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お彼岸にお花を贈るときのマナーを解説

2024年8月10日

お彼岸にお花を贈るときのマナーを解説春と秋の年に2回あるお彼岸は、お墓やお仏壇にお花を供え、ご先祖様を偲び供養を行う日です。

お彼岸に飾るお花は、葬儀や命日の法要のときのように、お花の色や種類にそれほど決まりがあるわけではありません。

しかし、亡くなった方やご家族にお彼岸のお花を贈るときは、守るべきマナーや避けた方がいいお花もあります。

本記事では、お彼岸にお花を贈るときのマナーや、お花選びの注意点を解説します。

お彼岸の定番のお花や、おすすめのお花も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

HanaPrimeでは、お彼岸に贈るおすすめのお花を、多数取り揃えています。

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お彼岸は春分の日と秋分の日の二つある

お彼岸は、春分の日と秋分の日の年2回あります。

春分の日と秋分の日を中日とし、前の3日と後の3日を合わせた7日間が、お彼岸の期間です。

7日のうちの初日を彼岸入り、最後の日を彼岸明けと言います。

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お花を贈るマナーは難しいと感じる

春のお彼岸

春のお彼岸は、春分の日(3月20日頃)を中日とした7日間で、春分の日は太陽の動きにより、国立天文台によって決定されます。

春分の日は、昼と夜の時間がほぼ同じで、太陽が真東から昇り真西に沈む日です。

仏教では真西に極楽浄土があると考えられ、亡くなった方は浄土に導かれていくとされています。

春分の日が一番あの世との距離が近くなり、ご先祖様を偲ぶ思いが伝えやすくなると考えられ、供養を行うようになったのです。

秋のお彼岸

秋のお彼岸は、秋分の日(9月23日頃)あたりを中日とした7日間で、秋分の日は同じく国立天文台によって決まります。

昼と夜の時間がほぼ同じで、太陽が真東から昇り真西に沈むのも、秋分の日と同じです。

春のお彼岸と秋のお彼岸は季節が異なるのみで、ご先祖様への供養を行うことには変わりありません。

しかし、春と秋では旬のお花が違うので、選ぶお花が異なることで、季節感を感じることができるでしょう。

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お彼岸のお花を贈るときの8つのマナー

お彼岸のお花を贈るときのマナーは、次の8つです。

  1. お彼岸の前日から当日の午前中までに贈る
  2. お花はお墓に持参するかご家庭に郵送する
  3. 用途に合わせてお花のスタイルを選ぶ
  4. 派手なラッピングや装飾は避ける
  5. すぐ枯れないように鮮度の良いお花を贈る
  6. お彼岸のお花の相場は3,000円~5,000円
  7. 既にお花が飾ってあれば先のお花を生かす
  8. 仏壇用のお花にはメッセージカードを添えても良い

