワー:感謝します
- トルコキキョウ:感謝します、将来への期待
⑥ 季節に合ったお花から選ぶ
退職の季節にあったお花を選ぶのも風情があって素敵です。
全てを季節のお花にする必要はなく、一部だけに取り入れても問題ありません。以下を参考に、花束を注文するお店で確認してみてください。
季節 | おすすめのお花(花言葉) |
春 | ・カザニア(あなたを誇りに思う) ・ガーベラ(希望・常に前進) ・クローバー(幸運) ・ライラック(思い出・友情・謙虚) ・ラナンキュラス(晴れやかな魅力・光輝を放つ |
夏 | ・アルストロメリア(持続・未来への憧れ) ・ダリア(華麗・優雅・気品) ・トルコキキョウ(すがすがしい美しさ・優美・希望) ・ハナトラノオ(望みの成就・達成・希望) ・ヒメユリ(誇り) |
秋 | ・カエデ(大切な思い出・美しい変化) ・カザニア(あなたを誇りに思う) ・ススキ(活力・心が通じる) ・ダリア(華麗・優雅・気品) ・ヘリクリサム(永遠の思い出・いつまでも続く喜び) |
冬 | ・カランコエ(幸福を告げる・たくさんの小さな思い出) ・サイネリア(いつも快活・喜び) ・フクジュソウ(幸せを招く・永久の幸福) ・ネリネ(また会う日を楽しみに) ・ポインセチア(祝福・幸運を祈る) |
退職祝いや送別会におすすめのお花と色合い
ここまで、性別や年代別、予算、花言葉などによっておすすめのお花を紹介してきました。
しかし、いざお花を選ぼうと思ったときにたくさんの選択肢があると、かえって迷ってしまうこともあるでしょう。
ここからは、退職シーン別に最適なお花と、それを叶える花束を紹介します。
定年退職におすすめのお花と色合い
定年退職を迎える方におすすめなお花と色合いを男女別に紹介します。
男性の定年退職の場合
男性には、青や緑、ビタミンカラーなど、受け取る際に気恥ずかしくならない色がおすすめです。
鮮やかなお花に慣れていない男性が多いため、落ち着いた雰囲気や、性別を問わない色が受け取りやすさを感じさせるポイントです。
なお、定年退職と還暦のお祝いを兼ねる場合は、還暦祝いの定番色である赤色のお花を贈るのも一つです。
女性の定年退職の場合
女性には、ピンクやオレンジのバラがおすすめです。女性的な雰囲気で華やかさを演出しつつ、優しい色合いが年齢を重ねた思いやりの深さにマッチします。
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寿退社におすすめのお花と色合い
寿退社を迎える方には、ピンクやオレンジといった華やかな色合いのバラが人気です。
明るい雰囲気が人生の門出を祝福し、新しい生活への意気込みを後押ししてくれます。
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結婚や新生活をお祝いする花言葉を持つお花を選ぶのもいいでしょう。お好みのものがあれば、選択肢に加えてみてください。
寿退社にぴったりの花言葉をもつお花
- フクジュソウ:祝福、希望
- サイネリア:常に輝かしく、喜び
- ベルフラワー:大切な人
- ガーベラ:希望・常に前進など
- アルストロメリア:未来への憧れ・持続など
- バラ:愛・美など
- スイートピー:門出・優しい思い出など
早期退職におすすめのお花と色合い
早期退職を迎える方には、花言葉に「感謝」の意味をもつお花が適しています。
その中でも特に、ピンクのバラ、ピンクのガーベラ、カスミソウは、華やかで優しい雰囲気を出すこともできるのでおすすめです。
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退職祝いや送別会に贈るお花のマナー
退職祝いや送別会でお花を贈るときにはマナーがあります。
せっかくの送別の気持ちも、ちょっとしたマナー違反や気遣いの欠如で台無しになってしまっては元も子もありません。
次の4点を注意して、気持ちのいい送別になるようにしましょう。
① タブーな色は無いが花言葉に注意する
② サイズ感の配慮と持ち帰り袋を用意する
③ お花の本数は奇数で4・9・13は避ける
④ 贈るタイミングは送別会か出社最終日もしくは自宅へ郵送
⑤ お花に添えるメッセージの書き方
