イブニングスターの花言葉|名前の由来
誕生花
BIRTH
FLOWER
イブニングスターの花言葉|名前の由来は以下の誕生花です。
花言葉
FLOWER
LANGUAGE
イブニングスターの花言葉|名前の由来の花言葉は以下になります。
- すべてよし
- 愛情をちりばめる
- 安らぎ
- 許す
- 忍耐
- 余裕
目次
INDEX
イブニングスターの花言葉は「余裕」「許す」「忍耐」「安らぎ」
イブニングスターの花言葉は、「すべてよし」「余裕」「許す」「愛情をちりばめる」「忍耐」「安らぎ」です。
星型の花がとても魅力的なイブニングスターは、その姿形から「愛情をちりばめる」という花言葉がついたのでしょう。
薄紫色の小花を持つイブニングスターは、日々の暮らしに花を生ける場合に不思議となじんでくれます。
ここでは、さりげない優しさを感じる「イブニングスター」の花言葉をみてみましょう。
イブニングスターの怖い花言葉
控えめで優しげな「イブニングスター」は、「許す」「忍耐」といった、少し怖い花言葉も含まれています。
「許す」・・・それは、相手への怒りや復讐の感情を抑えて、心の中で相手や自身を寛容に受け入れることになるでしょう。
「忍耐」については、困難や苦しみに対して辛抱強く耐えて、自身の感情を冷静にコントロールさせる意味合いです。
こうした感情を見出すにはある程度の時間も必要ですが、イブニングスターは人々に、柔軟でおおらかな心を与えてくれる花なのかもしれません。
仲違いした友人に、花言葉を添えてそっと手渡すのも素敵ですね。
【英語版】イブニングスターの花言葉
日本に自生するイブニングスターには、英語版による花言葉がないのも特徴です。
17世紀にトルコで発祥した「花言葉」は、愛しい人への「恋を伝える手段」として利用されたようです。
日本では、西洋文化を取り入れた明治時代に花言葉が伝授されたとも言われています。
日本が原産国のイブニングスターは、当時の人々が深い慈しみを持って熱い思いを伝えていたのでしょう。
イブニングスターの花言葉の由来
花言葉はその香りや形、色や雰囲気などによって歴史的に意味を持たせるようになったものも多々あります。
もちろん国や文化の違いによっても異なりますが、いつの間にか草花からのメッセージとして生活を彩るようになったのでしょう。
イブニングスターの花言葉の「すべてよし」「平安」「愛情をちりばめる」「安らぎ」も同じことが言えます。
イブニングスターの持つ優しげな花姿から「どんな花にも愛を与えられる」として、花言葉がついたのでしょう。
もっとも、イブニングスターは「アレンジにボリュームを出す」脇役が似合う花です。
「余裕」「許す」「忍耐」といった花言葉も、鮮やかな花をひっそりと照らす「日本古来」のイメージからついたと言われます。
イブニングスターの花言葉は色によって違うの?
イブニングスターには清楚な薄紫色と白色の2種類の花があり、和名を「ムラサキセンブリ」といいます。
白色の花は「白花ムラサキセンブリ」と呼ばれており、めったに見られない非常に珍しい花です。
なお、イブニングスターの「色別による花言葉」の違いはありません。
イブニングスターの花言葉に似ている花は?
イブニングスターの花言葉に似ている主な花は次のとおりです。
【すべてよし】の花言葉に似ている主な花
- サルビア:白
【余裕】の花言葉に似ている主な花
- せんぶり
- プロスタンセラ(ゆとり)
- カランコエ(大らかな心)
【許す】の花言葉に似ている主な花
- ネモフィラ(あなたを許す)
- ハシバミ(仲直り)
【愛情をちりばめる】の花言葉に似ている主な花
【安らぎ】の花言葉に似ている主な花
- ポピー(安らぎ)
- センブリ(安らぎ)
- ベルガモット(安らぎ)
【忍耐】の花言葉に似ている主な花
イブニングスターが店頭にない場合、上記の花を参考にしてアレンジしてみましょう。
なお、あなたの思いも忘れずに添えて花言葉に託してくださいね。
イブニングスターの花言葉と真逆の意味の花
イブニングスターの花言葉と真逆な意味を持つ主な花は次のとおりです。
【すべてよし】の花言葉と真逆の意味の花
【余裕】の花言葉と真逆の意味の花
【許す】の花言葉と真逆の意味の花
【愛情をちりばめる】の花言葉と真逆の意味の花
【安らぎ】の花言葉と真逆の意味の花
このように、イブニングスターと真逆な花言葉も多くあります。
プレゼントとしてアレンジする場合は、事前に花言葉を調べたうえで渡すと安心ですね。
イブニングスターは誕生花の花なの?
