卒業祝いに贈るお祝いのお花の種類とマナー
"卒業祝いに花を贈る際には、渡す人や相手などに合わせた選び方が重要です。
大切な方への卒業祝いに、「どんな花がおすすめ？」「卒業祝いにぴったりな花言葉は？」など気になる方も少なくないでしょう。
本記事では、卒業祝いにおすすめの花の選び方、贈り方のマナー、さらに贈る相手別のお花の選び方を9パターンに分けて詳しく解説しています。
お花を渡す際の注意点や、よくある質問をまとめていますので、ぜひ最後まで確認してみてください。"
目次
INDEX
卒業祝いに贈るお祝いのお花の選び方
卒業祝いに贈るお花を選ぶ際は、以下の2点がポイントです。
- 渡す相手に合わせてお花を選ぶ
- 卒業に合った前向きな花言葉で選ぶ
この章では、卒業祝いに贈るお花の選び方として大切なポイントを解説します。
「どんなお花を選んだらいいのかわからない」「相手に喜んでもらえるお花を選びたい」という方は参考にしてください。
渡す相手に合わせてお花を選ぶ
卒業祝いに贈るお花は、渡す相手に合わせて選ぶことが大切です。
どんなお花を贈ろうか迷ったときには、渡す相手のイメージカラーや好きな色を選びましょう。
また渡す相手との関係性によっても、お花の選びかたは異なります。
恋人や親しい友人には明るい印象のお花や、相手の好きなお花を選ぶことをおすすめします。
先生などの目上の方には、上品で落ち着いた印象のお花を贈るといいでしょう。
卒業に合った前向きな花言葉で選ぶ
卒業祝いに贈るお花は、卒業に合った前向きな花言葉を選ぶと、より相手にお祝いの気持ちが伝わります。
以下が卒業祝いにぴったりな花言葉を持つお花です。
卒業式は「終わり」と同時に「新たなスタート」でもあります。
前向きな花言葉を持つお花を贈り、相手の新たな門出を祝福しましょう。
卒業祝いにおすすめのお花
この章では卒業祝いに最適なお花を、贈る相手別に「花言葉」、「おすすめの色」、「サイズ感」を例に挙げて紹介します。
あなたの大切な人にぴったりな花選びの参考にしてください。
先生や先輩へ贈るのにおすすめのお花
先生や先輩へ贈るなら、「カスミソウ」をおすすめします。
カスミソウは「感謝」「幸福」という意味の花言葉を持つので、お世話になった先生や先輩へ贈る花束にぴったりです。
友達や同級生へ贈るのにおすすめのお花
友達や同級生へ贈るのにおすすめのお花は「カーネーション」です。
カーネーションは母の日に贈られるお花として一般的ですが、色の種類が豊富なため友達や同級生へ贈るお花としてぴったりです。
恋人（彼氏・彼女）へ贈るのにおすすめのお花
恋人へ卒業式にお花を贈るのであれば、前向きな花言葉をもつ「ガーベラ」や「オレンジバラ」をおすすめします。
また、ピンクバラも「感謝」「上品」という花言葉を持つお花です。
ピンクのお花が好きな恋人へはピンクバラを贈ってみてはいかがでしょうか。
子供へ贈るのにおすすめのお花
ふんわりと重なった花びらが美しく、「はなやかな魅力」「とても魅力的」の花言葉を持つ「ラナンキュラス」は子供へ贈るお花としておすすめします。
ラナンキュラスは、「自信を持ってこれから新しい道へ進んでほしい」という気持ちを込めて贈るお花としてぴったりです。
| おすすめのお花 | ラナンキュラス |
| 花言葉 | はなやかな魅力、とても魅力的 |
| おすすめの色 | ピンク、黄色、紫、赤 |
| サイズ感 | ブーケ、花束、一輪 |
大学卒業に贈るのにおすすめのお花
大学卒業に贈るお花には、「スイートピー」をおすすめします。
スイートピーは「門出」という花言葉を持つため、これから社会人になる大きな節目を祝うお花としてぴったりです。
| おすすめのお花 | スイートピー |
| 花言葉 | 門出、やさしい思い出 |
| おすすめの色 | ピンク、紫、白 |
| サイズ感 | ブーケ、花束 |
親へ贈るのにおすすめのお花
「ダリア」と「フリージア」は、卒業式で親へ贈るのにおすすめのお花です。
どちらのお花も「感謝」の花言葉を持ちます。
学生生活を支えてくれた親へ、「ありがとう」の気持ちを込めて贈るお花に適していると言えるでしょう。
企業から専門学校卒業生へのおすすめのお花
企業から専門学校卒業生へは、「さくら」や「チューリップ」、「フリージア」が適しています。
どれもやさしい印象の花言葉を持ち、これから企業へ就職する専門学校卒業生の背中を押すメッセージが込めて贈るお花としておすすめです。
また、サイズ感についてはスタンド花として贈る方法が一般的です。
OB・OG・後援会から大学の卒業生へのおすすめのお花
「さくら」や「チューリップ」、「フリージア」は、OB・OG・後援会から大学の卒業生へ贈るお花としてもおすすめです。
スタイルは華やかで存在感のあるスタンド花で贈りましょう。
PTAや保護者会から卒業生へのおすすめのお花
