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鮮やかなイエローの花色が印象的!夏花の定番「ひまわり」を詳しく紹介

夏の花といえば、鮮やかなイエローの花を咲かせる「ひまわり」が定番です。太陽をイメージする丸い花姿が印象的で、英語名は「サンフラワー(Sunflower)」と呼ばれます。夏の庭を彩る花の印象ですが、切り花として、花束やアレンジメントなどにも用いられます。また、古くはアメリカの先住民の食糧として重宝されてきた、食用としても流通する植物です。そこで、ひまわりの基本情報のほか、花言葉や豆知識などについて、詳しく紹介します。

「ひまわり」の基本情報

ひまわりの特徴と花名について

ひまわりは、キク科ヒマワリ属に分類される一年草の植物です。

夏の花にふさわしく、太陽をイメージする明るい花姿で、鮮やかなイエローが印象的です。

漢字では「向日葵」や「日回り」などと表記されます。

また、「日輪草(にちりんそう)」、「日回り草(ひまわりそう)」、「日車草(ひぐるまそう)/日車(ひぐるま)」などの別名もあります。

英語では「サンフラワー(Sunflower)」、フランス語では「ソレイユ(Soleil)」呼ばれ、いずれも太陽の名を冠するのが特徴です。

なお、ひまわりの学名である「ヘリアンサス(Helianthus)」にも、「太陽の花」の意味があります。

夏を象徴する花であり、和歌や俳句の季語としても用いられるひまわりですが、原産地は北アメリカとされています。

ひまわりの歴史は古く、紀元前からアメリカ先住民のインディアンの重要な食用作物として栽培されてきました。

現在、煎ったひまわりの種を食べる、種から油をしぼってひまわり油(サンフラワーオイル)をつくるなどの食文化が、日本を含む世界各国で定着しています。

ひまわりは16世紀に入ってからヨーロッパに伝わり、日本には17世紀に伝来したとされています。

ひまわりの花色には、ブラウン、パープル、ホワイトなどのバリエーションがある

ひまわりといえば黄色い花のイメージが強いですが、ほかにも次のようなカラーバリエーションがあります。

・ブラウン
・レッド
・オレンジ
・パープル
・ホワイト
・クリーム色 など

花束やアレンジメントにひまわりを加えるときに、イメージやデザインによって、イエロー以外のカラーを使うのもおすすめです。

ひまわりの育て方や管理のポイント

一年草のひまわりは、種からよく育ちます。

こぼれ落ちた種を放置しておいても、翌年芽を出し、成長して花を咲かせるほど丈夫な植物で、初心者の方でも簡単に育てられます

ひまわりは、日あたりと水はけの良い場所が生育に適しています。水やりは表面が乾いたら、たっぷり与えましょう。

なお、ひまわりは地中に根をしっかり張るので、地植えの場合は、成長したら、やや乾燥気味でも問題ありません。

ひまわりはやせた土地でも育つほど生命力が強いのですが、きれいな花を咲かせたい場合は、植え付け時に土に元肥を混ぜ込み、必要に応じて追肥しましょう。

【ひまわりの基本的な栽培方法】
・種まき…3月~6月
・植え付け…4月~6月
・植え替え…4月~6月
・開花期…7月~9月
・肥料やり…4月~8月

「ひまわり」の花言葉

ひまわりは、次のような花言葉があります。

・憧れ
・崇拝
・敬慕
・愛慕
・情熱
・光輝
・あなただけを見つめる
・あなたはすばらしい

また、色別の花言葉は以下の通りです。

・レッド…あなたは美しい、あなたはすばらしい、冷静な判断
・パープル…悲哀
・ホワイト…ほどよき恋愛

さらに、花の大きさや本数によって、次のような花言葉もあります。

・大輪…憧れ、偽りの愛、ニセの金持ち
・小輪…高貴、願望、愛慕、元気な子ども

・1本…一目惚れ
・3本…愛の告白
・7本…ひそかな愛
・11本…最愛
・99本…永遠の愛、ずっと一緒にいよう
・108本…結婚しよう
・999本…何度生まれ変わってもあなたを愛す

ひまわりの花束をプレゼントするときは、花言葉を意識して、本数を決めるのもおすすめです。

「ひまわり」の品種や種類

ひまわりは、大きいもので3mを超えるほど成長するタイプもあります。

草丈が高くなるイメージが強いひまわりですが、10cmほどにしか成長しない、ミニサイズの品種もあります。

現在、市場に流通しているひまわりの主な品種は以下の通りです。

・画家シリーズ…モネ、ゴッホ、ゴーギャン など
・ビンセントシリーズ…ビンセントクリアレモン、ビンセントネーブル など
・サンリッチシリーズ…サンリッチオレンジ、サンリッチレモン など
・プロカットシリーズ…プロカットレッド、プロカットプラム など

上記に加えて、八重咲きタイプ(東北八重、レモンオーラ、テディーベアなど)や、小輪の姫ひまわり、ブラウン系のプラドレッドなどもあります。

「ひまわり」の豆知識

太陽を追うように向きを変えるのはつぼみの時期

ひまわりの、「向日葵」や「日回り」などの和名は、動く太陽を追うように花の向きも変わると考えられていたことに由来します。

しかし、実際に、咲いている花が太陽を追って、向きを変えることはありません。

ひまわりが太陽を追って向きを変えるのは、実はつぼみの時期までです。

つぼみが大きくなるまでの成長期のひまわりは、朝に東を向き、夕方に西を向く姿が見られます

ただし、太陽がうまくあたらない場合、このような動きをしないケースもあります。

まとめ

太陽をイメージする花姿をしたひまわりは、まさに夏の象徴です。庭植えにすると、花のピーク時は、明るくにぎやかな雰囲気に包まれます。ひまわりは一般的に夏の花で知られますが、切り花は1年を通して入手が可能です。定番のイエローに加えて、レッド、ブラウン、パープルなどのカラーバリエーションもあるので、花束やアレンジメントの色合いやデザインに合わせて花色を工夫するのもおすすめです。ひまわりを使った、元気で明るいフラワーギフトをお求めの際は、花と植物のギフト通販サイト「HanaPrime(ハナプライム)」をご利用ください。

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