「枕花の相場は？」
「枕花はどんなお花を選ぶ？」
枕花は、お通夜までの間に故人の枕元に飾るお花のことです。
贈る機会の少ないお花のため、どんなものを用意するべきなのか悩むこともあるでしょう。
今回の記事では、枕花の相場に合わせたお花や贈り方のマナーを紹介します。
HanaPrimeでは、枕花として使用できるお花を多数取り揃えていますので、確認してみてください。
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目次
枕花の相場と基礎知識
枕花の相場は5,000円〜20,000円程度とされています。
枕元に飾るお花なのであまり大きいと迷惑になってしまうため、10,000円程度のものが無難です。
| 友人・知人 | 5,000円～10,000円 |
| 親族 | 10,000円～20,000円 |
枕花（まくらばな）とは？
枕花とは、亡くなった後からお通夜までの間、故人が安置されている枕元に飾るお花のことです。
哀悼の気持ちを表し、遺族と一緒に悲しみを分かち合うという意味を持ちます。
白を基調とした控えめな籠花や小さなアレンジメントを贈るのが一般的です。
枕花と供花の違い
枕花と供花には明確な違いがあります。
- 枕花：故人の臨終からお通夜までの間、故人の枕元に飾るお花。故人と深い間柄だった人が贈るもの。
- 供花：葬儀の際、祭壇の脇に飾るお花。贈る人に制限はありません。
会社からは枕花を贈ることはできません。
また供花には贈る人の制限はありませんが、遺族が供花をお断りしている場合があるので許可を得たうえで贈るようにしましょう。
枕花は誰が出す花？故人と親しかった方や近親者が贈る
通常、枕花は故人と特に親しい親族や友人、会社の同僚などが手配します。
また、枕花の手配は、急な知らせに対応するため、早めの準備が求められます。
花の種類としては、白や淡い色の菊、ユリ、カーネーションなどがよく選ばれ、故人の冥福を祈る意味が込められています。
地域によっては慣習が異なるため、事前に確認することも大切です。
枕花として贈るお花の選び方
枕花としてお花を贈る場合は、次の点に気を付けてお花を選びましょう。
- 白色のお花を基調とする
- トゲのあるお花や、香りの強いお花は避ける
- 宗教ごとに合ったお花を選ぶ
それぞれ詳しく説明します。
白色のお花で統一するのが基本
枕花は、葉のグリーンは除き、白色のお花で統一することが一般的です。
白一色でまとめられたお供えの花のことを「白上がり」と呼びます。
白色の花は「清浄」や「純潔」を象徴し、故人の魂が清らかに眠れるよう祈願する気持ちや故人を偲ぶ気持ちを表します。
淡い緑色やクリーム色を入れても失礼にはあたりません。
白い菊や、百合、カーネーションがよく選ばれます。
差し色に淡い青や紫を入れてもよい
四十九日前までのご霊前には白いお花だけの「白上がり」をお供えするのが基本ですが、差し色として淡い青や紫の寒色系のお花を加えても問題ありません。
地域の習慣や、ご遺族との関係性などによっては、白一色が望ましい場合もあります。
枕花には遺族と悲しみを分かち合うという意味も含まれるため、赤などの鮮やかすぎる色のお花や派手な形のお花は避けた方が無難です。
トゲのあるお花や香りの強いお花は避ける
バラやアザミなどトゲのあるお花や、キンモクセイなど強い香りのお花は避けましょう。
トゲのあるお花は「殺生」を連想させるため、枕花にはふさわしくありません。
香りの強い花は、お線香の香りを妨げるため枕花としての使用は避けるようにします。
宗教ごとに合ったお花を選ぶ
枕花は宗教によって選ぶお花が違います。
- 仏教
- キリスト教
- 神道
それぞれ詳しく解説します。
仏教にふさわしいお花
仏教では、白を基調とした菊やユリが一般的ですが、樒（しきみ）もよく用いられます。
樒は仏事において特別な植物とされ、仏前への供え物の選択肢の一つです。
仏教では、香りが強すぎず清楚な印象を持つ花が選ばれる傾向にあります。
供花は控えめで落ち着いたデザインにまとめ、故人を偲ぶ気持ちを込めてお供えしましょう。
キリスト教にふさわしいお花
キリスト教では、白いユリが復活と純潔の象徴として選ばれることが多いです。
また、バラやカーネーションも贈られることがあり、全体的に白や淡い色が好まれます。