それぞれ詳しく解説していきます。

① お彼岸の前日から当日の午前中までに贈る

お彼岸のお花は、彼岸入りの前日から当日の午前中までに贈りましょう。

お彼岸の中日には、お仏壇やお墓にお花が供えられていなければなりません。

遅れた場合も、中日の前日には届くように贈るのがマナーです。

また、お彼岸の時期は、花屋が混雑します。

ぎりぎりの注文だと間に合わない可能性もあるので、早めの予約がおすすめです。

② お花はお墓に持参するかご家庭に郵送する

お花は、直接お墓に持参するかお仏壇のあるご家庭に郵送しましょう。

お墓に行くのは、地域や宗教によって異なる場合がありますが、一般的には彼岸入りから中日までの午前中に行くのがマナーです。

午後からだと、大切な先祖供養を後回しにすることになり、夜は悪い霊がつくとされています。

絶対にだめではありませんが、縁起や体裁を気にする方がいる場合は考慮しましょう。

また、ご家庭に郵送するときは、確実に受け取ってもらえるように、お届けの日時を示し合わせておくことが大切です。

③ 用途に合わせてお花のスタイルを選ぶ

お墓に飾るのか、お仏壇に飾るのか、用途に合わせてお花のスタイルを選びましょう

お墓に飾るときは、花束を一対用意します。

お墓の花立はそれほど大きくないので、ボリュームに気を付けましょう。

お仏壇に飾るときは、花瓶があれば花束を、なければアレンジメントが飾りやすいのでおすすめです。

最近の住宅事情では、広い仏間のある家も少なくなり、仏壇も小さなサイズを選ぶ方が増えています。

お花を贈るときは、大きすぎて迷惑にならないよう、サイズにも注意しましょう。

④ 派手なラッピングや装飾は避ける

お彼岸のお花はお供え用なので、派手なラッピングや装飾は避けましょう

お彼岸は、ご先祖様を供養し故人の冥福を祈るための仏事です。

落ち着いた色や優しい色合いにすることで、穏やかな気持ちで祈りを捧げられます。

また、お彼岸中はお祝い事は控え、お参り時も地味な服装がマナーです。

⑤ すぐ枯れないように鮮度の良いお花を贈る

お彼岸のお花は数日間飾っておくため、すぐ枯れないように鮮度の良いお花を贈りましょう。

お彼岸の期間中に、ほかの方もお参りに来るかもしれません。

その時に枯れていたら、片付けさせてしまうことになります。

また、枯れて花びらが散ってしまうと、周りにも迷惑を掛けてしまうでしょう。

彼岸明けまで枯れないように、花持ちのよいお花を選ぶことも大切です。

⑥ お彼岸のお花の相場は3,000円~5,000円

お彼岸のお花は、3,000円~5,000円くらいが相場です。

あまり高額だと、受け取る側が恐縮してしまいます。

お仏壇に供える場合は、花束やアレンジメントを1個、お墓に供えるお花は一対用意するのが基本です。

そのため、お墓の場合は、一対分の金額になります。

⑦ 既にお花が飾ってあれば先のお花を生かす

既に他の方によってお花が飾ってあったら、先に供えられたお花を生かしましょう

お墓であれば、花立の水を入れ替え、枯れた花や傷んだ花を取り除きます。

空いたスペースに、持参したお花を添えましょう。

お仏壇であれば、先に飾ってあるお花の邪魔にならないように、空いたスペースに供えます。

⑧ 仏壇用のお花にはメッセージカードを添えても良い

お仏壇用に贈る花束やアレンジメントには、メッセージカードを添えると、贈り先に供養の気持ちが伝わるでしょう。

メッセージでは、お花を贈らせていただいたこと、お仏前に供えてもらいたいことを簡潔に伝えることがポイントです。

HanaPrimeでは、お彼岸用のお花にメッセージカードを無料でつけることができます。

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お彼岸のお花選びの注意点

お彼岸のお花を選ぶときは、次の3つの注意点を心がけましょう。

  • 白や淡い色(黄、紫)のお花が好まれる
  • お彼岸に避けるべきお花
  • 宗派ごとの違いに気をつける

具体的に、解説します。

白や淡い色(黄、紫)のお花が好まれる

お墓やお仏壇に、お彼岸用のお花を贈るときは、白に黄色や紫などの淡い色が好まれます

穏やかな気持ちでご先祖様や故人の供養をするには、濃い色は強すぎるからです。

また、故人が亡くなって四十九日をまだ迎えていない場合は、慎ましくする必要があるので、白のお花をメインで選びましょう。

お彼岸に避けるべきお花

お彼岸のお花は、厳密な決まりがあるわけではありませんが、仏教上の考えやお花の性質から避けた方がいいお花もあります。

縁起が悪いと考えられている主なお花や理由をまとめたので、参考にしてください。

  • バラやアザミなどのトゲがあるお花は、殺生を想起させる
  • スイセンやスズランなどの毒があるお花は、故人に毒を盛ると考えられている
  • カサブランカやキンモクセイなどの香りが強すぎるお花は、線香の匂いを妨げてしまう
  • クレマチスやアサガオなどのつるがあるお花は、故人に巻きついて成仏を妨げてしまう
  • ムクゲやハイビスカスは、朝咲いて夕方にしぼむ一日花で縁起が悪い
  • 椿は、首の部分から花落ちして「死」を連想させてしまう
  • 彼岸花はあの世を連想させる「彼岸」が名前に含まれていて死が近く、毒も持っている
  • スノードロップの「あなたの死を望みます」など、縁起の悪い花言葉がある
  • 赤色のお花は「血」を連想させ殺生につながる
  • 花粉が多いお花は衣類やお墓を汚してしまうが、花粉を取り除けば可

