バイカウツギの花言葉｜名前の由来

バイカウツギの花言葉は「気品」「品格」「回想」

初夏の訪れとともに純白の花を咲かせるバイカウツギには「気品」「品格」「回想」といった花言葉があります。

バイカウツギは梅の花を思わせる白い清楚な花を付ける低木で、柑橘系の優しい花の香りが特徴です。

開花から半月ほどと見頃が長く続くため庭木として人気があります。

バイカウツギの花言葉は色によって違うの？

バイカウツギは基本的に花色が白のみなので、色による花言葉の違いはありません。

品種改良された種の中には、ピンク色をしたものもあります。

バイカウツギの怖い花言葉

バイカウツギに怖い花言葉はありません。

どの花言葉もポジティブで美しいものです。

バイカウツギの花言葉の由来

バイカウツギが持つ花言葉それぞれの由来を紹介します。

「気品」の由来

「気品」という花言葉は、バイカウツギの花の高貴で清楚なイメージが由来です。

この花言葉は上品で優雅なバイカウツギの雰囲気を表現しています。

花言葉、花姿ともに美しいため、バイカウツギは贈り物に相応しい花と言えるでしょう。

「品格」の由来

「品格」という花言葉の由来も「気品」同様、バイカウツギの花姿から付けられました。

品格とは人やものに感じられる上品さや気高さを表す言葉です。

純白のバイカウツギの花に漂うたおやかさは、まさに品格を備えた姿と言えます。

「回想」の由来

「回想」の花言葉はバイカウツギの香りに由来します。

バイカウツギの芳香には、過去の記憶や思い出を呼び起こす力があると言われていることから「回想」という花言葉が付けられました。

バイカウツギの花言葉に似ている花は？

バイカウツギと似た花言葉を持つ花を紹介します。

「気品」に似ている花

• 「気品」カーネーション（ピンク）、ミニバラ（紫）、ウメ
• 「清らか」オーニソガラム、スノーフレーク
• 「上品」スプレーカーネーション（ピンク）、ドウダンツツジ

「品格」に似ている花

• 「気高さ」ハクモクレン、スイセン、チューリップ（紫）
• 「気高い人」キンモクセイ
• 「高潔」ウメ、ノースポール

「回想」に似ている花

• 「郷愁」ユスラウメ
• 「楽しき思い出」ツルニチソウ

バイカウツギの花言葉と真逆の意味の花

バイカウツギとは真逆の意味の花言葉を紹介します。

「気品」と真逆の意味の花

• 「強い虚栄心」アマリリス
• 「下品な心」マリーゴールド

「品格」と真逆の意味の花

• 「卑劣」ハナニラ
• 「でしゃばり」キンギョソウ

「回想」と真逆の意味の花

• 「未来への憧れ」アルストロメリア
• 「先見の明」イチゴ
• 「将来の見通し」セイヨウヒイラギ

【英語版】バイカウツギの花言葉

バイカウツギには英語で「欺瞞」を意味するDeceitという花言葉があります。

オレンジの香りと似た香りを持つバイカウツギを、人々がオレンジと間違えてしまったというエピソードが由来です。

バイカウツギは誕生花の花なの？

バイカウツギは4月28日、5月18日の誕生花です。

バイカウツギの名前の由来

バイカウツギの名前の由来を英名、和名、正式な学名に分けて紹介します。

英名の由来

バイカウツギの英名は「mock orange（モックオレンジ）」です。

mockには偽者・模擬といった意味があります。

バイカウツギは柑橘系を感じさせる甘く爽やかな香りですが、その香りがオレンジに似ていることから「mock orange＝偽者のオレンジ」という名前が付けられました。

和名の由来

バイカウツギは和名で、漢字で書くと「梅花空木（ばいかうつぎ）」となります。

梅花は梅の花、そして空木は木の中が空洞になっている落葉低木の名前です。

梅の花に似た美しい花を咲かせ、茎が空木のごとく空洞であることから「梅花空木」と名付けられました。

別名「薩摩空木（サツマウツギ）」「麩空木（フスマウツギ）」とも呼ばれます。

正式な学名

バイカウツギの正式な名称は「Philadelphus satsumi（フィラデルファス　サツミ）」です。

philadelphusはギリシャ語で人類愛を表しています。

愛される・愛しているという意味の「philos」と、兄弟という意味の「sdelphos」から成る言葉です。

satsumiは薩摩産のという意味を持ちます。

薩摩とは現在の鹿児島県を指しますが、バイカウツギは鹿児島県での分布は確認されていません。

バイカウツギってどんな花？

原産国	日本（本州～四国、九州）
科・属	アジサイ科（ユキノシタ科の場合もあり）・バイカウツギ属
タイプ	落葉低木
花のサイズ	3～4㎝
香り	柑橘系の芳香
草丈	約200㎝
開花時期	5～7月
旬の季節	初夏
花持ち日数	5～7日程度（切り枝の場合）
出回り時期	5～6月

バイカウツギは日当たりの良い低山帯に自生する落葉低木です。

強健で樹形も整いやすく一般家庭でも比較的育てやすいとされています。

純白の美しい花を咲かせ、見頃が長いのが特徴です。

元来バイカウツギは日本の固有種ですが、ヨーロッパで園芸用に品種改良されたものも現在では広く普及しています。

品種改良された種はセイヨウバイカウツギと総称され、八重咲のバージナルや花の中心がほのかにピンク色をしたベル・エトワールなどが人気です。

バイカウツギの風水

風水的効果	浄化作用、良好な対人関係を築く、感性を高める
相性の良い方角	北、北東、南
おすすめの飾る場所	玄関、リビング、寝室

バイカウツギの純白の花色には空間の浄化作用があります。

また、白い花には本来の自分に還り過去を清算してくれるパワーもあるので、対人関係を良好にしたい時にも効果的です。

風水で陰の気を持つとされている北や北東に飾ると悪い気が入ってくるのを防いでくれます。

南に飾れば直感力が養われ、感性を高めてくれるでしょう。

バイカウツギを照明で明るく照らして飾ると、より効果が高まります。

バイカウツギの飾り方

バイカウツギは枝ぶりが立派なものを大きめの花器に挿したり、切り分けられた細い枝を何本も束ねて活けたりするなど、さまざまな飾り方を楽しむことができます。

バイカウツギ単体で活ければ、葉の新緑と花の純白とのコントラストが美しいインテリアになるでしょう。

他の花との相性も良いため、レースフラワーやカラー、バラなどと組み合わせれば爽やかなアレンジメントが完成します。

花瓶で飾る際は、水上がりを良くするために余計な葉や新芽は取り除いてあげるとしおれにくくなります。

太い枝の場合はハサミで割りを入れ、細い枝は切り口を斜めにカットすると良いでしょう。