キリスト教では、故人への追悼と祈りを込めたシンプルな花束が一般的です。
華美な装飾を避け、教会での荘厳な雰囲気に合った花を贈りましょう。
神道にふさわしいお花
神道では、清浄を象徴する白い菊やユリが好まれ、榊（さかき）や樒も供花として使用されることがあります。
樒は常緑で生命力の象徴とされ、神前への供物として適しているでしょう。
また、榊は神事に欠かせない植物で、神道特有の儀式で広く用いられることが多いです。
神道でも香りが強すぎない花を選び、控えめで清楚なアレンジにするのが良いとされています。
宗教による花選びに迷った場合、遺族や葬儀社に相談することで適切なお花を選べるでしょう。
枕花はどこで買う？
枕花は、花屋や葬儀社、インターネットで購入が可能です。
花束で贈ると遺族の手間になってしまうため、そのまま飾れて持ち運びも可能な籠花を選びましょう。
HanaPrimeでも取り扱いがあります。
以下、5,000円、10,000円、15,000円、20,000円など価格に合わせて選べるお花を紹介します。
5,000円前後で買える枕花
デルフィニウム｜青が鮮やかな差し色
デルフィニウムは春から夏にかけて、明るい青色や紫色の花を咲かせます。
花言葉は「清明」「寛大」です。
差し色として取り入れることで、爽やかな印象を与えてくれます。
4,950円(税込)
デルフィニウムが差し色として使われている、飾りやすいサイズのアレンジメントです。
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供花 アレンジメント #1897 size:80
飾りやすいサイズの落ち着いたカラーのお供えアレンジメント
ブルーを差し色にした、ユリの入った華やかなアレンジメントです。 心を安らかに、少しだけ気持ちを明るくしてくれるようなデザインです。
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10,000円前後で買える枕花
白菊｜清楚で純粋な雰囲気
菊は、仏花として最もポピュラーなお花です。
その中でも白菊は清らかさや追悼の象徴として用いられます。
花びらが落ちにくいところも、仏花として好まれるポイントです。
11,000円（税込）
白菊とアルストロメリアの気品あるアレンジメントです。
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供花 アレンジメント #1458 size:140
♦清らかで美しいお供えアレンジメント
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白い胡蝶蘭｜エレガントで気品あふれる姿
その花言葉通り、清楚で上品な姿はお悔みのお花に適しています。
胡蝶蘭は、花粉が落ちにくく香りも少ないという特徴もあり、そういった点もお供え花に相応しいと言えます。
15,000円前後で買える枕花
白百合｜優雅で高貴な印象
華やかで優雅な白百合はお悔み用のお花としても人気です。
西洋ではマリア様の花とされ、キリスト教の葬儀でも使用されています。
ただし百合は花粉に注意が必要です。
服や仏壇に付着すると落としにくくシミになる恐れがあるため、事前に取り除いておくと良いでしょう。
15,400円（税込）
白と緑の優しい雰囲気のアレンジメントです。
百合がエレガントな印象を与えます。
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供花 アレンジメント #1544 size:140
♦華やかでエレガントなアレンジメント
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20,000円前後で買える枕花
白いカーネーション｜柔らかく上品な雰囲気
カーネーションは柔らかく上品な雰囲気のため、枕花として取り入れやすいお花です。
白いカーネーションは「尊敬」という花言葉を持ち、故人への敬意を表すことができます。
花持ちが良いことも特徴です。
16,500円（税込）
白いカーネーションや百合を使ったアレンジメントです。
紫のトルコ桔梗を差し色として使っています。
