お正月に縁起のいい花を飾ろう!新年を彩るおすすめの植物を紹介!
年末年始になると、門松やしめ縄などの正月飾りが玄関先に飾られている光景を目にします。
正月飾りは、お正月に家々を訪れるとされる、家内安全や五穀豊穣などのご利益をもたらす年神さまを迎え入れる目印として設置するものです。
また、新年のはじまりを祝い、幸運を願って縁起の良い花を室内に飾る風習もあります。
そこで、お正月を華やかに彩り、吉兆をイメージさせる、お祝い事にふさわしい花や植物を紹介します。
目次
INDEX
お正月におすすめの花と植物
① 門松の材料にも使われる「松・竹・梅」は縁起物の定番
お祝い事に欠かせない縁起物の定番であり、お正月に飾るのにぴったりなのは「松・竹・梅」です。
「松・竹・梅」は、門松の材料などに用いられます。
常緑の松(マツ)は長寿のシンボル!神様が宿る神聖な植物
「松(マツ)」は常緑の針葉樹であり、紅葉も落葉もなく、常に青々とした葉をつけています。
そのため、不老不死や長寿のシンボルとして、大切にされてきました。
また、松は神さまが宿る木、神さまを祀る木などとして、崇拝の対象にもされています。
松は門松のほか、庭木、盆栽、花材など、幅広い用途に使われます。
お正月には、健康長寿を願って、アレンジメント、リースや花飾りなどに松を活用するのがおすすめです。
天に向かってまっすぐ伸びる竹(タケ)は生命力の象徴!
「竹(タケ)」は、驚異的な成長スピードの速さで知られています。
中には、1日で1m以上成長するものもあるほどです。
竹は空に向かって、まっすぐに伸びていきます。
その元気でたくましい様子から、竹は、松と同様に、生命力や健康の象徴とされるのです。
また、邪気を払うともされており、家内安全や無病息災を願って飾るのにも適しています。
寄せ植えや花材に利用するほか、太めの筒を花器として活用し、彩りの良い花を生けるのもおすすめです。
紅白の花色がおめでたい!厳しい寒さの中でも可憐に咲く梅(ウメ)
「梅(ウメ)」は、厳しい寒さの中でも、美しく可憐な花を咲かせます。早春をイメージする花でもあることから、お正月にぴったりです。
梅には「紅梅」や「白梅」などの種類があり、縁起の良い花で知られています。
「紅白幕」や「紅白まんじゅう」など、日本では、お祝い事に紅白の色の組み合わせがよく用いられます。
そのため、お正月には、紅白梅の盆栽やアレンジメントなどがおすすめです。
梅には「高潔」、「上品」、「清純」、「忍耐」、「忠実」などの花言葉もあり、気品のある花姿はお正月の飾りに適しています。
② 小さい赤い実がかわいらしい縁起物は南天・千両・万両・万年青
「南天・千両・万両・万年青」は、いずれも冬に小さな赤い実をつける植物です。
豊かさや富などの象徴であり、縁起の良い植物とされいます。
見た目がかわいらしく、正月飾りに華やかな彩りを添えるアクセントとしても活用されます。
難を転ずるとされる南天(ナンテン)は魔除けに用いられる
「南天(ナンテン)」は、枝に小さな赤い実をたくさんつけます。
その姿はブドウの房に似ています。
南天の音の響きが「難転(ナンテン)=難(ナン)を転(テン)ずる」につながり、魔除けとして利用される植物です。
また、「難(災い)を転じて福となす」ということわざになぞらえて、南天と福寿草(フクジュソウ)を一緒に飾るスタイルもあります。
千両(センリョウ)は豊かさや商売繁盛の縁起物
南天の実がブドウの房のように下向きにつくのに対して、「千両(センリョウ)」は、葉の上に小さな赤い実をたくさんつけるのが特徴です。
千両はお金を表す言葉で、まさに豊かさや富の象徴です。
小さな赤い実をお金に見立てて、商売繁盛を祈願します。
ちなみに、「両」は江戸時代に使われていたお金の単位です。
現代の貨幣価値に換算すると、1両は約13万円に相当するといわれています。