イブニングスターの誕生花は「9月20日」「10月8日」「10月31日」です。
「10月31日」、まさにハロウィーンの前夜祭になります。
西洋では10月31日が日本のお盆にあたり、迎え火となるのが「カボチャのランタン」。
子供たちがお化けに仮装して家々を回ってお菓子をもらうのが伝統です。
イブニングスターの名前の由来
直径2〜3㎝の星の形をした小さなお花・・・イブニングスターという名前は「夜空に散る星」が由来です。
もっとも、イブニングスターに似た花で「アケボノ(曙)ソウ」という植物があります。
「夜が明ける曙」に対して「夜に輝く星」のため「イブニングスター」という名前がついたとも言われています。
英名の由来
イブニングスターの英名は「Swertia perennis(スウェルティア ペレニス) 」といいます。
日本語に訳すと「多年草のせんぶり」という、何とも単純明快な名前ですね。
イブニングスターの植物分類はリンドウ科のセンブリ属に入り、日本では次のように9種類の仲間がいます。
【一年草・越年草】
- ムラサキセンブリ
- センブリ
- イヌセンブリ
- シノノメソウ
- ソナレセンブリ
- アケボノソウ
- へツカリンソウ
- チシマセンブリ
【多年草】
- ミヤマアケボノソウ
多年草とは植え付け後から花実ができるまで、およそ2年のサイクルで花を咲かせる植物をいいます。
具体的には、真冬になると地上部は枯れるものの、地下部の越冬によって同じ株から再び萌芽してくれます。
このように、厳寒な冬を越年するセンブリ属は生命力の強い植物なのです。
和名の由来
日本を原産国とするイブニングスターの和名は、「ムラサキセンブリ(紫千振)」または「ハナセンブリ(花千振)」という名前がついています。
国内に自生する「センブリ」は白い花が特徴的で、その味も「千回振り出してもまだ苦い」ことからセンブリ(千振)という和名がついたそうです。
センブリは草全体が薬草となり、乾燥させて煎った粉末をティーにすることで、胃腸の働きが良くなると言われています。
古くから「センブリ茶」として有名なので、ドラッグストアで見かけた人もいるでしょう。
一方、切り花として出回っている「イブニングスター(ムラサキセンブリ)」には、こうした薬効はありません。
正式な学名
イブニングスターの正式学名は「Swertia japonica(スウェルティア ジャポニカ」といいます。
「Swertia 」とは、オランダで活躍する植物学者「E.Swert(スワート)さん」の名前からきたとされています。
なお、学名の「Swertia japonica」を簡潔に訳すと「日本のセンブリ」という意味合いです。
このことからも、イブニングスターは日本に自生する「純日本産植物」といえるでしょう。
他方、イブニングスターの原産地は日本のほか中国や朝鮮半島でも生育しています。
そのため「日本固有」とは言い難い植物と考えられています。
イブニングスターってどんな花?
原産地 | 日本・中国・朝鮮半島 |
科・属 | リンドウ科センブリ属 |
タイプ | 多年草 |
花のサイズ | 2~3㎝程度 |
香り | ほとんどしない |
草丈 | 20㎝~1m前後 |
開花時期 | 9月~12月 |
旬の季節 | 秋 |
花持ち日数 | 7~10日前後 |
出回り時期 | 9月~12月 |
イブニングスターは、5枚の花弁が小さな星の形をした薄紫色の可憐なお花です。
スッと伸びた枝からは、枝分かれした無数の茎が広がり茎先には次々と花を咲かせます。
なお、切り分けた茎はグリーンの代わりにも利用でき、秋本番の優しい雰囲気を醸し出してくれます。
イブニングスターは生育環境によっては開花が困難な準絶滅危惧種に指定されています。
そのため現在では非常に希少な植物となり、盗掘の可能性も高い品種です。
自生するイブニングスターは目で愛でて、大切に見守ってあげましょう。