PTAや保護者会から卒業生へのおすすめのお花にも、「さくら」や「チューリップ」、「フリージア」がおすすめです。
春を代表するお花を、スタンド花として卒業生へ贈りましょう。
卒業式に贈るお花や花束のマナーと注意点
ここでは、卒業式に贈るお花や花束のマナーと注意点を紹介します。
せっかくの門出なので、相手に失礼のないように配慮しましょう。
ネガティブな花言葉のお花は避ける
卒業式は新たな門出のタイミングです。
そのため、以下のネガティブな花言葉のお花は選ばないように注意しましょう。
上記のお花は一例ですが、見た目は同じお花の種類でも、色によって花言葉がネガティブな意味に変わる場合もあります。
相手に誤解を与えないように、花言葉の意味も調べてお花選びを行いましょう。
本数の意味を考えて最適な本数を選ぶ
お花選びの際は、本数の意味を考えて最適な本数を選びましょう。
一般的に不吉な数字とされているのは、「4本」「9本」「13本」で、偶数本も割り切れることから「別れ」を連想させるため避けたほうが無難です。
特に花束を作る際には本数に注意しましょう。
花束と一緒に心温まるメッセージを添える
花束を贈る際、一緒に心温まるメッセージを添えると、受け取った相手もさらに喜んでくれるはずです。
以下ではメッセージ例を紹介します。
「卒業おめでとう！あらたな門出を迎える〇〇さんへ、心からのお祝いを送ります。あなたの成長と成功をこれからも応援しています。」
「卒業おめでとうございます！新しい道には無限の可能性が待っています。希望を持って夢に向かって羽ばたいてください。本当におめでとう！」
上記の例文を参考に、あなたの言葉で表現してみてください。
時間をかけて考えた分、心のこもったメッセージになるはずです。
花束のサイズと持ち帰りやすさを考慮する
卒業式に花束を贈る場合は、花束のサイズと持ち帰りやすさも考慮する必要があります。
卒業式では記念品のほかに、いろいろなひとから贈り物をもらうかもしれません。
大きすぎる花束だと、荷物が増えた場合に持ち帰りにくくなってしまうため、花束のサイズはよく検討しましょう。
贈る相手別の花や花束の相場
卒業式に贈る花や花束の相場は相手によって変わります。
なお、依頼する花屋によって金額によって花束のボリュームが多少異なる場合があります。
注文をする際に予算を伝えておき、出来上がりのイメージを確認しておきましょう。
| 贈る相手 | 相場 |
| 先輩・先生 | 5,000円～10,000円 |
| 同級生 | 3,000円～5,000円 |
| 恋人 | 5,000円～10,000円 |
| 子供 | 3,000円～5,000円 |
| 大学生 | 5,000円～10,000円 |
卒業祝いのお花や花束を購入する際のポイント
ここでは、卒業祝いのシーンにぴったりなお花や花束を購入する際のポイントを紹介します。
花のカスタムオーダーを活用する
卒業祝いにぴったりな花束とするために、ぜひお花のカスタムオーダーを活用しましょう。
カスタムオーダーとは、既存商品をベースにお花の種類や色などを微調整すること。
あなたの伝えいたい気持ちや、贈りたい相手に合わせたあなただけの花束をデザインすることができます。
HanaPrime（ハナプライム）の場合は、専門のフローリストがあなたのプレゼントのお手伝いをします。
お問い合わせフォームから受け付けていますので、あなただけの花束をプレゼントしたい方は、ベースとする商品情報をご記入のうえお問い合わせください。
しっかり選ぶならオンラインで購入する
卒業祝いのお花や花束を購入する際、しっかり選ぶならオンラインで購入することを検討しましょう。
オンライン購入であれば、贈りたい相手にどんなお花が合うのか写真を見ながら考えることができます。
ただし、お花選びには時間がかかることや届くまでの時間も考慮して、早めにオンラインで購入するようにしましょう。
卒業式当日のお花や花束の渡し方
この章では、卒業式当日のお花や花束の渡し方について解説します。
花束を渡すのは卒業式が終わった後がおすすめ
卒業祝いの花束はいつ渡すべきなのかタイミングに迷うことはありませんか。
花束を渡すのは卒業式が終わった後がおすすめです。
また花束を準備していることは当日まで伝えず、サプライズで渡すこともおすすめします。
花束を渡す際にかける言葉と注意点
花束を渡す際には、無言ではなくお祝いや感謝の気持ちを伝えるようにしましょう。
以下に渡す相手ごとにかける言葉の例を挙げていますので、「どんな言葉をかけたらいいのかわからない」という方は参考にしてください。
生徒から先生へかける言葉
「〇年間お世話になりました。これからも元気な先生でいてください。」
親から子供へかける言葉
「卒業おめでとう！これから新しい道に進むけど、いつでも応援しているからね。本当におめでとう。」
子供から親へかける言葉