① タブーな色は無いが花言葉に注意する
退職祝いや送別会で用意するお花には、基本的にタブーな色はありません。ただし、花の種類と色の組み合わせでタブーとなる花言葉があるので注意が必要です。
注意したい花言葉の例
- 黄色のバラ:「嫉妬」
- 黄色のカーネーション:「軽蔑」
- オレンジ色のユリ:「憎悪」
タブーな花言葉をもつお花はできるだけ避けるのが賢明です。ただし、退職者本人がそのお花を特に好んでいる場合は、花束に加えた上で「○○さんの好きなお花をご用意しました」などと一言添えるのがいいでしょう。
② サイズ感の配慮と持ち帰り袋を用意する
退職者の通勤手段によって、お花のサイズや重さに配慮する必要があります。
公共交通機関なら小さめのお花が親切です。一方で車通勤の方であれば、多少大きくても問題ありません。
いずれの場合も、運びやすいように持ち帰り用の袋を一緒に用意するのがいいでしょう。
HanaPrimeの花束やアレンジメントなら、手提げ袋を付属できるので安心です。
③ お花の本数は奇数で4・9・13は避ける
花束を構成する花の本数にも注意が必要です。
4本・9本・13本は不吉な数とされているため、退職祝いに限らず避けるようにしましょう。
また、花束は奇数本で贈るのがいいとされているため、偶数本での作成はおすすめできません。
④ 贈るタイミングは送別会か出社最終日もしくは自宅へ郵送
退職祝いの花束を贈るタイミングは、送別会か最終出勤日にするのがいいでしょう。仲間からのねぎらいや感謝の言葉とともに手渡しできるので、感動もひとしおです。
荷物が多くて持ち帰るのが負担になったり、テレワーク等でどうしても当日に渡せない場合は、自宅へ郵送するのも選択肢の1つです。
⑤ 退職祝いや送別会のお花のメッセージの書き方
花束にメッセージを添えて贈る場合、退職理由を意識した内容にするのがおすすめです。
花束に添えるメッセージは自由度が高いものです。かしこまりすぎず、素直な気持ちを表現しましょう。
退職理由 | 内容 | メッセージ例 |
定年退職 | ・在職中の活躍へのねぎらいと感謝 ・退職へのお祝い ・今後の生活や健康へのお祈り |
長い間お疲れ様でした。これからもお身体にお気をつけてお過ごしください。 |
寿退社 | ・在職中の活躍へのねぎらいと感謝 ・結婚のお祝い ・今後の幸せや健康へのお祈り |
ご結婚おめでとうございます!温かく幸福なご家庭を築いてください。 |
転職のための退職 | ・在職中の活躍へのねぎらい ・在職中の成果への感謝 ・新天地での活躍へのお祈り |
一緒に働く事ができて大変勉強になりました。今後のますますのご活躍をお祈り致します。 |
メッセージを添えない場合は、リボンの色で気持ちを表すこともできます。
花束につけるリボンには、色によって以下のような意味があります。ぜひ参考にしてみてください。
リボンの色が表す意味
- 赤・ピンク:愛情
- 青:落ち着き・清潔感
- 黄色・オレンジ:楽しさ・明るさ
送別会の花束贈呈マニュアル
素敵な花束が準備できたら、送別会での花束贈呈の手順も確認しておきましょう。
次の4つのポイントを押さえておけば、当日に慌てることなく、スマートに花束を贈ることができます。
- 花束を渡すタイミングと渡す人
- 送別会における正しいお花の持ち方と渡し方
- 花束を贈呈する際に添える一言
- 退職者が複数人いる場合の挨拶の順番
花束を渡すタイミングと渡す人
花束を渡すタイミングは、退職者の挨拶が終わった後がいいでしょう。
これまでの思い出や仲間への感謝、新たな道への抱負などについて伝えられ、送別会の出席者全員が退職を改めて実感する瞬間です。送り出す気持ちとともに花束を渡しましょう。
送別の記念品は、出席者の中でもっとも役職の高い方が渡すのが一般的です。記念品が花束だけ、もしくは花束とその他のプレゼントを一緒に渡す場合は、最高職位の人にお願いします。
花束とプレゼントを別々に渡す場合は、プレゼントを最高役職の人にお願いし、花束は若いメンバーや、退職者と関係の深い人にすることで、全体のバランスをとることもできます。
ただし、職場によっては恒例のタイミングや渡す人が決まっていることもあります。その場合は基本にとらわれず、いつものタイミングで行って問題ありません。