宗派ごとの違いに気をつける

お彼岸のお花の供え方は、宗派ごとに違いがあるので気をつけましょう。

お彼岸は、仏教だけでなく神道でもご先祖様に感謝する日とされています。

神道では榊が基本ですが、最近ではお花を供える方も多く、仏教と同様に菊やユリを中心とした日持ちのするお花を選ぶのがおすすめです。

縁起の悪いお花は避け、白や淡い色でまとめましょう。

一方で、キリスト教は故人の冥福を祈るのではなく、神様に祈りをささげます。

お彼岸の風習はなく、故人の命日や行きたいときにお墓に行くのが一般的です。

お供え花は、ユリやカーネーションなどの白い洋花で、菊やとげのあるバラ、ネガティブな花言葉を持つお花は避けましょう。

お彼岸に定番のお花

お彼岸に定番のお花は、お供え用に需要の高い、次の2種類です。

  • ユリ

菊|お供え物のお花の定番

菊は格調が高く、古くから邪気を祓うと考えられ、お供えのお花の定番として重宝されてきました。

白や黄色、薄いピンクや紫、グリーンなど、色が豊富で、日持ちがよく花びらが散りにくい点も、お供えにふさわしいお花です。

大きな輪菊だけでなく、かわいらしいピンポンマムやスプレーマムも人気があります。

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ユリ|上品で人気のあるお花

ユリは、大きく咲くさまがアクセントになるお花で、上品な雰囲気が人気です。

カサブランカは匂いが強いので、あまり匂いのしないユリを選ぶとよいでしょう。

色は、白やピンク、黄色などがあります。

注意点は、花粉が手や衣服、お墓などについてしまうと、黄色に染まってなかなか取れないことです。

つぼみが開いて花粉が見えたら、弾ける前にピンセットなどで取っておきましょう。

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春のお彼岸におすすめのお花

お彼岸には、季節のお花を取り入れるのもおすすめです。

春のお彼岸におすすめのお花は、次の3種類があります。

  • カーネーション
  • アイリス
  • ストック

それぞれのお花の特徴を、解説します。

カーネーション|華やかで長持ちする

カーネーションは、華やかで長持ちするため、お供えに使いやすいお花です。

カーネーションというと母の日を思い浮かべる方が多いでしょう。

白のカーネーションには「亡き母を偲ぶ」という意味があり、お供えにふさわしいと言えます。

赤は避けた方がいいですが、カーネーションは色のバリエーションが豊富なので、故人の好きな色を取り入れてもよいでしょう。

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アイリス|鮮やかな色が美しい

アイリスは、アヤメや花菖蒲、カキツバタなどのアヤメ科の植物の総称です。

スラリとした茎に、鮮やかな虹のような美しい色のお花を咲かせます

アイリスの由来はギリシャ神話の女神イリスで、イリスが虹の橋を渡りさまざまなところへ便りを届けることから由来しています。

ご先祖様や故人へ思いを伝えるには、最適なお花でしょう。

ストック|香りが良く長持ちする

ストックは、香りが良く花が長持ちすることから、お供え花によく使われます。

背丈があり縦に小花をいくつも咲かせるため、花束やアレンジメントにボリュームが出せます。

色は、白やクリーム、淡いピンクや紫などがあり、春のお彼岸にふさわしい、優しい雰囲気のお供え花におすすめです。

秋のお彼岸におすすめのお花

秋にも、お彼岸にふさわしい季節のお花があります。

秋のお彼岸におすすめのお花は、次の4種類です。

  • リンドウ
  • ケイトウ
  • ダリア
  • コスモス

それぞれのお花の特徴を、紹介します。

リンドウ|濃い青紫が魅力

秋の代表的なお花であるリンドウは、濃い青紫が魅力です。

ほかにも、白や薄いピンクなどがあります。

昔から仏花などのお供え花として使われていて、秋のお彼岸でも定番のお花です。

花言葉に「悲しみに寄り添う」という意味があることからも、お供えにふさわしいお花と言えるでしょう。

ケイトウ|ユニークな形状が特徴

ケイトウは、ニワトリの頭に似ていたり、ふさふさのホウキのようだったりと、ユニークな形状が特徴のお花です。

花持ちがよく、和のお花とも合うため、お供え花にもよく使われます。

秋の実りを思わせるような、鮮やかな色も特徴です。

ダリア|豪華で存在感がある

ダリアは一輪が大きな品種が多く、豪華で存在感があるお花です。

白のダリアには「感謝」の花言葉があるので、ご先祖様や故人に思いを伝えるお彼岸にぴったりでしょう。

また、花びらが飛び散らない点からも、お墓やお仏壇のお供えに向いていると言われます。

ユリの代わりにダリアを入れても、十分ボリュームが出るのでおすすめです。

供花 花束 #1698 size:80
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コスモス|秋の風情を感じさせる

コスモスは、繊細な茎と花びらが風に揺れる姿が愛らしく、秋の風情を感じさせてくれるお花です。

「調和」「謙虚」という花言葉からも、仏前に供えるのにふさわしいお花と言えるでしょう。

存在感は大きくありませんが、数輪加えるだけでも秋を感じられる、優しい雰囲気のお供え花になります。

HanaPrimeでは、ほかにもお供え用の花束やアレンジメントを多数取り揃えています。

お彼岸のお花に迷ったときは、ぜひチェックしてみてください。

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