「お母さん（またはお父さん）、今日無事に卒業を迎えました。これまで私のために、いろいろと支えてくれてありがとう。これからもよろしくお願いします。」
同級生へかける言葉
「卒業おめでとう！それぞれの道に進むけど、これからもよろしくね。」
恋人（彼氏・彼女）へかける言葉
「〇〇、卒業おめでとう！あっという間の学生生活だったけど、いつも一緒にいてくれてありがとう。これからも2人でいろいろな思い出をつくろうね。」
OB・OG・後援会から大学卒業生へかける言葉
「ご卒業おめでとうございます。社会人になってもチャレンジ精神を忘れず、大きく羽ばたいてください。」
上記のような言葉で、心を込めて花束を渡す際に気持ちを伝えましょう。
花束を持ち帰る袋や宅配も準備する
卒業祝いの花束を渡す際は、花束を持ち帰る袋も一緒に準備しておきましょう。
また、遠方の方に贈る場合は宅配サービスなども検討することをおすすめします。
卒業式では、卒業記念品など荷物が増える可能性もあるため、せっかくの花束が相手の負担にならないような気遣いも必要です。
卒業祝いにお花を贈る際によくある質問
この章では、卒業祝いにお花を贈る際によくある質問をまとめています。
卒業式の何日前に花束を予約する？
花束の予約は、前日の夕方または当日の朝に受け取れるようにするのがベストです。
早く準備しすぎてしまうと、お花の元気がなくなったり、枯れてしまう可能性があります。
ただし、お花選びには時間がかかるので早めに準備をして、手元に届くまでの期間も考慮すると安心です。
卒業式での花束の代わりになるプレゼントは？
花束の代わりになるプレゼントには、フラワーアレンジメントがおすすめです。
受け取った相手もそのまま飾ることができ、比較的長期間きれいな状態を楽しむことができるといったメリットがあります。
卒業式で贈る花束にメッセージカードは必要？
卒業式で贈る花束へのメッセージカードは必須ではありません。
直接「おめでとう」を伝えながら渡すことが照れくさい場合はメッセージカードで気持ちを伝えましょう。
メッセージカードは手書きにすることで、あなたが時間をかけて書いてくれたことが伝わるため、できれば手書きをおすすめします。
早めに購入した卒業式の花束の保管方法は？
保管場所は、なるべく冷暗所に保管してください。
横にすると水が流れ出てしまう場合もあるため、立てて保管しましょう。
なお、チューリップなどは横にして保管すると太陽に向かって花首が曲がってしまいます。
花首が曲がらないように、お花によってあらかじめ保管方法を調べておきましょう。
当日はどうやってお花を持っていく？置き場所は？
卒業式当日は、当日に花屋で受け取って持って行きましょう。
もし当日の朝に花屋へ立ち寄れ無い場合は、前日の夕方に花屋で受け取り保管します。
保管場所は、なるべく冷暗所にして、横にせず立てて保管してください。
3,000円くらいの花束を贈っても問題ない？
小学生の卒業祝いであれば、3,000円くらいの花束を贈っても問題ありません。
小学生以外の卒業祝いの場合は、相場に合わせて贈るようにしましょう。
小さめの花束でおすすめはある？
小さめの花束ではブーケがおすすめです。
ブーケは華やかさもあり、手に持ちやすいので記念撮影の際にも華やかさを演出することができます。
卒業式と合わせてお祝いの準備しておきたいイベント
卒業式のほかにも、お祝いの準備をしておきたい代表的なイベントとして、以下の3つがあります。
人生の節目として訪れるイベントとして、覚えておきましょう。
入学祝い
「入学祝い」は、学校に入学したことを祝う際に贈るものを指します。
入学祝いは、なるべく早いほうがいいですが、遅くとも入学式の2〜3週間前までに贈りましょう。
なお、身内だけでお祝いすることが一般的なため、特別に親しい場合以外は、友人から贈る必要はないとされています。
進級祝い
「進級祝い」は、新学期の応援の気持ちを込めた贈りものです。
入学祝いが形式的なものに対して、進級祝いは比較的カジュアルなお祝いと言えるでしょう。
進級祝いも、身内でお祝いすることが一般的です。
就職祝い
就職祝いは就職が決まった際に贈るものです。
ただし、「贈り物をしなければならない」といった決まりはないため、贈るか贈らないかは気持ち次第ということになります。
就職祝いは、学生から社会人になるといった大きな節目のため、家族や知人からお祝いの気持ちを込めて贈ることが多いです。
今後の活躍を願う意味も込めて贈れば、相手も喜んでくれるはずです。
卒業祝いにお花を贈って素敵な思い出を作ろう
今回は、卒業祝いに贈るお花の選び方やマナーについて調査しました。
卒業祝いにはお花を贈ることで、受け取る相手だけでなく、あなたにとってもよい思い出となるでしょう。
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