送別会における正しいお花の持ち方と渡し方
花束には、正しい持ち方と渡し方があります。また、渡し方には正式な方法と略式の方法があり、送別会では正式な方法で渡すのが基本です。
まずは持ち方から確認しましょう。
花の先端を自分から見て左にし、やや上を向けて左手で下から支えます。右手は花束の茎の方を上から掴むように持ちます。
次は渡し方です。
相手に渡すときは、相手が右利きであれば左右を逆にし、両手で下から支えるようにして渡します。相手が右手で花束をつかみやすくする心遣いです。相手が左利きの場合は、最初の持ち方の方向のまま、下から支えるようにして渡します。
花束を贈呈する際に添える一言
花束を渡すときに添える一言は、感謝やねぎらいの言葉が最適です。
例えば「お世話になりました」や「長い間お疲れさまでした」など、シンプルで失礼のない表現がいいでしょう。
晴れやかな送り出しの会ですので「残念です」「寂しいです」などというネガティブな言葉は避けるようにしてください。
また「がんばってください」など目上の人に対して失礼になる一言は控えましょう。
退職者が複数人いる場合の挨拶の順番
退職者が複数いる場合、挨拶は役職の高い順で行うのが一般的です。
同じ部署で役職が同じ場合、もしくは役職がない場合は、社員名簿順で挨拶をします。社員名簿がなければ年齢順にし、同年齢であれば勤続年数の長い順にしましょう。
異なる部署で役職が同じ場合は、会社の組織図を確認し、部署の記載位置の上からの順にしましょう。
記載位置が横並びの場合は、縦書きであれば右から、横書きであれば左からの順と考えます。
退職者が複数人いる場合の挨拶の順番
- 基本:役職順
- 同部署で、同じ役職もしくは役職がない場合
優先順位①:社員名簿順
優先順位②:年齢順
優先順位③:勤続年数の長い順 - 異なる部署で、同じ役職の場合
優先順位①:組織図の部署の記載順(上から)
優先順位②:組織図の部署の記載順(縦書きは右から、横書きは左から)
また、順番に次いで難しいのが花束を渡すタイミングです。大切にしたい想いや送別会のタイムスケジュールに応じて、以下を参考に検討してください。
花束贈呈のタイミング | 状況の例 |
退職者の挨拶の都度 | ・退職者1人1人に声をかけたい場合 ・退職者ごとに異なるプレゼントや催しがある場合 ・送別会のタイムスケジュールに余裕がある場合 |
退職者全員の挨拶が終わった後 | ・退職者全員に同時に注目を集めたい場合 ・退職者全員で写真などを撮影する場合 ・送別会のタイムスケジュールに余裕がない場合 |
挨拶や花束贈呈の順番は、職場によって通例があることもあります。事前に周囲に相談してから決めるのが安心です。
退職祝いや送別会のお花に関するよくある質問
退職祝いや送別会のお花に関して、多く寄せられる質問を集めました。
同じ悩みをお持ちの方はぜひ参考にしてください。
退職祝いのお花は本当に喜ばれる?
退職祝いのお花が本当に喜ばれるか不安、という声が聞かれます。
多くの場合、お花を準備してくれたこと自体には大変喜んでもらえます。
その一方で、持ち帰るのが気恥ずかしかったり、自宅に花瓶がない場合にどう扱っていいか悩んだりするという声もあります。
その場合は、袋に入る程度の小ぶりなサイズ感のお花にしたり、自立するようにあらかじめアレンジされたタイプを準備するのがいいでしょう。
退職祝いとして花束がいらないケースは?
退職祝いとして花束がいらないケースはいくつか存在します。
まずは、役職や勤続年数にかかわらず、職場の通例として花束を用意しないケースです。
いつも花束を用意している職場でも、退職者が「何もしないでほしい」と強く希望すれば、その意志を尊重しましょう。
会社都合での解雇や退職奨励の場合は、花束を用意すると退職を喜んでいると受け取られてしまう可能性があるので注意が必要です。
パートやアルバイトなど、短期間の勤務者の退職時にも花束を用意しない場合が多いです。
花束が不要なこれらのケースで、どうしても何か贈り物をしたい場合は、日常生活で使いやすいプレゼントを用意するのがいいでしょう。
職場によっては独自のルールが存在する場合もありますので、上司や先輩に過去の事例を聞いてみるのもおすすめです。
退職祝いで花束の代わりのプレゼントは?
