ガマの花言葉|名前の由来
誕生花
BIRTH
FLOWER
ガマの花言葉|名前の由来は以下の誕生花です。
花言葉
FLOWER
LANGUAGE
ガマの花言葉|名前の由来の花言葉は以下になります。
- 慈愛
- 素直
- 慌て者
- 救護
目次
INDEX
ガマの花言葉は「素直」「慌て者」「救護」「慈愛」
温帯・熱帯地域原産のガマは日本にも古くから自生している植物で、川沿いや浅い水辺に生息しています。
6月から8月にかけて1.5~2mもの高さまで茎を伸ばし、円柱状の特徴的な形の花穂をつけます。
この花穂は晩夏になると白い綿毛となり、種を飛ばすため風とともに飛んでいきます。
ガマの花言葉は色によって違うの?
ガマの花の色が1色しかないため、色による花言葉の違いはありません。
品種によって多少違いはありますが、ほとんどが赤みを帯びた黄色をしています。
ガマの色は「蒲色(かばいろ)」という日本の伝統色の一つです。
ガマの怖い花言葉
ガマに怖い花言葉はありません。
ガマの花言葉の由来
ガマの花言葉「素直」「慌て者」「救護」「慈愛」は古事記の中の「因幡(いなば)の白うさぎ」という神話が由来です。
「因幡の白うさぎ」
出雲の国のだいこくさまは兄弟たちの中でも一番心優しい神様でした。
ある日旅の途中で体の皮を剥がされ泣いているうさぎを見つけます。
そのうさぎはワニガメを欺いて島からこの海岸に渡ろうとしたところ、あと少しのところで欺いていたことに気づかれて皮を剥がされてしまったそうです。
さらに、だいこくさまと共に旅していた兄弟たちに「海塩を浴びて、山の頂上で強い風と日光に当たると良い」と嘘をつかれ、その通りにしたうさぎの体の傷は一層ひどくなってしまいました。
その姿を目にしただいこくさまは「かわいそうに。いますぐ真水で体を洗い、ガマの花を敷き詰めた上に寝転ぶと良い」とうさぎに教えます。
うさぎが言われた通りに綺麗な水で体を洗いガマの花の上に寝転ぶと、傷が癒えて毛も生え、元のきれいな白うさぎに戻りました。
「素直」は、だいこくさまから教わったことを素直に聞き入れたうさぎに由来しています。
また、「慌て者」は最初にだいこくさまの兄弟たちに言われた嘘を鵜呑みにして慌てて海塩を浴びたことが由来です。
「救護」は皮を剥がされたうさぎをだいこくさまが助けた神話のストーリーにちなんでいます。
そして「慈愛」はワニザメを欺いたうさぎであっても愛を持って助けようとしただいこくさまを表した言葉です。
ガマの花粉には実際に止血作用があり、日本でも古くから薬として利用されてきました。
ガマの花言葉に似ている花は?
ガマの花言葉に似ている花を紹介します。
「素直」に似ている花
- 「実直」カポック(シェフレラ)
- 「率直」トクサ
- 「素直な心」ヘラオオバコ
「慌て者」に似ている花
- 「軽率」チトニア
- 「軽薄」タンポポ
「救護」に似ている花
- 「あなたを救う」ソバ
- 「救助」カルセオラリア
- 「援助する」シキミ
「慈愛」に似ている花
ガマの花言葉と真逆の意味の花
ガマの花言葉と真逆の意味の花を紹介します。
「素直」と真逆の意味の花
「慌て者」と真逆の意味の花
「救護」と真逆の意味の花
「慈愛」と真逆の意味の花
【英語版】ガマの花言葉
英語版のガマの花言葉はありません。
ガマは誕生花の花なの?
ガマの名前の由来
ガマは漢字で書くと「蒲」となり、水辺に生える草という意味を持ちます。
「甫」は田んぼに草が生えている様子を表し、そこにさんずいがつくことで「浦」という水辺を表す漢字になりました。
さらに「浦」に草かんむりをつけることで、水辺に生えているガマの様子を表しています。
英名の由来
ガマの英名は「Common cattail」「Reedmace」です。
「common」は「一般的」という意味であり「cattail」は「猫のしっぽ」という意味があります。
和名の由来
ガマの和名は「ガマ」です。
古くは「カマ」と呼ばれ、元々の語源は朝鮮語の「カム」と言われています。
朝鮮語の「カム」には「材料」という意味があり、古くからガマの葉を材料にして敷物などを作っていたのが由来です。
また、日本では別名「ミズクサ」と呼ばれます。
花粉は「蒲黄(ほうおう)」と呼ばれ、昔は漢方薬として使用されていました。
正式な学名
ガマの正式な学名は「Typha latifolia」です。
ガマってどんな花?
原産地 | 北半球の温帯地域、オーストラリア |
科・属 | ガマ科・ガマ属 |
タイプ | 多年生の抽水植物 |
花のサイズ | 花の穂:約10~15㎝ |
香り | 無臭 |
草丈 | 1~2m |
開花時期 | 6~8月 |
旬の季節 | 夏~晩夏 |
出回り時期 | 6~8月 |
古くから人々に親しまれてきたガマは、特徴的な花穂の見た目から、食べ物の名前にも使われています。
例えば昔のかまぼこは細い竹にすり身を付けて焼いた食べ物でした。
その姿がガマに似ていたことから「がまのこ」と言われ、それが「かまぼこ」と呼ばれるようになったと言われています。
また、うなぎなどの「蒲焼き」という言葉も串に刺さって焼かれている姿がガマに似ていることからつけられました。
ガマの風水
ガマの花穂は茶色をしています。
茶色は風水上「土の気」があり、土台を作る色ともされているため、家族運や健康運のアップが期待できるでしょう。
また、ガマの緑色の茎と葉にはリラックスさせてくれる効果もあります。
家族の健康やお子様の成長を願い、東の方角に飾ると良いでしょう。
ガマの飾り方
茶色はいわゆるアースカラーなので、インテリアとも馴染みが良いです。
ドライフラワーとともにガマの穂を飾るのも良いでしょう。
また緑の植物と共に飾ることでアレンジのアクセントにもなります。
関東地方では、ガマの穂をお盆飾りとして飾る地域もあるようです。
ガマの穂をご先祖様が帰ってくるときの杖として使ってもらうためと言われています。