したがって、千両は1億3千万円ほどの価値があると考えられます。
千両の鮮やかな赤い実は、グリーンの松や竹によく映えるので、アレンジメントなどで併用するのもおすすめです。
富や繁栄を象徴する万両(マンリョウ)もお正月におすすめ
「万両(マンリョウ)」はお金を表す言葉であり、千両と同様に富や繁栄を象徴する、お正月の縁起物によく用いられます。
千両が葉の上に実をつけるのに対し、万両は葉の下に幹をぐるっと囲むようにして小さな赤い実をたくさんつけるのが特徴です。
千両、万両と似た名前ではありますが、千両はセンリョウ科、万両はヤブコウジ科(またはサクラソウ科)の植物で、分類が異なります。
万両の品種によっては白や黄色の実をつけるものもあるので、用途やインテリアなどに合わせて、赤以外のカラーをアレンジするのもおすすめです。
冬でも青々とした葉が美しい万年青(オモト)は開運の観葉植物
「万年青(オモト)」は、その名前から連想できるように、1年を通して、長く伸びた緑色の葉をつけています。
1年中枯れることなく、青々とした葉をつける万年青の姿は生命力や繁栄をイメージさせ、縁起物として多く用いられる植物です。
万年青は主に西日本に多く自生し、古い歴史を持ちます。
江戸時代、徳川家康に愛された古典園芸植物の1つで、栽培がブームになった時期もあります。
江戸城に入る徳川家康に家臣が万年青を献上し、その後徳川家が代々栄えたことから、引っ越し祝いに贈る開運植物としても知られます。
万年青は花が咲いた後、葉に包まれるような格好で、中央に鮮やかな赤い実をつけるのが特徴です。
なお、実には毒性があるため、取り扱いには注意しましょう。
③ 四君子として称えられる蘭の花は胡蝶蘭・シンビジウム
蘭(ラン)の花は、竹、梅、菊と並ぶ「四君子(しくんし)」の1つです。
「君子」は中国語で、人徳、礼儀、学識のある高潔な人物のことで、4つの植物がまるで君子のように気品のある特性を持つことから、四君子と呼ばれています。
四君子は文人画の素材や着物の柄にも用いられ、日本ではおめでたい植物とされています。
蘭の花は、ほのかな香りとエレガントな花姿で高級感にあふれており、新年のお祝いにもぴったりです。
胡蝶蘭(コチョウラン)はお祝い事や贈り物の定番
「胡蝶蘭(コチョウラン)」は、蝶々がヒラヒラと舞っているような花姿が特徴です。
「幸福が飛んでくる」、「純粋」、「清純」などの花言葉があり、開店祝い、開業祝い、移転祝い、昇進祝いなど、さまざまな慶事の贈り物に最適です。
鉢植えが多く出回っていますが、ブーケやアレンジメントでも楽しめます。
シンビジウムは花持ちが良く、ギフトでも人気の冬の花
「シンビジウム」は胡蝶蘭と同じ洋ランの仲間で、長期間花を楽しめるのが特徴です。
比較的管理がしやすく、贈り物としても喜ばれます。
胡蝶蘭と同様に、鉢植えのフラワーギフトとして人気を集めているほか、切り花も楽しめるのが特徴です。
花色はイエロー、ピンク、オレンジなどのカラーバリエーションがあり、ブーケやアレンジメントを華やかに彩ります。
お正月の縁起物で知られる「葉牡丹(ハボタン)」や「菊(キク)」などとの相性も良いので、組み合わせて一緒に飾るのもおすすめです。
ただし、寒さに弱いので、室内の日当たりの良い場所で管理しましょう。
まとめ
お正月は、旧年が無事に終わったことに感謝するとともに、新しい年のはじまりを祝う、日本の伝統行事です。
門松やしめ縄などの正月飾りをほどこし、年神さまをお迎えして、たくさんのご利益を頂きましょう。
また、正月飾りと一緒に縁起のいい花を飾って、新年のお祝いに華やかな彩りを添えるのもおすすめです。
冬に見頃を迎え、おめでたい言葉を連想させる花や植物を活用しましょう。
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