退職祝いで、花束の代わりのプレゼントを用意する場合もあります。
事前に希望をリサーチできるのであれば、本人の意見をできるだけ尊重しましょう。
本人の希望が分からない場合のプレゼントには、以下のようなものが人気です。
- 自分では買わないような高級なお菓子
- 日頃の疲れを癒す入浴剤
- 自分の好きなものが選べるカタログギフト
など
退職祝いに胡蝶蘭の鉢植えを贈るのはどう?
退職祝いには、胡蝶蘭の鉢植えも大変喜ばれます。
「幸せが飛んでくる」という胡蝶蘭の花言葉が魅力的なうえ、これまで花を育てたことがない人にも扱いやすいためです。
茎の数やサイズなど、いくつか気を付けたいポイントもあるため、次の記事を参考に検討してみてください。
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退職祝い|定年退職や寿退社に胡蝶蘭を贈るマナーと相場は?メッセージの文例は?
続きを見る
男性に贈るお花で人気の色は?
男性に贈るお花は、青や緑、白などの寒色系の色味が人気です。活発な印象のビタミンカラーやビビットカラーも喜ばれます。
ピンクや赤のような女性らしい色に気恥ずかしさを感じる男性が多いため、性別を問わない色がおすすめです。
退職祝いでプリザーブドフラワーは失礼?
退職祝いでプリザーブドフラワーを贈るのは、失礼に当たる場合があります。
美しい状態を長く楽しめるのが魅力のプリザーブドフラワーですが、次の人生を歩もうとしている中で前職の記憶を呼び起こすものが目に入ると好ましくない、という考え方があるからです。
生花を贈れば、美しい期間には前職の思い出を楽しみ、枯れてからは新たな人生にまい進するという気持ちの切り替えの一助にもなります。
また、風水の面でも、生花のほうが良い運気を引き寄せる力が強いと言われています。風水や運勢を気にする方には、生花を贈るのがおすすめです。
ただし、プリザーブドフラワーが絶対にNGというわけではありません。本人の希望がある場合や、親しい間柄の方に贈る場合は、そこまで深刻に考えずに本人の喜ぶものをプレゼントするのがいいでしょう。
一輪や小さいお花で退職祝いはあり?おすすめは?
退職祝いに一輪や小さいお花を贈っても問題ありません。仰々しい花束が苦手という方には、ささやかなお花の方が喜ばれることもあります。
一輪で贈る場合のおすすめは、バラやガーベラ、ダリアなど、大ぶりで見栄えのするお花です。一輪であっても存在感があり、華やかさを演出してくれます。
小さい花束の場合は、そのまま飾れるようにアレンジされたタイプがおすすめです。ラッピングやリボンの色もあいまって、特別感のある雰囲気を楽しんでもらえます。
お花が小さくて寂しいと感じる場合には、ちょっとしたプレゼントを一緒に贈りましょう。退職者の好みや雰囲気に合わせ、ハンカチや革小物、お菓子など、気取りすぎないものを選べば負担になりません。
退職祝いのお花を郵送する際の注意点は?
退職祝いのお花を郵送するときには、いくつか注意点があります。
到着日は退職日以降の日付になるようにしましょう。到着日が早すぎると、退職を待ち望んでいる印象を与えてしまうためです。
お花の到着日はあらかじめ伝えておきましょう。外出や引っ越しの予定がある場合は、いきなり届くと迷惑になることがあります。
また、郵送にあたって相手の住所を預かることになるため、個人情報の取り扱いには十分に注意しましょう。
退職祝いは心温まるお花で新たな門出を祝福しよう!
退職は、本人にとって新たな人生の門出です。
性別や年齢、あるいは人柄によって最適な花束を準備し、華やかな雰囲気と晴れやかな気持ちで送別しましょう。
HanaPrimeでは、退職祝いにぴったりの花束やアレンジメントをご用意しています。ぜひ素敵な1点を見つけてくださいね。