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供花 アレンジメント #1543 size:140
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枕花の贈り方とマナー・注意点
枕花を贈る際は、次の項目に注意しましょう。
枕花を贈るタイミングはお通夜の開始前まで
枕花は亡くなったという連絡を受けてから、お通夜の開始前までに贈るのがマナーです。
目安としては、お通夜開始の3時間前までに到着するとより良いでしょう。
あまり早く贈りすぎると失礼にあたる
あまり早すぎると死を待っていたかのように感じられるため、失礼にあたります。
事前に危篤の連絡を受けていたとしても、訃報を受けてから準備を始めましょう。
通販や郵送の場合は遺族に時間や受取場所を確認する
近年では、故人が斎場など自宅以外の場所に安置されている場合もあります。
時間や受取場所の確認をしておくといいでしょう。
また、遺族によっては受け取りを拒否する場合もありますので事前に連絡しておくと安心です。
何度も連絡するのは迷惑となるので、訃報の連絡を受けたタイミングで確認します。
葬儀前にお悔やみで参列する場合は持参してもよい
枕花は、お通夜の前の弔問時に持参することも可能です。
その際は、喪服ではなく平服で行くようにしてください。
男性ならダークカラーのビジネススーツ、女性ならダークな色の露出の少ないワンピースやスーツです。
枕花に添えるメッセージ文例
贈り主の名前を記したメッセージカードを添えて贈るのが一般的です。
複数人で共同で贈る場合は「〇〇一同」と記載します。
家族から贈る場合
家族からのメッセージ例
- お別れはとてもさみしい気持ちです。感謝の気持ちと共に、ご冥福をお祈りしております。
- たくさんの優しさをありがとうございました。安らかな旅立ちでありますように。
親戚から贈る場合
親戚からのメッセージ例
- 共に過ごした思い出は尽きません。安らかにご永眠されますよう、ご冥福をお祈りいたします。
- 突然のことで言葉が見つかりません。どうぞ安らかな旅立ちでありますよう、心よりお祈り申し上げます。
親しい友人から贈る場合
親しい友人からのメッセージ例
- この度はお悔やみ申し上げます。ご家族様の落胆もいかばかりかと存じます。お身体を崩されませんようご自愛くださいませ。
- 突然の悲しい知らせをいただき、ご家族の皆様のお気持ちを思うと言葉がありません。心ばかりですが、〇〇様を偲び、枕花を送らせていただきます。
枕花に関するよくある質問
枕花は3,000円のお花でもいい？
3,000円前後で用意しても問題はありませんが、相場は5,000円〜20,000円になります。
値段が高すぎても安すぎても、ご遺族の負担になる可能性があるため、10,000円前後の枕花が無難でしょう。
枕花を渡すときの言葉は？
渡すときには「心よりお悔やみ申し上げます。」などお悔みの言葉を添えます。
その際は、不吉な言葉や「死」に関する直接的な言葉、不幸が続くことを連想させる言葉は言わないようにしましょう。
枕花が枯れたらどうする？
枕花は、納棺の際に「別れ花」として一緒に火葬される場合がありますが、別れ花には使用せず後飾り祭壇のお花として飾られることもあります。
祭壇のお花が枯れてきたら、祭壇からは下げるようにしてください。
枕花のお返しは何を贈る？
枕花をいただいた場合、いただいた金額の半分ほどの品をお返しとして贈ります。
枕花と一緒に香典をいただいた場合は合計の金額の半分となるよう調整しましょう。
品物は「不祝儀を残さない」「悲しみや不幸を洗い流す」という意味から、お茶やお菓子、洗剤など「消え物」と言われるものをお返しするのが一般的です。
故人への感謝の気持ちを込めて枕花を贈ろう
本記事では、枕花の相場と贈り方のマナーについて解説しました。
相場は5,000円〜20,000円となっており、親族や親しい友人が贈るものです。
枕花の色は白を基調とし、故人を偲ぶ気持ちを表します。
また、遺族と悲しみを分かち合う意味合いも持つため、枕花を選ぶ際は適したお花を選びましょう。
HanaPrimeでは、枕花にふさわしいお花を多数取り揃えていますので、確認してみてください。
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